【私の仕事】記事に頂いたコメント(ハラスメント対策)についてまとめてみた【就業規則/各種ハラスメント】
先日アップしました、以下の記事のコメントで、
開業社労士さんの実務感として、管理職が萎縮せずに指導するためには、「業務上必要な指導」と「不適切な関与」の境界を、どのあたりに置いて考えるのがよいのでしょうか。
というコメントを頂きました。
確かにそのように言われてみると、私と同じように、社会保険労務士という同じ立場の人間でも、(恐らくですが)
上記『「業務上必要な指導」と「不適切な関与」の境界』については、各々が違った認識であるだろうし、様々な対処をしているだろう
と思いましたので、私の立場での境界について今回は記事にしたいと思います。
※人事労務関連業務を行っている方々はお分かりでしょうが、本業務については、「その問題の背景・登場人物の性質・その企業が所属する地域の官公庁の考え」等で、経過や結末は変化しますので、全国的に正しいと考えられる『正解は無い』ものであり、今回の記事は『私の現状での経験』などを基にした、一つの考えである、ということをご了承ください。
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まず前提としまして、私が現在担当している企業の性質をまとめますと、
1.規模
10人以上100人未満の中小企業が9割。
2.業種
サービス業(小売業・飲食店・学習塾など)と建設業で9割。
3.所在地
宮城県・福島県で約8割。残りは、山形県・秋田県・青森県など。
4.会社との出会い・かかわり方
ほとんどの会社が、知り合いの士業からの紹介とその会社からの紹介(9割5分以上)。
5.私の仕事上のモットー
細く長く、つまり、問題を起こさないための施策・アドバイスを行う。
ということを前提として考えます。
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上記で『人事労務に正解は無い』と記述しましたが、
法律通りにするのが正解では?
と考える方がいらっしゃいますでしょうし、第三者目線であれば、この考えはほとんど正しいです。
そして、それで良いのであれば、社労士業務は大変簡単になりますので理想的なことではあります。
しかし、もしその考えで人事労務業務を行っているのであれば、定期的にニュースになりバズっている
AIにより必要の無くなる士業ランキングで、社労士は断トツの一位
になるでしょう。
社労士業務は、
各会社を法律に沿った運営が出来るような最終形をイメージさせ、そのイメージに辿り着くための道筋を考える
というものだと私は思います。
そして、私が担当しているような、5~30人規模の会社について問題になり易いです。
50~100人以上の会社になると、採用の際や教育もきっちりしているので、問題になりにくいです。
※ただ、他の士業の方の話によると、300~500人以上になると、また違った問題が発生し易いとのことです。
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ではここからは、
ハラスメント対策として『管理職が萎縮せずに指導するためには、「業務上必要な指導」と「不適切な関与」の境界を、どのあたりに置いて考えるのが良いか』
ということについて書いていきます。
1.管理職は会社側の人間であることを理解させる
管理職は、法律的には「管理監督者」といわれ、労働者とは一線を画しているのですが、ある意味「会社」と「労働者」との板挟みに苦しみやすい立場の方が多いです。
そういったところから、管理職の方は労働者側とのやり取りで矢面に立ちやすい立場でもありますが、その際に、
「会社側は管理職を支持する」ということを、きちんと言葉でも行動でも表す
ことにより、労働者への指導に対して萎縮し辛い雰囲気を作ることが出来ます。
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2.会社側から「ここまでは指導を行って欲しい」と明確な線引きをする
以前から記事にしていますが、「必要な指導」と「ハラスメント」は全く違うものですし、法的にも明確に線引きがされています。
そしてさらに、
その指導について『「会社からの業務命令」を基にした指導である』ということが明白であれば、管理職としても指導し易い
のは間違い無いです。
ハラスメントという言葉が一般化したことにより、様々な判例など問題点も明確になってきています。
一つ一つの言動にビクビクするのではなく、会社全体として明確な線引き・基準を作ることが、会社運営に間違いなく役立ちます。
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「追記」※2026年7月10日時点
現在、某有名男性俳優と共演した女性俳優の方が中心となった「ハラスメント」問題が芸能界の中心の話題ですが、これも、某有名男性俳優を管理職、女性俳優を労働者と当てはめると、一般企業でも発生しそうな問題であることが分かると思います。
個人的には、この問題が発生したのは、俳優さん同士の問題以前に、
俳優さんのマネージャー
俳優さんの所属する会社
出演ドラマのプロデューサー
ドラマを放映したフジテレビ
など、二人の周りの問題だと思います。
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今回の画像は【るーちゃん】さんからお借りしました。ありがとうございます。
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