①【新人基礎】「何からやればいい?」を解決する基礎まとめ(ROM・離床・筋トレ)
はじめに
国試には合格したけれど、臨床で「これで合っているのかな?」と不安になることはありませんか?
この記事は、新人理学療法士や理学療法学を学ぶ学生さん向けに、臨床で最低限押さえておきたい基礎をまとめたものです。測定や訓練の基本を理解しておくことで、患者さんの評価やリハビリの判断に自信を持てるようになります。
※もちろん、既に教科書や文献をしっかり読んでいる方にとっても、手を動かすときのチェックリストとして活用できます。
免責事項
本記事の内容は、一般的な知識の整理および教育目的で作成されています。
個別の患者さんに対する医療行為を指示するものではありません。
実際の臨床では、必ず指導者や施設のルール、主治医の指示に従ってください。
1. ROM(関節可動域)の確認
関節可動域を測定することは、単なる数字の確認ではなく、関節制限や機能低下の兆候を把握するために行います。「本当に効果があるのか?」を意識しながら測定することが大切です。
ポイント
測定前に痛みや安全性を確認
姿勢は端座位や仰臥位など基本姿勢で統一
複数回測定して左右差や日々の変化を記録
無理に可動域を広げるより、機能回復の目安として捉える
2. 離床の意義
ベッド上だけの生活は筋力低下や廃用症候群、心肺機能の低下を招きます。離床は単なる立位練習ではなく、筋力・可動域・心肺機能の維持・向上を目的とします。
ポイント
座位保持からスタートし、徐々に立位・歩行へ
安全第一:支持物や環境を確認
離床は座位での活動も含む
心肺機能もチェック:立位や歩行時の疲労感や呼吸の乱れを観察
3. 筋力トレーニング
狙った筋が正しく働くか、オーソドックスな筋トレで基本フォームが守られているかを確認します。「効かせる感覚」を意識し、痛みや不快感があれば中止して原因を考えることが重要です。
基本的な筋トレ例
キッキング:股関節・膝伸展の筋力強化
スクワット:下肢全体、体幹安定性の向上
ブリッジ:臀部・体幹の筋力維持
SLR(ストレートレッグレイズ):大腿四頭筋、股関節屈筋群の強化
プランク:体幹・腹筋群の持久力向上
ポイント
回数よりフォームと筋の使われ方を重視
安全・痛みの有無を常に確認
適度な負荷で正しい筋活動を意識
4. 有酸素運動
心肺機能を維持・向上させ、生活動作の持続力を高める目的で取り入れます。
例
エルゴメーター:自転車型運動器具を使用し、負荷調整可能
ウォーキング:室内外での低負荷運動
ポイント
無理のない負荷で実施
運動中の呼吸や脈拍を観察
疲労が残らない範囲で継続することが大切
まとめ
基礎は新人PTも学生も押さえておくことで臨床への自信につながります。
詳細や応用は、各疾患毎の記事やリスク管理などの記事を是非見てください。
毎日の業務前や学習時間にサッと見返し、測定・離床・筋トレ・有酸素運動のチェックリストとして活用してください。
ここを抑えたうえで、次回はいざ入職となった場合の最初の振る舞いや考え方を書いていきます。
次回記事はこちら
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