中抜きトンネルを塞がないと!と思うイベント屋さん的省庁感
私は福祉の仕事以外にイベントやエンタメ系の仕事、クリエイティブや広告宣伝の仕事をしてますので、そう言って業務の中で見て感じた事などを今日は書いていきたいと思います。
ここ20年あまりで、様々な庁が乱立したと思いますが、そのどれもが国の予算や税金を増やす事になってると思う人も多いと思います。
同時にそれら新設されたモノが役に立っていないという思いを強く感じてる人も多いと思う状況になってる、と言うのはイベントや宣伝・広告の面から見ても強く感じる状況なのですね。
特に今は下のリンクの様に、こども家庭庁の予算の使い方や事業内容があまりにも現実離れ浮世離れしてると言う状態を感じる人達が多いのも事実、と言うのはあります。
これらの中で主体的にと言うか主導権を持って広告代理店が入って、イベントやセミナーや宣伝・周知事業などをやる様になってから、予算の中抜きが多くなった、芸能人を矢鱈と使いたがる様になってから中抜きや広告代理店の持って行く分が増えたなどの声が出てきてたりもしました。
変化の起点はバブル崩壊
バブルは大体1992年頃に崩壊という事が言われていますが一気に弾けたわけではなく、1985年ごろから徐々にという話もあります。
テレビなど娯楽産業が享楽的かつ刹那的な快楽や悦楽を良しとして先を見る事をする人や真面目に今を見る人をダサいくらい気持ち悪いという印象付をした時代と言い換えても良いでしょう。
この時期の邦画ヒット作を思い浮かべると「彼女が水着に着替えたら」とか「私をスキーに連れてって」などの所謂ホイチョイムービーってのが思い浮かぶと思います。
アイドルや若手俳優を使い時代のトレンドに乗せたオシャレなカジュアルラブストーリーなんて言う言われ方やジャンルとしてテレビや雑誌などで毎回作られるたびにヒットしたので三部作だけれどいっぱいあるかの様に思われてましたし、実際似た系列のラブストーリー映画も濫造された上にホイチョイ系なんて言う書き方もされたりしてます。
時代はバブル期なので浮かれて地に足がつかない若者文化の象徴でありまさに泡と弾ける時代の象徴だった様に言う評論家もいたりはしました。
この時にテレビとタイアップや人気アイドルの多用、特にテーマを作らないで日常をファンタジーで包んだ様な作品作りというのが出来上がったとも言えて思いや悩みや成長とは無縁の世界を描くのが流行ったとも言えますね。
トレンディドラマもその一つで主演して人気だった石田純一だって「嘘くさいよね」と対談番組で言っちゃうくらいファンタジーでした。
当時はアニメの方がドラマを描いてると言う大物さんも居たそうで、日本のアニメがテレビ漫画からアニメへと劇的進化をしちゃったのもこの軽佻浮薄なポップカルチャーのアンチテーゼ、カウンターカルチャーとして認識されたからとも言える時代です。
その軽佻浮薄文化がバブル崩壊と一緒に通用しないものとなると、ドラマでも日テレが強くなったりTBSがヒットを出したりとしますけれど、脚本もバラエティに富んできたりです。
野島伸司がマニア以外にも名前を覚えられて脚本家で見るドラマを決めるなんてする非マニア層が出てきてオタクからOTAKU、でオタクへとなってちょっと詳しいファンの象徴的な言葉になって行く時代とも言えるわけです。
そんな時代に、バブル期のタイアップで肥大化(過剰な成長とも)していったのが広告代理店で80年代は芸能人との合コンをセッティングさせられた若手広告マンなんて言うネタがゴシップ雑誌に出始めてたりしました。
しかしバブル崩壊で、タイアップとかキャンギャルイベントやタレント活用や芸能人を使ったあれこれと言うのが減ると、次の活路と言うか飯の種とウハウハ天国維持を目指して行政に食指を伸ばすという事になるわけなんですね。
元々行政専門の代理店はいる
行政専門の広告代理店は、技術発表会や研究報告会、大規模なセミナーや学会などの他、地域への説明会や広報的イベントなどをやってるのが多く、今悪く言われる博報堂なんかは、行政八割民間二割なんて言っている人もいました。
最も大きいイベントを行うには業者=代理店の体力も大事でそれなりの規模が求められますしバブル期の大規模展示場を使った技術系イベントなんて言うのはどう言う所位じゃあないとやっていけないなんて言う面も。
