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絵を描きはじめるとさまざま知れた:水彩画用の紙だけでもさまざま種類があり選ぶのに迷うほど


はじめに


 このところ絵(水彩画、油絵、そしてデジタル)は、単色に近いかたちを描きがち。下絵の状態でおしまいとする場合も。つまり絵の具がほとんどいらない。

とくに水彩や色鉛筆は基本の3原色があれば、彩度は落ちがちだがけっこうさまざまな混色ができるとわかった。たくさん画材を準備せずともスリムな筆箱に下絵用の6Bの鉛筆とともに数本だけ(あるいは数色の絵の具だけ)入れて持ち歩ける。絵の具はそうでも、多くの場合に紙は必要。

きょうはそんな話。

スケッチには


 快適な季節。せっかくならば外で絵を描きたい。そんなときは大がかりな画材を持ち歩きたくない。スケッチブックのほか、水と食べものにちょっとの画材。これさえあれば描きたい場でなんとかなる。ある時、水の手もちがなく、やむなく自動販売機の烏龍茶で絵の具を溶いたことがあった。これはこれでいい絵を描けて満足し、支障なかった。でもヒトにはおすすめしない。

旅先でスケッチブックと鉛筆さえあれば描ける。持ち込みのできた英国の古い教会のステンドグラスをスケッチした際にはその形状に興味が湧き、15分ほど見上げつつ描いた。外光を窓越しに受けてえもいわれぬほどの彩りに魅せられた。3原色の色鉛筆を持参すればなおよかったかも。

さて紙は


 絵を描くには紙がいる。基本的には描ければ布でも板でも何でもいいし、そんなにこだわるほうでない。とはいえある程度の作法を身につけるまでは、画材にどんなものがあるか基本的なものを知っておいて損はない。むしろ基礎基本の段階こそ、そこそこよいもの、定評のあるものを使って身につけるほうが結果的にはいいとわたしは思う。素材選びにはどれも理由があるから。

むしろ慣れてくると、さまざまな紙(布やベニヤでも)をえらんで描くのもおもしろいし、なかなかそれぞれの特徴を把握しないと思うように描けないとわかり、それはそれでおもしろい。素材がちがうと下地をつくるのがだいじだなとわかるし、ながく手もとに保存したい場合には剥落がおこらないようにさまざま下準備がだいじだと知れる。

画用紙をさがす


 今回は外で描くのでスケッチによさそうな紙。携帯にべんりなようにボードを兼ねたスケッチブックタイプのものがよさそう。水彩を基本として色鉛筆も使いたいので、両者を足して2で割ったような中目の紙がよさそう。ある程度のざらつきを残し、汎用性のある小脇に抱えられる厚手の紙を束ねた国産のスケッチブックをえらぶ。

ワトソン紙を束ねたものにしようかと思ったが、なにをどんなふうに描くかはそのときの気分なので、むしろあまり凝った材質の紙は合わなかったときがもったいない。むしろ廉価な汎用性の高いほうがいい。

水張り


 水彩画では板などに厚手の紙を水張りする作業をすることがある。じっくり作品をつくりたいときなどピンと張ったまま描けるので好適。濡らした紙は伸びてゆがみがち。そうならないように板などに紙をしっかり固定する。水彩画では古くからおこなわれる作業のひとつ。わたしはこうした一見するとめんどうな作業がズボラなくせに嫌いではない。

たとえば油絵のキャンバスを張る作業も。張る道具を入手して丸めたキャンバスを所定のサイズに切り、木枠(手づくり:内側にほんのすこし勾配をつけるのがコツ)にタックスで順番に留めひろげていく。しわなしできれいに貼れると気分がいい。

おわりに


 さて水彩画に話をもどそう。あるとき手に入った紙をパネルに張った。この作業はなかなかたのしい。うまくいくと太鼓になるのではというぐらいピンピンに張れてきもちがいい。あまりによくできたので、このとき張った紙は本番用にとっておこうとなかなかつかわないまま。そのうち使わないまま、仲間の方へプレゼントした。


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