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ギターでのバックビートもベースと同じ仕組みですよね(カッティングとスラップ奏法の共通点)Long Train Runnin

前回、キックドラムの四つ打ちに、スラップ奏法の低音弦を沿わせる。という遊びをやりましたが

ギターでのカッティング(海外で言うストラミング)も、同じ要領で沿わせることが可能という。

布袋さんのBAD FEELINGを、バックビートでカバーしている動画がとてもわかりやすいのですが。出来るか出来ないかはさて置き、仕組みはめちゃくちゃ簡単で下記の通りのはずです。

1 and 2 and 3 and 4 and
というエイトのカウントに対して

1and, 2and, 3and, 4and...
チャッチャカ, チャッチャカ, チャッチャカ, チャッチャカ
と弾けば頭重心になり

(and)1, and2, and3, and4...
(チャカ)チャッ, チャカチャッ, チャカチャッ, チャカチャッ
と反転させればバックビートになる

その仕組み通り、実際にやってみます。


【 training 007:反転 】

チャッチャカチャッチャカと弾くと、2,4拍目が『弱拍』になるので、スネアドラムの音が浮くというか上に押し上げられてるかのように聞こえると思うのですが、どうでしょうか。

チャカチャッチャカチャッと弾くと、2,4拍目が「強拍」になるので、スネアドラムの音が収まるというか下に引きずり込まれてるように聞こえると思うのですが、どうでしょうか。

激辛おじさんがやっているこの "弾き方で音色が変わるというtransform具合を音楽用語でsyncopationと呼ぶ。ということをもっと音楽好きな人に広めていけば面白いのではないでしょうか。2,4拍目の『弱拍』が「強拍」に変わる、『裏』と「表」が反転する。だから聞こえ方も変わる。スネアの音色をギターでトランスフォームさせる


(ちなみに私はBOØWYのJUST A HEROが好きです。The Cureっぽいnew waveな雰囲気を感じるからです。ロバートスミスがその権化ですが、ゴシックなオーラを持ってる人はやっぱりカッコいいです。)


on the groove と in the groove

前者のチャッチャカチャッチャカのことをon the groove
後者のチャカチャッチャカチャッのことをin the groove

と、激辛おじさんは呼んでいるはず

in the groove

私が演奏しているときのヘンテコ抽象イメージです。前回のトレーニング・四つ打ちトラックにスラップ奏法の低音弦を沿わせるのと同様に、四つの拍に向かって音をぶつけに行くイメージでストラミングしています。

ラリーグラハムはスラップの低音弦のことをthump(ぶつかる打撃音)と言っていたり、激辛おじさんも中からぶつけるという謎の発言をしています。

1,2,3,4という四つの"拍"そのものにぶつかるには、中にいる必要がある。

だからin the grooveという表現なのか?と私は解釈しています。

邦楽の頭重心のスラップやカッティングは、よいっしょ、よいっしょ、どすんっ、どすんっと乗っかるような、拍に対して重たい音色が乗っかってるからon the groove?

話を整理してしまえば、なんてことはない単純な話にも思えてきます。

(ちなみにシャッフルの場合は
ガッカガッカ, ガッカガッカと弾くとon the groove
カガッカガッ, カガッカガッと弾くとin the groove
だからいかに二音奏法が重要かっていう)


グルーヴ解析

するまでもないくらい明白なので今までやっていなかったのですが、初めて激辛おじさんの演奏を"スロー再生"で解析してみたんです。

当たり前なんですが、バックビート文化圏の洋楽と"まったく同じグルーヴ・遅くなり方"になるんです。

つまり、バックビート界隈の人の演奏とは"まったく逆のグルーヴ・遅くなり方"になるんです。

バックビート界隈の人の演奏は、下記のように頭重心の邦楽と同じグルーヴ・遅くなり方になります。

自分も弾いてみました。

バックビートとか頭重心とかの前にもうちょっと練習してから録音しろよって感じですが、とりあえずこれをスロー再生でグルーヴ解析します。

私には左の方がなめらかに聞こえるのですがどうでしょうか。バックビート界隈の方の演奏は右の方がなめらかに聞こえませんか

気になる人は同じことをやってみるとわかりますが、激辛おじさんの演奏は左の方がなめらかに聞こえます。(もちろん原曲のDoobie Brothersも左の方がなめらかになります)

