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自炊しながらつぎに何をつくりたい・食べたいと思いつくきっかけとタイミング


はじめに


 日々弁当を含め3食自炊する。作る楽しみのほうがまさる。さて、何か食べようと台所に立ち、つくりはじめるまでのあいだで決まることもあれば、冷蔵庫をあけたとたん思いついたり、店で旬のものを見つけて買い上げ、帰り道でどう料理しようとあれこれ思い浮かべながら歩いたり。

きょうはそんな話。

店に何があるか


 店に出向いてあれこれ目にするのはたのしい。季節の移りかわりをならぶ旬の素材から気づけるから。以前の中山間地のくらしでは、畑の作物の生長や山々のようすから早々とそれを得ていたわけだが、街暮らしをはじめてからはどちらかというと店の商品が知らせてくれる。南半球の国々から海をはるばる越えてくる産品も増え、季節感を知ることがなかなか難しい側面はたしかにある。

ただ地のものは連綿と作りつづけられ、一定の季節が訪れるとほぼ変わりなく店に出てくる。いまならばたけのこ。ことしはすこしばかりゆっくり気味かなときのうは店でそんな初物といえる地元産の掘りたての小さなたけのこを見て思った。そのわりに値札をみて安かったので驚いた。手に入れようとも思えば、元の家の横の竹藪に出向きさえすれば手に入る立場のわたしには、この店で見るたけのこの値段がきれいに掘る手間賃にすらならないぐらいと感じた。

冷蔵庫に何があるか


 自宅の冷蔵庫にある残りもの。ほとんど野菜だが、週末にそれらを煮物や炒め物でいっきに消費する。これで一旦冷蔵庫のなかを整理して上に記したように店に向かう。週のなかばでは冷蔵庫の扉を開けて、あれとこれでと作れるものを考える。常温の常備野菜のほうはあとまわし。たいていメインの大きなやさいからの連想で決まる。先日はだいこんと骨つきの鶏肉だけの材料で納得の味のスープができた。ナスならばソテーにして和風で⋯とか着手直前でだんどりができる。

こうして日ごろいつ献立が決まっているかをふりかえると、たいていは冷蔵庫の扉をひらく数十秒ほどで決まる。それで2品と汁物を20分ほどでつくり食べる。

ぼ~と浮かぶ


 たまにしごとの帰り道、これから家で食事という段階で食べたいものが浮かぶことがある。その場合には冷蔵庫の中身との相談に。食べたいものの材料があるかどうかが決め手に。この条件があてはると作る前から幸せな気持ちが出て、ほぼ想像したとおりの料理が目のまえにならぶと満足感で満たされる。

日常の料理はなにもレシピなどは使わずともながれでつくるので、ほぼ思い描いたとおりができあがる。

台所で


 ひとり暮らしの住処はそんなに広くない。いや応なしに目の前の台所をとおりすぎる。目に入った野菜やローリングストックで一品つくろうとなる。つまりお腹がすいてくると、通りすがりの素材から連想して料理へと姿を変える。極端な話をすれば台所に立ちさえすればなにかしら作るものが浮かんでくる。
 
何をつくるか迷ったり、苦吟したりの経験はほとんどない。なにかをつくろうとして材料がなければ、街なかのここでは買いに向かえばよい。むかしならば畑に向かっていた。それぞれ品物ごとに安い店やできる作物は異なるので、あたまに思い描くモノの値段や出来を思い返しつつ、足の向かう先が決まる。

おわりに


 幸いなことに入手先の店々が徒歩数分で6か所ほど。こんな恵まれた場所だけに、2,3か所一筆書きでまわればそこそこの値段で手に入る。素材ごとの予想される値段順の店の選択と、効率的な「一筆書き」経路をあらたに見つけるのもたのしい。


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