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夏はやっぱり自転車が気持ちいい。


おはようございます。続きです。そろそろ終わりです。

さて、お腹もいっぱいになったところで、その足でホテルへ向かったときのお話から。

まだ日が高い時間で、ちょうど私が歩く道に影がない状態だったんです。「暑い、暑い……!」と思いつつ、ひたすら我慢して歩くこと10分ほど。

今回のホテルは以前にも泊まったことがあって、ちょっと郊外なんですけど、運河が近くてすごく静かな場所なんです。お値段的にもまあ高すぎず安すぎずだったのでそこにしました。平屋というか高層階がないので、空が近く感じられるところがまたいいんです。


予想外の親切と、快適な「相棒」

予定通りの時間にフロントへ行くと、最近増えているオンラインチェックインの端末がありました。自分でやろうとしたらまだ部屋の用意ができてないって、でももうチェックイン時間過ぎてんのに。手惑ってたら、スタッフの方がいてくれて、親切に手続きをしてくださいました。やっぱりオンラインだけじゃなくて人がいてくれるところは助かるわ。前回は一切無人でどーすりゃいいのさって思ったから、この点改善したのかしら?。「お飲み物いかがですか」って聞かれたから炭酸水いただきました。コーヒーと水が飲み放題な機械があったのも◯。

部屋に入ると、前回困ったタッチパネルの作動性も今回はバッチリ。私は寒すぎるのが苦手なので、自分で切ったり設定できて一安心です。汗をかいてドロドロだったのでまずはお風呂。大好きなバスタブ付きも得点高いです。バスタブ付きってなかなかないもんね。

そして今回、試しに頼んでみたのがホテルのレンタル自転車です。基本歩くのがいろいろキョロキョロ出来るので好きなんだけど、こう暑いと早く楽に移動したくて。

ロビーに降りていくと、さっきの人がまだいたので、自転車借りたいって言ったら奥から鍵持ってきてくれました。「ここにサインして下さい。以前使った事ありますか?」って聞かれたから、借りたことないって言ったら、親切にわざわざホテルの裏手にある駐輪場まで案内してくれて。この人本当に親切で、実演付きで鍵やチェーンの説明をしてくれました。やっぱり盗まれたり、鍵なくしたりすると、お金と手間がかかるから丁寧だったのかしらね。ありがとう。

どうしようかな、部屋でゴロゴロしてもいいしって思ったけど、とりあえず自転車にまたがって出発。

乗ってみると、やっぱり歩いていたときとは全然違います。強い日差しも自転車で風を切るとすごく心地いいんです。無問題。みんな自転車で移動してる訳ね。

自転車大国オランダだけあって、専用レーンもバッチリ整備されています。とりあえず向かったのは、私の大好きな「フォンデルパーク(Vondelpark)」。日本でいう代々木公園のような町中の大きな公園です。

試しに一周してみたのですが、歩くと端から端まで40分以上かかる広い公園も、自転車ならあっという間。ここは現地の方の通勤・通学のメインストリートにもなっていて、最近流行りのタイヤの太い「E-bike(電動自転車だけど、ほぼバイクよ)」なんかが制限速度なくビュンビュン飛び交っていて、歩いているときはちょっと怖かったのですが、自分も自転車に乗っちゃえばこっちのもの。すごく気持ちいいのね。道が枝分かれしてるとこをうまく前後の自転車の流れをみながら乗りこなしていると、遊園地のゴーカート乗ってるみたいで本当に楽しいわ。季節柄、公園で半裸でマラソンしてたり蹴鞠してる若い子達がすごく多いし、それをみながらのサイクリング最高よ。意味なく4週したわ。「あぁ、暴走族の気持ちが分かるかも……!」なんてね。


街に溢れるレインボーと、馴染みのゲイショップへ

アムステルダムといえば、LGBTQ関係。せっかくなので、お気に入りのゲイショップへ立ち寄ってみることにしました。

https://bronx.nl/

お店に入って「ハローハワユー」と挨拶すると、いつもの主がいました。アムステルダムの人って、一見ぶっきらぼうというか、都会的で愛想がないように見えることも多いんです。でも、こちらから「これ探してるんだけど」と話しかけると、ツンツンしながらも結構的確に案内してくれるんですよね。こちらのお姉さんも、見た目は普通のアフリカ系細身の同世代ゲイなんですけど、エアーウィッグが透けて見えるぐらいのディーヴァな物腰で、怖い反面見入っちゃうのよね。

今回は、愛用している潤滑ジェルが切れそうだったので在庫を聞いてみました。困った時にはフィスト野郎に聞け。潤滑油もしかり、行き着くとこまで行ってらっしゃるフィスト専の方おすすめの品ならだいたい間違いないんです。

という事で、以前お友達から勧められて、愛用させていただいてる、私のおすすめは、エロス フィスティング ジェル ウルトラX 500ml。

ほら、おねいさんにもよく口を酸っぱくして言われてるんだけど、潤滑油と暖房はリラックスするためには、ケチっちゃダメらしいのね。500mlだったら安心の大容量サイズ。ハンドクリームの3倍ぐらいの大きさで容器の安定性もいいから、不安定なベットの上でもさっと片手ですくえるし、シリコンとウォーターベースのハイブリッドタイプだから乾きにくく、お肌の上での伸びもいいのよ。いろんな配合のやつが出てるから、是非一度お試しになって、自分用の一本を見つけて下さいね ! あなたの納得が必ず見つかるはず!

