このところいそがしい理由はもうひとつあった
はじめに
学生の教育と研究のサポートに大学に向かう。昨年の途中から今年にかけて、高校で履修できなかった科目の補習をしてほしい、公務員試験を受けたいのでサポートしてほしいという要望に応えている。
あっという間に月日が過ぎたのは、それらの要望に応える作業に没頭していたから。同時にこれを学生とともに事業化できないかと考えている。アルバイトの代替にできそうで学生相互の助け合いといっていい。その一方で、研究員として生命科学の研究をまとめて論文に仕上げたい。いずれも大学に貢献する一助になればという思いで活動。
きょうはそんな話。
中・高校生の延長線上
学習サポート自体は20年来やっており、もはやベテランの部類。それなりに何をするべきかは心得ているつもり。5年目に入った大学でのお手伝い(ボランティア)で関わる学生の数が年々増してきた。
大学の講義についていけるように、高校で選択できなかった科目を早い段階で補習、いわば高校と大学の橋わたし。あるいは中途の学年では、基本的な実験技能、科学的なものの見方や観察のしかたなどを伝える。こちらは留年を防ぎ、目標と何をすべきかを各自ではっきりさせる。
さらにその先は
学年があがると、今度は社会に出るほうへ目を向けさせ、途中で慌てずともよいように仕向ける。まなびを自立させていくうえで、こうして先手をうって学生にこころの余裕をつくるのが生活にリズムをつくれると、さまざまいいとわかってきた。
インターシップなど社会に触れる機会が増してくる。それまでに学生の気持ちに余裕をうみ、いろいろと捗るようにできる。手を差し伸べてスムーズに大学生活が送れるようにひと押しだけ、ひと言だけ伝わるように手伝う。なにもかも援助するわけではない。むしろここまでくると、社会に出るまでに身に着けておきたいことをひとりで考え、実践できるように仕向けるサポート。
千差万別
話を出だしにもどそう。高校から大学へはいるまでのあいだで、おなじ学部学科をめざして入学したとはいえ身につけたことがこんなにちがうのかと驚かされる。大学から送り出すにはそれ相応の力をいずれの学生にもつけさせたい。しかも学部レベルならば卒業時にはテーマに必要なことをひとりでできるまでにするのがねらい。
たりない分をなるべく早い学年のうちに習得しておいたほうが教師も学生も双方ともにいい。基礎はたいせつで、砂上の楼閣となりがちでおろそかにできない。高校や受験時には科目によっては物理的に選択できずに入学するので大学の先生方のこれから伝えるところの手前まで(高校内容とその発展ぐらい)をわたしがおぎなう。
橋渡し役
橋わたしの役まわりを担うには、長年やってきた学習サポートが役に立つし、ひとりひとり先手を打てる状態にするためには何をすればよいのかのアドバイスと実践法を準備できる。前職の経験からさらにその範囲をひろげて大学生、大学院生までサポートする。
大学院にすすめばわかるが、最初のうちは先生方がお膳立てするが、その後は「自分で調べつつやりなさい」となる。課題に関してみずから現状を知り、習得した専門の基礎や技術のどれを使い、どう動けば解明できるかをみずから調べ、実験を組み立て、実行する力の養成をめざす。まさに社会で求められている力。
いそがしいわけは
このところいそがしい理由はもうひとつあった。その大学生たちのサポートのための資料づくり。各自の理解のようすや学習の進捗ぐあいに合わせてつくる。これに毎週追われている。もちろん、AIの援助をもらいつつ。学生のサポートのためにわたしがAIの支援をもらう。おかげでひとりではなし得ないほどしごとがすすむ。
この2~3月の春休み期間をいまこうしてふりかえると、土日をふくめてスケジュールがびっしりだった。このあいまに文字どおりほかのことをふくめて、朝から晩まで上記の資料づくりをやっていた。
毎週追われるようにほぼ休みなく資料づくりをAIとともにやったおかげで、新年度以降にむけていい資料ができつつある。上で記したように、それらを身につけた学生たちが上級生になったら、下級生のサポート役になってもらえそう。
おわりに
このやり方に変えて1年近くになる。いずれは大学の評価をわずかでもあげるほうへ貢献できるのではと思いはじめた。なにもかも手助けするわけではなく、あくまでも独り立ちを促す目的でやっている。少子化がすすみ人材こそが貴重なクニ。しかもこうして理系をえらんでくれた学生たち。だれもがひとり残らずしっかり巣立ってほしいと願いつつ、こんなやり方もありだとつづけている。
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