3年目の賃貸ぐらし:気分を一新させるのに部屋に飾る絵を変えてみた

はじめに
部屋のようすを変えてみようと、壁に掛ける絵を変えてみた。それまではルノワールの作品を模写した絵。こんどはパウル・クレーの作品の模写。ガラリと部屋の雰囲気が変わった。今回はどちらかというと寒色系。腰かけるといつも視界にはいる。
きょうはそんな話。
3年目の部屋
とくに大きな理由はないが、これまで学習サポートの教室の玄関、つまりもとのわが家に飾っていたが行き場を失い、家の整理の際に連れ帰った。
さてどうしようと、いままで掛けていた絵と変えてみた。額縁のサイズはたまたまおなじで、壁の広さと違和感はない。白いクロス壁はこんなときにどんな色調の絵や額縁のデザインにも合う。
もとの絵は
これまで2年半ほど掛けていたのはルノワールのイレーヌ・カーン・ダンヴェールの肖像の模写。学生の頃、まだキャンバス地をふんだんに買えずに、身近にあったベニヤ板に何度もジンクホワイトで下塗りをくりかえしようやく油絵の下地として画集から模写した。
おそらく当時は無心で描いたのだろうなと思う。いまこうしてあらためて見ると、あともうすこしこうしたら…が何か所かある。不十分なまま敢えてこうして壁に掛けていまの絵の作業のきっかけにしようと選んで掛けたもの。
こんどの絵は
そして今回あらたに壁に掛けた絵。これはパウル・クレーの作品 Insula dulcamara(ドゥルカマラ島)の模写。上のルノワールの作品が完成する1年前に生まれた彼が、晩年近くで病を患いつつ描いた抽象画。題名の 'dulcamara' はラテン語の植物の学名で Solanum ducamara (ドクウツギ)。
彼のいちばん大きな作品らしい。16年ほど前にこの作品の左下4分の1ほどを油絵で模写した。15分ほどでさらりと描いた。それを乾燥して額縁に収めるとなんともバランスがいい。絵に額縁と同系色のあるおかげか。

気に入って学習サポートの教室の玄関に長いあいだ掛けていた。ここを訪れたこどもたちは、この抽象画を観てさまざま連想して話を聞かせてくれた。それもよい思い出。
額縁
ほとんどの額縁を古物を扱う店に売ったが、クレーの絵を入れた額と上のルノワールの絵を入れた手づくりの額のみのこした。前者はわたしが入手したなかでいちばん良質で額縁店で奮発して買ったものだし、後者は見よう見まねで45度の角の部分に苦労しながら細工した手作り。いずれも思い入れがあり処分できないで残したもの。

このサムホールサイズの絵の入る額縁はあらためてみると汎用性が高い。なにしろどんな場所でも大きさが手頃であっさりなじんでしまう。たいてい部屋の大きさのわりに大きすぎる絵を飾ってしまうもの。画廊などで絵を気に入って購入しても大きなサイズになりがち。ポスターなどをイメージするとわかりやすい。いざ飾ろうとすると額縁(仮縁であっても)をつけるとさらに大きくなることに気づきにくい。
おわりに
絵は部屋の雰囲気を変えてくれる。気分を一新したいときにはこうしてサムホールサイズの作品をいつもイメージしつつ、今度はあれにしようかとこちらにしようかと美術館をめぐる。そしてお気に入りを画集で見つけて模写して部屋に飾ればいつまででも楽しめる。
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