「あれ、売り切れちゃったかしら? ちょっと地下の在庫を見てくるから」と主のお姉さん。店内に私一人だけ残して地下へ行っちゃうなんて、防犯カメラがあるとはいえ、大丈夫なのかしら? いつも買うもの同じだし、私のこと、覚えてるのか?怪しい動きはせずに待ってるわよ。

すぐに「最後の1個があったわよ!しかもセールで20%オフ!」と持ってきてくれて、さすができるヲンナ。カードで即お買い上げです。

「製造中止になっちゃったの?」
不安で聞いた私にお姉さんは、
「いやいや。注文してあるから大丈夫よ。在庫がなかっただけ。」
ほっ。

「ちょっと店内流していい ?」と私はリサーチも兼ねて商品チェック。
入り口の近くに置いてあったフリーペーパーのポケットサイズのガイドブックが気になったので手に取ってみると、2026年のアムステルダムは「ワールドプライド(WorldPride)」の開催年ということで、ものすごい盛り上がりを見せる予定のようです。メインの運河のパレードは8月1日。もうすぐね。アムステルダムのプライドって毎年若干遅めなのね。大御所がおおとりで出てくる感じ?


インフォメーションフライアー。必要な情報がとっても可愛くコンパクトに

そういえば、街の商店街を通っていても、至る所に最新のデザインのレインボーフラッグ(様々な色やシンボルが組み合わさったもの。ほらLGBTQIA+っていうんでしょ?性的マイノリティがどんどん細分化、網羅されてきてて)が掲げられていました。商店街とか美術館の入り口とかにもかかっていて、さすが国を挙げてプッシュしているなという印象です。オランダの政権が少し右寄りになったというニュースを聞いていたので少し気になっていましたが、この多様性の土台はまだまだ大丈夫っぽいわね。


この旗そこら中で見たわ。2021年に作られた最新のデザインなんだって。私はババアだから何が何だか

美術館広場で目にした、世界の「厳しい現実」

その後、ミュージアム広場(ミュージアムプレイン)へひとっ走り。ここは芝生が綺麗で、地下にスーパーもある便利な場所です。

そこで、今が旬で安かったサクランボを2袋、それからドイツにはなくてオランダにはなぜか売っているお気に入りのフッ素なし歯磨き粉、例の免疫力を高めるためのドリンクヨーグルトなどを買い込みました。こちらのヨーグルトは色々種類があって私が好きなのは脂肪分が少なくてサラッとしている、ゴクゴク飲めるやつ。一応自然食品で美味しいんです。濃いのもいいんだけど、あまりにも濃いと、スプーンとか必要になってくるので。

買い物を終えて広場に出ると、綺麗な旗がたくさん並んでいるのが見えました。「そういえばゴッホ美術館の上から見たときも気になってたわ。何だろう?」と思って近づいていくと。広場を一直線に横切る歩道の両側をあたかも祝うような国旗の行列。先頭の説明を読むとハッとさせられました。

そこにあったのは、「LGBTQIA+であることで、罪に問われたり罰せられたりする国々」の国旗だったんです。


その国から法律が改正されたらレインボーフラッグに変えていくんだって。うーん今のご時世、残念だけど無理っぽい

それぞれの国旗の下には、国名とともに「死刑」「禁錮刑」など、その国で同性愛がどのような罪になるのかが克明に説明されていました。63カ国で同性愛は処罰の対象になり、12カ国では死刑に処されるそうです。

「まだこれだけの国で、こんなに厳しい現実があるんだ……」と、改めて深く考えさせられる展示でした。道理ですべての国旗に喪章の黒いキレがついてるわけだわ。アフリカ系のおばさまたちが、代わる代わる入り口で記念写真を撮っていたのも、深く印象に残っています。うーん、関係者?



8月8日のメインイベントでは、アムステルダム名物の運河を船で行く大規模な「キャナル・パレード」のほか、いくつかのデモやパレードが予定されているそうです。

私は仕事の関係もありますし、この時期は世界中から人が集まってホテルも高騰するので、多分来れないと思うわ。あまりにもキラキラゲイが多すぎる日は、私は影に入ってしまって存在が薄くなっちゃうのよ。当日は薄〜くなって草葉の陰からニュースを見ることになりそうです。

でも、準備段階のいまの時点で、国を挙げてこのお祭りと真剣なメッセージを発信している姿を見て、「やっぱりオランダね」と結構強く感動を覚えました。

結果的に私にとってアムスってそういう意味で日常に溶け込んだクィアネスを感じる場所なのかしら。単に気分転換にチョロっと寄っただけなんですけど。

ちなみに男関係は一切ダメだったわ。おねいさんに即指摘された通り、私のアプリ情報全然更新してなくて、ガラケーで映ってるボケボケ写真にイイねなんて一切来ないわ。さすがに詐欺画像だからアップデートしないと。それでも一人来たけどごめんなさいだったわ。(何様)

まあコロナ以降ヤるなら10キロ圏内って決めてるので、負け惜しみに聞こえちゃいますが、今回も健全に(無事に)帰ることになりました。チクショー!

ご高覧ありがとうございました。


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