『弱拍』を支点にして遅くすると「強拍(ポケット)」に向かってなめらかに遅くなるという法則を利用した解析方法ですが、要は頭重心の演奏とバックビートの演奏とでは遅くなり方が異なるという話です。

バックビートかどうかの判定は、データで波形やタイミングを測定しても判定不能で、2,4拍目のスネアが浮ついて聞こえるか落ち着いて聞こえるかで判定するか、もしくはぎこちなく遅くなるかなめらかに遅くなるかで判定可能という


【 Topic194:そして二つのアプローチ 】

バックビートに取り組む上でのアプローチ方法は、たぶん二種類あります。

・Four on the floor(1,2,3,4の四つ打ち)に音を沿わせるっていう練習
・2beats to one(2,4強拍1,3弱拍のワンセット具合)に音を沿わせるっていう練習

二つの方向からアプローチして行けば良いのではないか。

多分その二つが噛み合ったとき、頭重心からバックビートに切り替わる。

音楽要素だけではなく身体動作に関しても同様で、ゴスペルステップはFour on the floorに関係している。タッタドゥンステップは2beats to oneに関係している。

だから、"どちらかだけではダメで両方が必要" と、激辛おじさんは言っているのではないか。"バランスがおかしくなる" と言っている理由はそこではないか

激辛おじさんの動画を本気で整理すれば、もしかしたらカリキュラム化出来るのかもしれません。本当に音楽が好きなら誰でもバックビート習得できる再現性のあるカリキュラム


まとめ

バックビート界隈の人がいつまでもバックビート習得できないのは当たり前で、なぜならアプローチが間違っているから

激辛おじさんが、こうやりなさい。と言っていることを、ことごとくやっていないから。出来なくて当たり前というただそれだけの話だと思うんです

Four on the floorからのアプローチでもなく、2beats to oneからのアプローチでもない。バックビート界隈の人がやっているのは、レイドバックというタイミング論を基にした音符をズラすアプローチ。つまり1,3拍目から2,4拍目までの距離を重視するという発想

要するに裏を表に反転させるというぶっ飛んだアプローチではなく、裏を裏のままズラすという正常アプローチ(もしくは裏から弾き始めればいいという常識アプローチ)

アイディア的には異常でぶっ飛んだ非常識アプローチでも、取り組み方は冷静に一個一個焦らず。そういうバランス感覚も大切なのかもしれません

激辛おじさんから基本構造を学び
Steve Gaddの言う2beats to oneを
Larry Graham論で1,2,3,4とandに適用させて
Tony ColemanからFour on the floorを学び補強させる的な


(クリストファーノーランのTENETじゃないですが、二つの音符の位置をズラすんじゃなくて、その場で反転させれば良いというか。1andをand1

チャッチャカ,チャッチャカ,チャッチャカチャッ,チャカチャッ,チャカチャッって逆再生させるみたいな。ベクトルが逆方向になるように弾くというか。トリックアートに近いような気がします。マイルスデイビスやジョンリーフッカーがやってることって。視覚じゃなくて音バージョンの錯覚みたいな

つまり何が言いたいかというとそのくらいぶっ飛んだ発想で行く必要があるのではないかという結論)


追記

というか今気づきました
ヘザー・バロン・グレイシーさん、51秒から53秒にかけて激辛おじさんやWillie Bryantさんがやってるステップ、もっと言うとニューオーリンズのセカンドラインパレードのステップ踏んでました。

やっぱり当たり前のようにバックビート文化圏の人たちは共通の感覚を持っている。その感覚がわかってしまえば日本人でも別に出来る。(2,4拍目で体を落とすとか頭振るとかそんなことよりももっと大事な根本的ステップ)

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jkxpop (チップは全てレッスン代として使います。レッスンで得たことを記事にして還元したい)