4月2日に大学生になるこの時期こそ人生でいちばん「自分で」まなぶ姿勢を身につけてほしい
はじめに
高校を卒業して進学する方へ、ちょっとだけ先にうまれた先輩から。すこし耳に痛いかもしれない。ようやく受験から解放されて基本的に気分は先にむけ晴れやかかもしれない。だがすこし待ってほしい。これまでやってきたまなびは待ちの姿勢になっていないか。大学はとたんに「本人任せ」になる世界。そこで自分がためされる。
きょうはそんな話。
この春休みをどんなふうに
大学への進学が決まった方はこれからはじまる学生生活、期待に胸を弾ませているだろう。大学でサポートする立場で見えることを述べたい。ここからがこの文の主題。さてあなたは受験後のこの数週間のあいだ先月までの受験期とちがい、どんな生活、学習をすすめているだろうか。
この期間ははっきり言って自分が試される。日頃できなかったことを思う存分やれる数少ない機会のはず。なにも勉強ばかりでなくてよいが、なかにはヒト頼みで受験を乗り越えた方もおいでだろう。
そこを180度切り替え、今度は自分でやる番。ほんのすこし説明をうけたらのこりはじぶんでやってみなさいの世界。大学とは本来そういう場。いきなりそんな境遇に放り出されると言っていい。まなびの習慣が身についていないと待ちの姿勢のままではとたんにおいてきぼりにされる。
いたせりつくせりから
それはちょうど高級なレストランやホテルの接遇とおなじ。身ひとつでおとずれてもなにも困ることはない。そのしかるべき対価をはらえばあとはいたせりつくせりでなにも心配や気苦労をせずとも満喫できる。
極論すればあなたは学習面にかぎっていえば、ちょうどそんな境遇にあったかもしれない、ふりかえってみてほしい。なかには苦労してすでに自分でやるやり方を身につけている方もおいでかもしれない。はたしてどちらだろう。ふと気づいて、自覚して、自らの頭で考えてどれほど自らの意思でもって実行できるか。それが今このとき。
じぶんが試される
大学は文字どおり高等教育機関であり、習う場というよりも学びの場。そこはこのクニではもはやごく一部の例外(飛び入学など)の方をのぞき、成人があつまる。未成年ではないおとなの場。そこで手をとり・・・はふさわしくない。むしろその方へ失礼ともいえる。
したがってなにもかも自己責任でやるしかない。その態度がもはやこの春休みでそれなりに醸成・準備できたといえるだろうか。場合によっては予習、いや復習でもいい。
いま一度、ごく標準的なことでいいし、専攻しようとする分野でなくてもいい。自分でもう一度調べたり、考えたり、解いたり、行動したりしてみるといい。どれほど自らでできるか・できないか実行してみるといい。
真理を知る方から学べる
専門を究めた方から学べる機会はなによりも貴重。人生でそんな出会いはまたとない。このチャンスをのがしてしまうのはじつにもったいない。それはたったの4年間にすぎない。自らにそれをまなぶ態度や吸収するキャパシティーがそなわっていないともったいない。
それを試すのがこの春休み。なにも束縛されなくてもせめて進もうとする分野やその周辺だけでもまなぶ態度を「ひとり」で養いたい。ヒトからこうしなさいといわれずとも、いや自分でここまではわかりました、知ることができました、つぎは・・・でいてほしい。
おわりに
口うるさいと感じるかもしれないが、これはひとりの反面教師の自らの学生時代の経験にもとづく反省や戒めと思ってもう一度読みなおしてほしい。わたしはボランティアで学生たちをサポートし、まなびの自立をうながそうとこころみるひとり。
すなおでよい面をいくつももった人物ばかりなのに、そのちょっとしたアドバイスや軽いひと押しを必要とするヒトが多い。それを実行できたヒトはさらに見違えるようになり卒業していく。
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