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とんでもない量のたべられる食品を、輸入した燃料で燃やして捨てているクニに住む一員として


はじめに

 このクニでは食べものをせっせとつくり、せっせと捨てている奇特ところだと以前から聞いていた。先進諸国はいずれもにた状況をしめしているが、燃料の多くを輸入にたよるわがクニのなかみをひとりあたりに換算してみてびっくりした。そのことの気づき。

統計資料はわかりにくい

 しらべてみようとネットでこのクニの中央のお役所のHPなどにアクセス。どうも農水省のHPの統計資料はわかりにくい。さがせばそのうちでてくるかもしれないが、ほしい資料にたどりつけない迷路を構築したいのだろう。いったんひきさがった。

そこで考えを変えてほかの省庁に。大きな利権やなんかにからまなさそうなお役所は…。そう、消費者庁。

このはなしの元になっている資料はちと古い。消費者庁の食品ロスを示すために用いた平成22年度推計値から。

消費者庁「食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト」HP参考図の一部より

ここで得た数値は古いが、十数年経てもそれほど遜色ないはず。だってこのクニはどこぞの世界とはことなり、ほとんどそのあいだろくに経済発展していないし、食品ロスに画期的な解決策を示せたわけでもない。したがってそんなにちがいはないだろうし、おおざっぱな見積もりなんで影響はほとんど微々たるものにすぎない。

そろりと計算

 さて、年間の食用仕向け量は8,400万トン。つまり食料の原材料。だいこんだったら葉っぱがついていたり、じゃがいもの皮をむいてない状態とみてよいだろう。

このうち約20%の1,700万トンが廃棄になるらしい。この廃棄とは皮の部分や卵の殻など食べない部分と、食べられるのに捨てられる分をふくむ。廃棄されるぶんは下の図のように事業系、家庭系にわけられる。

食品原料8400万トンのゆくえ(上記消費者庁資料より木山仁作成)


この廃棄されるうち400万トンは堆肥や動物のえさなど再生利用、のこり1,300万トンが焼却に。

じゃあ、事業者と家庭での可食部分(食べられる部分)の廃棄へまわる割合の数値を見ると、

事業系廃棄物では40~60%
家庭系廃棄物では20~40%

合わせて500万トンあまりが食べられずに捨てられ輸入された燃料を使って焼却されるといわれる。これは年間の世界の食糧援助をうわまわると説明されると納得がいく。

燃料で燃やしながら処分される食品(上記消費者庁資料より木山仁が作成)

 

ピントこないわたしへ

 これじゃあまだピンと来ないクロック数のちいさいわたし…。ええい、電卓でだしてしまおう。

このクニの人口を1億2千万とする。ひとりあたりで、食用仕向け量からひとりあたり700kg。国民ひとりにつきこれだけの食料がとりあえず生産・輸入される。

このうち約20%の134kgが廃棄になるそうだ。もちろん皮や骨もふくむが。食べられる部分では30kg近くは目の前をとおりすぎ、さまざまな理由はあるのだろうけれど口にはいらずに捨てられていく。この捨てるぶんだけでおよそ世界の食糧援助分をうわまわる。これだけの食べものを毎年惜しげもなく捨てている。

この廃棄されるうち30kgは堆肥や動物のえさなど再生利用、のこり100kgが焼却に。つまり生ゴミになっていく。

生ゴミのほとんどは水分。そう、輸入した原油から得た重油などを燃料に水の多い生ゴミを燃やして処分している。もちろん処分場の排熱利用などのくふうを熱心にやられていると併記しておく。

おわりに

 この責任の一端はわたしにもある。ひとしく食品をむだにしている罪を負わないと。したがってすこしでも可食部にまわす、残さないだけつくり、食べわすれて捨ててしまわないように、リストアップするとか。

やさいをつくり何年間か売った経験から、廃棄にまわるぶんがそれなりに出ることは納得がいく。食べられない部分ははたけにうないこんだり、堆肥にしたり、コンポストにしたりでもとにかえす。

過去20年あまり、わが家ではコンポストの利用で生ゴミゼロを実現している。

わたしが減らせたぶん、ひとりあたりの食べないですてる平均値をごくごくすこしでも下げられたらと思う。

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