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50人をマネジメントする現場の経験で「いい感じにまとめる」を学んだ話

今回は、保育園経営者になるために就職をした僕が、飲食業でマネジメントを経験した話です。
保育園で起業を決めたきっかけなどはこちらのマガジンにまとめていますので、はじめましての方はこちらもどうぞ。


1,同時に起こるそれぞれの問題

僕が店長として働くことになったのは、約50人の登録アルバイトを毎日15〜20人配置して回していく店舗でした。

飲食店はどこも同じだと思いますが、当時のアルバイトの人たちは高校生や大学生、フリーター、主婦、会社員を辞めた人、外国人など多様な人がいました。

外国人アルバイトは日本に来たばかりで、日本語をまだあまり話せない人が多かったのでキッチンで働くことになるのですが、共通言語がないことと文化の違いから喧嘩が絶えませんでした。

外国人アルバイトたちは日本語でのコミュニケーションに難しさがあり、喧嘩になると包丁を持ったまま怒りだしてしまうこともあったので、店長の私が収めなくてはならず、必死に止めに入りました。

傷害事件は止められましたが、「ここ以外にも仕事はある!」と怒って帰っていってしまい、そのまま辞めてしまうこともありました。

また、16歳の高校生はこちらの指示が伝わりません。言ったことができるようにならず、頭を抱えました。

若い子は指示を聞いてくれない・・と思っていると、社会人経験があって仕事をちゃんとしてくれる元会社員が明らかに元気をなくして動けなくなったりしているなど、50人がぞれぞれに反応していて、気になることが常に起こっているような状況でした。

2,個別対応で接すること

50人いれば50人それぞれのトラブルがあり、現場の問題を解決させるためにマニュアル通りの一斉指示をしていましたが、うまくいかないことが多く、解決に繋がりませんでした。
そこで僕は、ひとりひとりに向き合っていくことになりました。

2‐1, 外国人アルバイト

外国人アルバイトには、日本にいるのだから日本のルールを守らなければならないことをしっかりと教えていきました。

最初は文化の違いに抵抗されましたが、「これが日本のやり方なのだから日本ではこうしてください」とはっきり伝えていくと、そのうち僕のことを信頼してくれるようになりました。

外国人アルバイトが現場の喧嘩で辞めてしまったとき、「困った」とこぼしていると、残っていたアルバイトが同じ国の出身で働ける人を紹介してくれて、人手の問題が解決しました。

2‐2, 16歳高校生

16歳の高校生にはほかの人と同じような指示をするのを止めて、「とにかく元気に声を出してくれればいから」と伝えることにしました。
すると、若い声が店内に響き、お店が明るくて活気のある雰囲気になりました。ほかの人と同じようには働けないけれど、そのぶん若さを生かして働いてもらえれば良いと思えるようになりました。

2‐3, 元会社員の年配者

元気を無くしていた元会社員のおじさんは、自分の生活が心配だというのに、若いアルバイトに頼まれたからとシフトを譲ってあげていたことがわかりました。

それで僕は、おじさんのプライドを傷つけないように、土曜日のシフトを追加して、誰もいないところで伝えるようにしました。おじさんは心配事が減ると元気に働いてくれるようになりました。

このように、現場ではいろいろな問題が起こります。その時、それぞれの一番大事なポイントを見極めて対応していくのが大事だとわかるようになりました。

3,マネジメントの本質とは

結果的に、僕はひょんなことから飲食店の店長を2年間経験してから保育園を立ち上げたわけですが、そこから18年が経って組織が大きくなった現在、マネジメントの本質は飲食店で経験して学んだマネジメントとそれほど変わらないと思っています。

飲食店も保育園もひとりの人間が働いているのであって、ひとりひとりの課題やモチベーションはそれぞれ違っています。

それぞれのモチベーションや課題感に合わせて、役割を割り振って導いていく。

本質は、その人と向き合い、組織と個人の役割を考えるのがマネジャーの仕事の大変で大切なところになります。

人をまとめるためとはいえ、ひとりひとりに個別の対応をするのは大変ですが、これを面倒くさがっておろそかにしてしまうと組織のマネジメントはうまくいかなくなります。

人の問題はまさに「急がば回れ」だと思います。

(次回)運営と経営のために予測をする大事さを知った話

こうして僕は、マネジメントの本質や人をまとめる大変さを学びました。

飲食店の店長として学んだことはマネジメントのほかにもうひとつあり、それが「予測」の大切さです。

次回は飲食店経営の中で学んだ予測とは何か、それが現在にどう結びついているのかをお伝えしようと思います。

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