【コーチング】目の向け先を変える
クライアント様とコーチングのセッションを繰り返していると、たまに何回かのコーチングが堂々巡りで進展しないことがあります。
そうはならないように注意深く観察して、様々な質問をするのですが、クライアント様も喋っているうちにこれまでと同じような流れに会話を変えていき、結局あまり新たな気づきやアクションが出ないまま時間切れになります。
このような状況が続いてしまうと、せっかくお互いに時間を取ってコーチングを行っているわけですから、できるだけ成果を出せるような良い時間にしたいので、コーチングのセッションの改善が必要です。
私が行う方法としては、以下です。
話が進展してないことを正直に言う
コーチングテーマの目の向け先を変える
話が進展してないことを正直に言う
コーチとクライアント様は互いに対等であり、オープンであり続けることが必要です。契約があるとか、雇用主だからという主従関係を意識してはコーチングが良い場にはなりません。
アサーティブネスにもありますが、「自分と相手を互いに尊重しながら、自分の言いたいことを伝えて、物事を前進させていくこと」がコーチングでは求められるからです。
話が進展しないと気づく段階ではそこそこクライアント様とは信頼関係は築けている状況と思います。今の状況を正直に伝え、「コーチングの場をお互いの良い時間にしたい」「少しでも進捗し、成長する場にしたい」という前向きで拒否感がでにくい言葉でコーチングの場を改善していく必要性を伝えていきます。
コーチングテーマの目の向け先を変える
進展しない場合の巡り方としてあるのが、「話が抽象的で、なかなか具体的な言葉にならない」「話が直近の細かい話で、中長期の目標やゴールへのイメージがわかない」が主な場合かと思います。
「話が抽象的で、なかなか具体的な言葉にならない」場合には、一般的でどこにでもある言葉が多く、クライアント様の特徴や強み、価値観などが見えてきません。変わりたいというモチベーションややる気はあるのですが、いつまでにどうなりたいか、そのための具体的なアクションが見えてこないのです。
ここは根気よく、相手の言葉を観察し、捉えながら、
「その気持ちをもう少し、言葉に落としていきましょう」
「○○という言葉を何度か使われましたが、あなたのその○○のイメージは?」
「次のアクションはいつもと違うアプローチでやってみませんか?」
など、具体的な動きや粒度に、さらに変化を付けていくことで思考を巡らせ、いつもとは違う気づき、アクションが得られるように促していきます。
「話が直近の細かい話で、中長期の目標やゴールへのイメージがわかない」場合には、中長期で考えていた目標と直近のアクションの関連性が薄い場合があります。また、人は忙しくなってくると、「緊急かつ重要な事象」を優先しがちで、本来コーチングに向いている「緊急ではないが重要な事象」の話題になりにくくなります。
ここは、改めて中長期へ目を向け、コーチングが効果的なテーマが「緊急ではないが重要な事象」であることをリマインドします。
「今回コーチングのテーマに挙げたことは、中長期のゴールに関連しますか?」
「いまやろうとしていることをやらなかったら(やったら)、どうなりますか?」
「本当はじっくりやりたいことがあるが、できてないことは何ですか?」
など、異なる視点、大きな粒度に持ち上げて、近視眼的になっていた視野を変えていくことで違う展開になるよう促します。