加えて照明や音響なども、芸能イベントやコンサートと違うので、知識や技術が大事なのですね。
そうなると専門に行政の業務を請け負う代理店もあった訳で、中規模程度でも実力派という代理店も多かったりしました。
80年代終わりから90年代初期は電通はそれほど、行政関係には強くないとは言われてはいたものの、芸能界への伝手や各種業者との関係も多く、徐々に行政関係の仕事も増やしていったと言う話も無いわけじゃあないのも当時の現場の中にはありました。
バブル崩壊とは言え日本が結構それほどでもなかったのは内需主導だったからと言う面と貯金する民族性などがあった訳で過剰に国際化だの国際標準だのが90年代中盤に向かいはじめるとそれらが氾濫する様になると一気に減速してそれこそ国際化の波と一緒に一気に景気の底冷えが進むって言う感じではありましたが。
その中で徐々に行政のイベントや催しなどに強い中規模代理店が淘汰されていきますし2000年代に入るとマスコミが業者との癒着を数多く報道するなどがあって資本体力が弱い中規模代理店はさらに消えて行ったなんて言うのはあります。
この頃に至ると、芸能人を使った広報やイベント、イメージキャラクターにアイドルと言うエンターテイメントとの接点も増えて来ていた為、弱いところが悪さをしているみたいにマスコミが広めた事や族議員=巨悪も定着して省庁業務を判ってる政治家が一気に減ったと言う面も。
そこから、行政事業に頓珍漢な門外漢が省庁トップになって、日本の衰退がさらに加速と言う事を言われる場合も増えた訳ですね。
例えば護衛艦が漁船と衝突した事故のときマスコミの声にビビってか当時の防衛の長、石破茂は謝罪に行って事故の正しい報道が為されなかった調査に支障を来たしたなんて言う話もあったりはする訳で、門外漢で日和見的な行動で時間稼ぎ系の人が増えると、事業を知らせるイベントもマスコミに不評だからと消えてしまう訳です。
科技庁の主催イベントなんて日本中の技術者や大小企業が自分達の研究成果に発表や研究報告や開発報告をする為に重要な場所だったりしました。
ただアイドルやタレントなど芸能人は関係させませんでしたし、キャンギャル系列もいませんでした。
コンパニオンはいますが、女性コンパニオンが話す、説明する事で老若男女問わず気負わず聞けるなんて言うのがあったりはしました。
なおスーツっぽい衣装なのでこれならフェミもニッコリ(絶対ないw)
中規模代理店が消えて行ったことで…
芸能人タイアップや大掛かりなCFを作ることなどで、かかる予算が上がるなどの他に市場や世論の調査を任せる様になっていくと予算がそっちに割り振られるので調査や分析をやってる部門が一気に減っていくという弊害もあったりしました。
その為に省庁の代理店依存が強まっていったと言う人もいますし、代理店が業務名目で大金を取るなどの状態が続くと言う批判もない訳では無かったのですけれど、そう言うことを書いた雑誌は廃刊になるなんて言う話も実しやかに広まって書くところは代理店関係ない小さい出版社なんて事になっただのの話も聞きはしました。
また、電通や博報堂、東急など大手を悪役とする世論を雑誌などが描くこともありましたし、ネットでは電通は絶対悪になります。
ただ電通だって企業ですし、一枚岩ではなく普通に適正価格で業務を行う部署も部門もあります。
芸能界が関わるところだって、部署よりけりと言う事もあったりはしますが、金が以上に飛んでいくのが問題だとは言えます。
これは各種デザインやテキスト、コピーなどにも問題があって、大御所の問題などが増えていくことになったなんて言うのも。
大御所といってもピンからキリで、現役としてまだ健在と言う人もいれば過去の栄光で威張る人もいる状況です。
マスコミでの発言も影響ありますからそういった謂わば過去の人な老害大御所を黙らせる為に、アドバイザーや監修、総合ディレクターに名前だけ置いて大金が行く様にしたりなどもありますし、90年代には若い子の感性とか女性ならではの感覚とか言って新人に安くやらせて老害に未完成ながら力があるとか言わせるなりして、マスコミで広めると言う様な手法が広まりますし、若い子が老害の毒牙にかかるなんてのもドラマや漫画や小説などでモチーフになったりする事にも。
