【生活発信】住宅ローン30年以上を背負う一馬力PTが、「金利の確定」と「太陽光と蓄電池」を選択した理由
はじめに
30代、臨床10年超。家族4人を支える一馬力の理学療法士として、マイホームを手に入れる。それは、数千万円という住宅ローンを、今後30年以上にわたって背負い続けるという大きな決断でした。
「リハビリ専門職の給与水準で、本当に家族を守りきれるのか?」
そんな不安を抱えながらも、私なりに納得できる選択をしました。これでも理学療法士なので、一応「評価して介入する」というクセは、家づくりや家計管理にもついて回ったようです。
1. 「一馬力」の最大のリスクは、変動する固定費にある
理学療法士の昇給スピードは、一般的に緩やかです。その一方で、社会情勢による電気代の高騰や物価高は、私たちの意思とは無関係に家計を圧迫します。
住宅ローンという「動かせない大きな支出」を抱える身にとって、さらに上乗せされる「コントロール不能な変動費」は最大の不安要素でした。そこで私は、暮らしのベースとなる住まい選びとインフラに、自分なりの「介入」を試みました。
2. ネットだけでない「一次情報」の比較と、建売という選択
まず住まいについては、希望するエリアの中で、家事導線や将来のリセールバリューを意識した建売住宅を選びました。ゼロから建てるこだわりよりも、生活の利便性と資産性の「評価」を優先した形です。
また、最も重要な住宅ローン選びも、納得いくまでリサーチを重ねました。
大手まとめサイトで情報を拾うのはもちろんですが、そこには載っていない地元のろうきん、信用金庫、JAなどの個別ホームページを一つひとつ検索し、最新の金利プランや条件を泥臭く比較しました。
「まとめサイトの数字が全てではない」という前提で、自ら一次情報を掘り下げたことで、自分たちのライフプランに最も合致する固定金利プランを見つけ出すことができました。この納得感こそが、今の安心を支えています。
3. 太陽光・蓄電池による「支出の固定化」
その上で導入したのが、太陽光発電と蓄電池のセットでした。私が選んだのは、次のような仕組みです。
「所有」ではなく「利用」する仕組み
初期費用を抑えるため、定額のリースモデル(エネルギーサービス)を選択しました。契約期間中の売電収入は電力会社に入りますが、その代わり機器に何かあれば電力会社が修理・メンテナンスを担ってくれるという契約です。
「自家消費」による家計の安定化
この仕組みの大きなポイントは、発電した電気を家でそのまま使えることです。将来的に電気代が高騰しても、日中の電気を自前で賄えれば、外から買うエネルギーを最小限に抑えられます。
「もしも」への備え(BCP)としての価値
災害時に停電しても、蓄電池から電気が使えることは、幼い子供を持つ親として、また危機管理を意識する生活者として、代えがたい安心材料でした。
4. ローン返済を「システム」として捉える
30年以上のローンは、単に「借金」と捉えると精神的な重圧になりますが、私はこれを「生活を維持するためのシステム」と捉えています。考えてみれば、賃貸でも家賃は払います。ローンとの差は金利の変動、以外もありますが、当面で言えば他に大きな差もありません。金利の変動に関して固定させてしまえば、出口戦略という課題が後で来る可能性はあれど、賃貸の時とシステム自体に大きな差はありません。
自分で調べた選んだ金利プランで月々の返済を一定に保ち、一方で太陽光設備によって「将来、自分がコントロールできない支出」を削る。このバランスを最適化することで、一馬力でも息切れせずに走り続けるための「家計の体力」を作っています。
結びに:本業の視点を「家庭の運営」に
リハビリの計画を立てる際、私たちは患者さんのゴールから逆算して、今できる最善の介入を考えます。家計も全く同じでした。
「家を手に入れて終わり」ではなく、その後の30年が持続可能(サステナブル)であるために。不器用ながらに私が選んだこの戦略が、同じように家計に不安を感じているセラピストの参考になれば幸いです。
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本記事の内容は、筆者個人の経験と主観に基づく体験談であり、特定の金融商品、住宅設備、サービス、または投資を推奨・保証するものではありません。住宅ローンの契約やインフラ設備の導入に際しては、社会情勢や個人の状況によりリスクが伴う場合があります。必ずご自身の責任において、各専門家やメーカー、金融機関に詳細を確認の上、最終的な判断を行ってください。本記事を利用したことにより生じた損害等について、筆者は一切の責任を負いかねます。
