意外かもしれないけれど、パチンコ屋さんのアルバイトで目が覚めたって話
前回の記事はこちらです。
1.お金を稼ぐってなんだろう
退院してからの僕は、以前よりも真面目に働くようになりました。
止まっていた自宅のインフラが全部復旧して、久々に服も買ったりして、散髪にも行けるようになって、安堵感を覚えます。
ところが、アルバイト代を30万円稼いで3万円の部屋に住んで7万円で生活して、20万円くらいが手元に残る生活になると、達成感や価値を感じられなくなりました。なんでですかね?
大抵の人は、お金で生活を良くしたり高級なものを手に入れたりして、そこで初めてそういう気持ちになるのかもしれません。
貯金額を見るのが好きな人もいますけど、僕はそうではなかったようで、お金が稼げたからといって広い部屋に住みたいとも思えず、結局アルバイトをセーブして、必死に働くことはやめました。
そのときは朝8時に出て深夜1時に帰るという生活を月30日、31日でやっていましたから。
2.目をつけられて研修に呼ばれた
アルバイトで働く時間を減らし、生活と学費のために時給単価を上げて働こうと意識をし始めます。
当時、特に時給が良かったのが、パチンコ屋さんにホールスタッフとして派遣される派遣スタッフの仕事でした。
僕が働いていたのは社長自身も派遣されていくような規模の会社で、15人ぐらいの社員でやっていたところでした。社長も26歳だったと思うんですよね。
そのときの僕は「いかに少ない労力で稼ぐか」と考えるようになっていたので、手を抜いていたのを社長に見抜かれてしまい、「お前、ちょっとこい、研修がある」と言われました。
僕は「嫌です」と返事をしました。
どうしてわざわざ研修に行かなくちゃいけないのか分からなかったので、「時給が出るなら行きますよ」と言ったんです。
「時給は出ないけど、研修に来なかったら明日からシフトは入れない」と返されてしまったので、じゃあ行きますって、しぶしぶ小倉まで行ったんですよね。暗いトンネルの中を原付バイクに乗って、やだなあ・・って。

3.気づかされたこと
研修には、当時の僕と同じくらいの年齢のアルバイトが10人程度参加していました。
集められた僕たちは、派遣会社の社員の人に「あなたは何のために働いているんですか?」と聞かれました。
「お金もらうためだけだったら別にどんな仕事でも良いけれど、この仕事を選んでいる理由は何ですか?もしかして、理由もないのに働いているんですか?」と言われたんです。
僕はそこでハッとしました。
僕には働いている目的がなかったからです。働く理由は生活と学費のためだったので、時給が高ければいいという考えしかなかった。
お金を稼いで貯金額を見たときに意味を感じなかったのは、目的がないのに必要以上のお金を稼いでいたからです。
横を見てみると、一緒に受けている人たちはいかにも面倒くさそうな顔で話を聞いていました。
休憩時間になると、「アルバイトする理由なんて、なんでもいいじゃんね」という話が始まりましたが、僕には響く話でした。
4.目的を持つこと
この研修がきっかけで、僕は自分の目的ってなんだろうとひたすら考え始めるようになりました。
研修当日は答えが出なかったのですが、そのあともずっと目的のことを考えて、自問自答を繰り返すことになります。
すると、僕自身の考えや行動も変わってきました。
目的を意識するようになると、これまで興味のなかったものに興味を持つようになっていきました。

あの会社の社長に変えてもらったなと、今でも思います。
(次回)社会に大きな貢献ができる仕事とは
こうして、目的について意識をするようになり、僕はやがて世の中のためになる仕事をしたいと思うようになっていきます。
そこで、保育園での起業に繋がる「日本の人口問題」に出会いました。
次回は、起業をしようと決めた背景についてお伝えします。