ただ省庁もそれに巻き込まれるし大御所は黙っててほしいなどの利害の一致も省庁関係の予算が現場に行く時には雀の涙なんて事になっていく、と言う面もあります。
特に中規模の事業や催事を行う場合にも大手が動かざるを得ないと言う状況になると状況はますます悪化しますね。
それは近所のコンビニに行くのに大型トラックか大排気量V8スポーツカー使って行くようなもの、と考えたら、身震いするほどの燃費の悪さとなりますからね。
下手すりゃあ暖気してからスタートで暖気中にガソリンを消費しちゃうと言う状況ですから。
ちょっとだけ族議員の話
族議員というと官僚と癒着して賄賂がどうのとしかイメージが湧かないようにしちゃったのもマスコミの問題といえますが、財務官僚出身の議員なんかは族議員ですよね。
叩かれないのはなんでなんだい?ってなるとまだ面倒だし色々あるからとなります。
ただ族議員がみんながみんな悪ではなく、省庁出身やそのジャンルから来た議員はその方面の知識や情報に長けていて、要不要の判断をする手札が多いという事が言えます。
だから建築系なら建築族議員に陳情に行きますし、会合への参加や会食などでの情報交換と共有なんて事もやってた訳で、それが途絶えると現場であるいは、市場で何が求められて何が必要かがわからなくなり官僚の提案にうなづくだけの門外漢大臣がお飾りとして存在する訳ですね。
また自分の趣味であれこれやって芸能人に会う!とか憧れの人に会うまで帰らん!とかやっちゃう訳ですが、知っているとそこまでやりません。
必要な予算かプロモーションかも界隈から聞いているので、抑えになるってことも、大臣など役職になくてもやれる訳ですね。
建築族や農林族などの他に教育福祉関係の族議員も減っている状況ですが、市民運動系族議員は残ってたりと言う事で考えると、それこそ一部の利益とメディアの利益で残された族議員好き勝手してると言えるので族議員の正しい認識も今後必要になるかと思います。
なので省庁の業務にも適正価格が必要
過剰に予算をかけても成果がないのはある意味じゃあ芸能人あるいは芸能界への忖度とも言える訳ですし、マスコミへの謂わば黄金色のお菓子なんて言う面も強くあると思います。
テレビや新聞が騒げば省庁スキャンダルなんて言うのはいくらでも大きくできますし、大臣や官僚を飛ばすなんて容易でした。
ただ、それも時代が変わってきて個人でも情報発信やジャーナリストになれる時代です。
多くの情報発信者がまだ未熟でデマや妄想を語るなどの問題があるにはありますがマスコミが情報操作して世論を誘導しようとすればカウンターが動く時代です。
高いお金が代理店やマスコミに流れるのは利益を多く与えれば黙っていてくれるからという理屈もありますし、業務を安すぎる価格で受けざるを得ない末端の声を押し潰してるなんて言う事も否定はできないのですよね。
なので、全てが適正価格で回る様に戻していくと言うのも大事です。
日本という国はどんな職種であれ高品質を適正価格で、良いものを安く、凄いものならすごい価格でも当然と言う商売観念でしたがグローバル化云々以降は安かろう悪かろうを高い価格でとなってしまったのが現実です。
一時的な大儲けで売り逃げなら良いでしょうが顧客が長くいることでの永続的な利益や省庁が適切に予算を使うことでの長く国民が利益を出す事などをもっと考えていかないとダメでしょうし、グローバリズムのヤンキー商人が広めたエコノミックアニマルと言うアジア系の商売理念「お客様と長く付き合う薄利多売」やサービス向上など含めての逐次利益を小さいけれど出して顧客満足度を上げるって言う一攫千金思想をぶっ壊す概念と白人型焼畑商法否定などの考えも必要なのだろうなとは思う状況です。
みんなで貧乏になろうと金持ちの上野千鶴子は言いましたが私はみんなで豊かになろうの方が幸せだと言う事を言いますし、その思考ならば壊れてしまった省庁と代理店のマネーサイクルを改善できるよね?と思う状況です。
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