#4インドネシア🇮🇩ナショナルカー『トヨタ・キジャン』のお話〜本当のベストセラーは実はこちら<その1>〜
2回前の投稿でインドネシアのベストセラーカーは『トヨタ・アバンザ』と書いたのだが、実は本命は同じトヨタのキジャン。2022年にフルモデルチェンジされたのだが色々な理由があって先代モデルも並行してトヨタの現地工場で継続生産 、国内販売されている。
しがたって、旧モデルFRの『キジャン・イノーバ』とFFとなった新モデルの『キジャン・イノーバ・ゼニックス』を『キジャン』としてカウントすれば、2024年の販売台数で前述の『アバンザ』を超えNo1となる。
中級ミニバン(MPV)の市場で快走中の『キジャン・イノーバ・ゼニックス』
現行のキジャン(『キジャン・イノーバ・ゼニックス』)は、ダイナミックなグリル、SUVとも思わせるスタイリッシかつステイタス感ある都会的デザインで、3列シートの7/8人乗り。2000ccのガソリン車で燃費のいいハイブリッド車も選べる。まさに大家族主義のインドネシアのユーザーにフィットするモデル。現地生産量販モデルとして400万円ゾーンの中級ミニバン市場では敵無しの状態。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82
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2022年の新モデルでゼニックスというサブネームが付いた
旧型キジャンも根強い人気
加えて並行して現地生産されている旧タイプのキジャン(『キジャン・イノーバ』)は、同様の3列シートミニバンなのだが、タイ生産のピックアップトラックと同様のフレーム付きのFR車。ディーゼル車もあってタフなイメージが強い。道路環境の悪い地方、走行距離の長いビジネスユーザーなどには根強いファンも存在している。
2024年の販売台数は現行モデルのキジャン(37,296台)と残置モデルの旧キジャン(26,380台)を足して63,676台、キジャンでまとめればトヨタ・ダイハツ共同開発の国産車アバンザ(55,838台)の販売台数を上回ることになる。
新旧モデルは駆動方式、プラットフォーム、エンジンなど全く違う設計。大雑把に言うと、旧モデルはタイのピックアップトラックの『ハイラックス』の親戚で新モデルのプラットフォームは『ボクシー」に近い。インドネシア以外ではキジャンの名前を使っていないのだが、日本だって『カローラ』とか『クラウン』は無理やりネーミングを残していると思われ、インドネシア人に愛着のあるキジャンという名前の車が『インドネシアでNo.1』と言っちゃっていいんじゃない。
それくらいの愛は『まち一番…』『愛車』とか言っているトヨタにあってもいいんじゃないの?

インドネシア人はなぜ『キジャン』が好きか?
キジャンというクルマは『アジアカー』としてトヨタが1970年代に開発したモデルで1976にはフィリピン(現地名タマラオ)、1977年にインドネシアで初代モデルが現地生産され発売されている。
そのキジャンは現行モデルで七代目となるのだが、モデルチェンジで大きく構造が変わる際には『キジャン』の名前が消されそうになったことがある中インドネシア側の要望で生き残っている。
(過去の名前を消して新鮮イメージを出して自分の手柄としたい政治屋、安易に世界統一ネーミングにしたい企画屋さん等どこの自動車メーカーさんにもいますよね)
『キジャン』はトヨタのアジア史に残るモデルで『キジャンのことはオレに聞け』というジイ様が沢山いたのだがすでに大部分は鬼籍に入られてしまった。そろそろ著者が書いてもいいのではなかろうか?
ということで次のこのコーナー<その2>では『インドネシア人はなぜキジャンが好きか』というテーマで投稿予定。
