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東の夜明けの空に朝日に照らされる飛行機雲がけっこう長い時間見えた


はじめに


 一時期は電車で通勤していたが、このところはもとのとおり車で向かう。早朝のまだ西の半分は暗く、周囲にわたしの車の存在を知らせるには前照灯のあかりが頼り。一方、これからむかう仕事先の東の空はこれから陽がのぼるためほんのりあかるい。その空に見えたのは。

きょうはそんな話。

通勤で


 たいてい夜明けを待ちステーションに所定の分別ゴミを出し、家を出る。もっと早く出たいが、マナーとして夜明けを待ったほうがよさそう。暗がりで徘徊する動物に荒らされにくい。エンジンを始動し前照灯をつけると、ステーションの一画が照らされる。

すこしはなれたところにゴミ出しする方がおひとり。ほどなく通りに出るとごくたまに対向車が現れるぐらい。30分ほどで街がうごきはじめる。きょうは信号がスムーズで、短時間の信号待ちだけ。

ふと見上げると


 信号待ちで東の低い空になにやらあかるい光。ほとんど動かない。地平線の下の太陽に照らされている。この方角はたしか航空路。北東から南西に向かう。それにしてもこんなに朝早く出る便があるんだと最初は思った。よく考えると国内で夜明けまえに空港を離陸して、このあたりの上空から南西に向かうのはおかしい。きっと米国あたりを日本時間で昨夜に出発してアジア方面に向かう便だろう。

東にむかう道路に出た。正面にあかるい光で見える。点だったものがだんだんとひとすじの光の尾を伸ばしつつある。じつにあかるい。夜明けまえの飛行機雲は照らされるとこんなにあかるいのか。きっと上空でまだ寝ている方が多いのかも。これからしばらくして目覚めて朝食が出るのかなと想像。

目が覚めて


 上空から夜明けの街はどんなふうに見えるのだろう。このクニの上空にさしかかるあたりから太陽がうしろから追いかけきて、夜明けのこのクニのようすが見えたはず。北米発だろうか。アラスカの夜を通り過ぎたのだろうか。

10数時間を超える長旅でしかもそんなに広くない座席。長距離ならば経由地や乗り継ぎなどありそう、機内や経由地で数回の食事。ほとんど寝てすごしそう。日本では船旅を除けば空から海外に向かう。欧米ならばそれだけの時間を覚悟せねばならない。

おわりに


 東にむかい運転しながら飛行機雲が同じ視野に伸びた飛行機雲。ひかりの点は尾をひきはじめてもしばらくほとんどうごかなかった。ずいぶん遠くの空から見えていたらしい。長い尾になるまでおそらく4~5分。ざっと計算するとここから60キロほど離れたところから見えていたのかとあらためてそのスケールに気づく。

職場に到着して真上にかすかに残った飛行機雲を確認できた。青空のひろがりの感覚がつかめた。けっこう地平線の近くは少なくとも数十キロ先まで見渡せると知れた。機内のヒトビトは数時間後には地面に立つ。そこでどんな経験をするのだろう。首尾よく旅行やお仕事が完結するのを願う。


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