「私がやらなきゃ。」って、本当にそう?
子どものために頑張りすぎてしまうあなたへ。
今日も一緒に、
「ほんとにそう?」
と問いかけてみませんか。
「私がやらなきゃ」と思うことはありませんか?
子どものご飯。
洗濯。
片づけ。
学校のこと。
忘れ物がないように確認して、
困らないように先回りして、
気づけば、
「私がやらなきゃ。」
そう思って、
全部引き受けてしまう。
子どものためだから。
親だから。
そう思ってきた人も多いかもしれません。
苦しいのは、家事ではないのかもしれません
もしかしたら、
苦しいのは、
家事そのものではないのかもしれません。
本当に苦しいのは、
「親なんだから、全部やるべき。」
そんな思い込みなのかもしれません。
子どものためと思って始めたことが、
いつしか、
自分自身を苦しめるルールになってしまうことがあります。
その思い込みは、いつ生まれたのでしょう
「お母さんなんだから。」
「親なんだから。」
「子どもには苦労させちゃダメ。」
そんな言葉を聞いて育った人もいるかもしれません。
もちろん、
子どもを大切に思う気持ちは、
とても素敵なことです。
でも、
その優しさが、
いつしか
「全部私がやらなきゃ。」
という思い込みへ変わってしまうことがあります。
私は、小学生の頃から料理をしていました
私の母は、
昼は農業、
夜は詩吟の師範として働いていました。
心の病もあり、
私が小学2年生の頃から、
手の皮がむけてしまい、
料理をすることができなくなりました。
だから私は、
その頃から台所に立つようになりました。
少し意外かもしれませんが、
私は、
「母のこの料理が大好き。」
と思える料理が一つもありません。
でも、
母が悪かったわけではありません。
忙しかった。
心にも余裕がなかった。
それでも、
家族のために一生懸命働いていました。
今振り返ると、
一生懸命すぎたことが、
母自身を追い詰めてしまったのかもしれません。
あの頃の私には、
少し大きすぎる役目だったと思います。
でも、
その経験が、
自然と料理を覚えるきっかけになりました。
あの経験が、今の私を育ててくれました
東京に住んでいた頃、
友人たちがよく家へご飯を食べに来てくれました。
「また食べに来たよ。」
その一言が嬉しくて、
料理をする時間が大好きになりました。
今では、
子どもたちが肉を食べなくなったことをきっかけに、
麹や調味料まで手づくりするようになりました。
何度も失敗して、
何度も作って、
少しずつ覚えてきました。
だから、
たまに子どもたちが、
「やっぱりママのご飯、おいしいね。」
と言ってくれると、
心の中で思います。
「そりゃ、おいしいよ(笑)。」
料理と向き合ってきた時間が違う。
失敗してきた数も違う。
最初からできたわけではありません。
経験を積み重ねてきたから、
今の私があります。
家事代行の仕事で知った、意外な共通点
以前、
家事代行会社で広報をしていた頃。
料理がとても上手なスタッフさんへ聞きました。
「どうしてそんなに料理が上手なんですか?」
すると、
何人もの方が、
驚くほど同じ答えを返してくれました。
「母の料理が、あまりおいしくなくて(笑)」
私は驚きました。
料理上手な人は、
料理上手なお母さんに育てられた。
そう思っていたからです。
でも、
料理が苦手な人へ話を聞くと、
今度は反対に、
「母の料理がすごく上手だった。」
という方が少なくありませんでした。
もちろん、
すべての人がそうとは限りません。
でも、
その話を聞きながら、
私はこんなことを思いました。
親が何でもできることだけが、
子どもの幸せとは限らない。
できないこと。
苦手なこと。
その姿が、
子どもに
「やってみよう。」
と思うきっかけになることもあるのかもしれません。
だから私は、子どもたちにも任せています
今、
子どもが家にいる日は、
「自分で作ってみたら?」
と伝えています。
もちろん、
最初は失敗します。
焦がすこともあります。
味付けを間違えることもあります。
……火事になりそうだったら、
さすがに私も止めます(笑)。
でも、
それ以外は、
できるだけ見守ります。
私は、
子どもたちから
経験する機会を奪いたくないのです。
知識は、
必要になった時に、
いつからでも学ぶことができます。
でも、
経験は、
誰かが代わりにしてあげることはできません。
生きる力は、
やってみて、
失敗して、
工夫して、
またやってみる。
その積み重ねの中で育っていく。
私はそう信じています。
「ほんとにそう?」
ここで、
少し立ち止まってみてください。
「親は全部やってあげるもの。」
……ほんとにそう?
もしかしたら、
子どもを信じて任せることも、
愛情の一つなのかもしれません。
今日の小さなワーク
もし今日、
「私がやらなきゃ。」
そう思ったら、
一度だけ問いかけてみてください。
「これは、本当に私にしかできないことなんだろう?」
もし違うなら、
その人を信じて、
少しだけ任せてみる。
そんな選択肢があってもいいのかもしれません。
おわりに
私は、
知識も大切だと思っています。
でも、
それ以上に大切にしたいものがあります。
自分で問いを立てる力。
自分で考える力。
自分で経験する力。
そして、困った時に自分で解決する力。
知識は、
必要になった時に、
いつからでも学ぶことができます。
でも、
経験だけは、
誰かが代わりにしてあげることはできません。
親の役目は、
子どもの人生を代わりに生きることではなく、
答えを与えることでもありません。
その子が、
自分で問い、
自分で考え、
自分で経験し、
自分の人生を歩いていけるよう、
そっと見守ること。
私は、
それも大きな愛情だと思っています。
答えを与えるより、
経験を信じたい。
教えるより、
問いを渡したい。
だから今日も、
私は自分へ問いかけます。
「私がやらなきゃ。」
……ほんとにそう?
もしかしたら、
本当に必要だったのは、
全部やってあげることではなく、
その子の力を信じる勇気だったのかもしれません。
その小さな「信じる」が、
子どもだけでなく、
親自身も自由にしてくれる。
私は、
そんなふうに感じています。🌿
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今日も一緒に、
「ほんとにそう?」
と問いかけながら、
本来の自分を思い出していきましょう🌿
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