60. 気象衛星から見た、36,000km上空の世界 ~JIBANNOTE~
上空36,000kmから地球を見守る「ひまわり」
上空 36,000km。
――そこは、地球から見ると「まるで止まっているかのように見える場所」。
その特別な“仕事場”から、日本が誇る気象衛星「ひまわり」は、今日も静かに、休むことなく地球を見守っています。
なぜ“止まって見える”のか? 静止気象衛星のしくみ
静止気象衛星とは、地球の自転と同じ方向(北極から見ると反時計回り)・同じ速度で回り続ける衛星のこと。
その軌道は、赤道上空約 36,000km という途方もなく高い場所にあります。
この軌道を飛ぶことで、衛星は常に同じ場所の上空にとどまっているように見えるのです。
まるで、空に浮かぶ見守りカメラのように。

天気予報を支える“ひまわり”の役割
日本の静止気象衛星といえば、愛称「ひまわり」で親しまれています。
天気予報でよく目にする雲の動きの映像や、衛星画像の多くは、この「ひまわり」から届けられているものです。
「東経140度・赤道上空36,000km」に位置し、日本周辺の空をリアルタイムで観測し続けています。

ひまわりの“得意・不得意” —— 画像が鮮明な場所、そうでない場所
とはいえ、ひまわりにも“得意・不得意”があります。
というのも、この高さからは赤道付近が真下に見えるため、非常に高精度な観測が可能ですが、北極・南極のような高緯度の地域は、どうしても斜めから観測することになるため、画像の精度がやや下がってしまいます。
つまり、
◆赤道付近: 画像がシャープで鮮明
◆高緯度地域: 画像がややぼやける
このような特徴があるのです。

未来の天気を読み解く“宇宙の目”
気象予測は、防災・減災にも直結する重要なデータです。
静止気象衛星「ひまわり」は、今日も宇宙から地球の表情をとらえ、私たちがより良い判断をするための“ヒント”を送り続けています。
宇宙に浮かぶ「ひまわり」は、
まさに「未来の天気を読み解くチカラ」の象徴なのです。
【Better World Words】
「期待しないってことは 夢を捨てたってことじゃなくて
それでもまだ何か待ってること」
けやき坂46『期待していない自分』より
音楽プロデューサー・作詞家・放送作家 秋元康

今日の「地盤の音」はどんな音色を奏でていますか?
