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仕事につかったテキストや資料の提供先が今でも見つかるので…


はじめに


 ことしの3月でとりあえず主要なしごととしての学習サポートの教室を閉じた。たまにそこ(元の家)に出向き、あとかたづけ。それにしても押入れや戸棚にこれでもかというほどの資料が残る。それもそのはず。最後の生徒たちにつかったものばかり。受験生たちだった。

それぞれの生徒に第1希望をかなえてほしい。それだけに思い入れのあるテキストばかり。20年かけて集めてきた。古くても陳腐化しなかったものも多い。なかなか処分しづらい。

4月以降も学習塾で講師のアルバイトをする学生さんにたまたま出会う。なかには現課程でまなぶ生徒たちに使えるものも交じるのでそれらを進呈。

きょうはそんな話。

あとかたづけと


 学習サポートで利用した道具、テキストや資料。これらを4月以降、今の職場の大学へ出向くたびに持ちこむ。机やいす、プリンター、PC、実験器具類まで。いちばん多いのはやはりテキスト。長年やってきて選ばれたものが使われてきた。それだけに思い入れもあり、教え終わったものでもなかには手放せないままのものも。

すぐ使えるものも

 なかには現課程でまなぶ生徒たちにつかえる最新のものも多い。これらはすぐに使えるものばかりだし、講師の学生さんたちにはだれでも使えるものなのでもっともよろこばれた。

あるいは処分のために紙のリサイクル施設へ。買いものでよく立ち寄るふたつの場所。ここへもっていくと1キロあたりでポイントがもらえ、買いものができるサービスを受けられる。

そんなテキストとしては用をなさない代物でもこうして日用品に置き換わる。これでけっこう買いものができるのでゴミステーションにもちこむよりいい。

若いヒトへ


 職場の研究室では、学生さんが何人かアルバイトで塾講師をしている。ふだんの予習用に手もとにテキストや資料が役立つのでは。仕事さきの塾などに置いてもらってもいい。そこで「いりませんか?」とたずねてみると、ふたつ返事で受けとってもらえた。行き先を見つけたいわたしと利害が一致。こちらもすこしでも役立ててもらえるならばうれしい。

その話のなかで家庭教師や塾で講師での報酬の話に。わたしが学生時代にやっていたころとほぼ変わらないので驚いた。当時はコンビニでのアルバイトの時給とくらべると、2倍ほどだった塾講師のアルバイト。はたらく時間のわりに効率がよかった。その報酬はいつのまにか相対的にずいぶん低くなったと感じた。

そこでなおさら資料やテキストをつかってもらえるならば幸い。喜んでお譲りした。おかげでいちばん残したかったものはそんなふうにあらたなところで活用してもらえている。

なかなか減らない


 こうしていくつものテキストの束を車で運んでしかるべき落ち着きさきへもっていくたびに満足しているが、総量はなかなか減らない。数年前から教室を閉じるつもりだったので、生徒たちの学年が進むにつれて使わなくなったものから処分してきた。

教科書改定や指導要領の改変が数年おきにやってくるので、新たにやむなく購入するものもある。改定の一方で残していきたいものも。そんなこんなでなかなか総量が減らなかった。ようやく終業をむかえ、もはや増えることはない。収納している元の家を手放さないあいだだけは、ぼちぼち作業すればいい。

ほかにも


 テキスト以外にもさまざまな資料や教具が出てきた。先日、記事にした化石や鉱物の標本もそう。

具体的なものとして以下のようなものも。あくまでも教具であり、資料としての価値はほぼない。

アンモナイト(磨きすぎだが)

こういうのも。

魚の化石

教科書で説明するだけより、実物に接する機会をのがさず生かさないとごくふつうの生徒たちが手にとって観察する機会なんてそんなにない。

おそらくなかには生涯、二度と目にする機会などない生徒もいるだろう。ここから興味や関心、そして科学への理解がすこしでも拡がればと願いつつ見てもらう。こういう資料の購入を惜しいとは思わない。保護者の方々のご負担を増やしたくないので、すべて経費にせず自費で購入したり、自ら探したりして集める。

(追伸:この夏休み中の実験講座のイベント中で上の鉱物や化石などを活用してもらえそう)

おわりに


 処分するにはもったいないものがあるし、なかには愛着の湧くものもある。ほんのいくつかだけ手もとに残しておきたい。なにもすべてを眼のまえからなくす必要はない。たいてい処分したあとに「あれは…」と探しまわる。すでにそれは1度や2度でない。

その処分の加減がむずかしい。時間はかかっても納得づくで行き先を見つけていくしかない。


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