【126】 ケガニとヘイケガニ
(*写真は十脚目短尾下目クリガニ科ケガニ属ケガニ、別名オオクリガニ(大栗蟹))
昨日は 毛ガニ食べた
昨日は カニを食べた
でも 予想外だったのは
〆鯖
『毛ガニ』(作詞:井上陽水)
ヘイケガニ(平家蟹)
学名 Heikeopsis japonica
英名 Heikegani
歌舞伎役者のような顔を背中に持つカニ。「進化的圧力」(Evolutionary pressure)の一例として扱われることもある有名なカニだ。見た目が不気味だから食われにくい→不気味になればなるほど生き残って子孫を増やす、という進化形態。ただしヘイケガニが該当するのかどうかは異論がある。
ヘイケガニの学名には japonica(日本の) がつくが、東アジア沿岸、ベトナムあたりまで広く生息している。海の生物、空の生物は特定国の固有種にはなりにくい。なぜなら移動するから。さて、ヘイケガニの謂れは以下。
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七百年以上も昔の事、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。この壇ノ浦で平家は、その一族の婦人子供ならびにその幼帝――今日安徳天皇として記憶されている――と共に、まったく滅亡した。
そうしてその海と浜辺とは七百年間その怨霊に祟られていた……他の個処で私はそこに居る平家蟹という不思議な蟹の事を読者諸君に語った事があるが、それはその背中が人間の顔になっており、平家の武者の魂であると云われているのである。
しかしその海岸一帯には、たくさん不思議な事が見聞きされる。闇夜には幾千となき幽霊火が、水うち際にふわふわさすらうか、もしくは波の上にちらちら飛ぶ――すなわち漁夫の呼んで鬼火すなわち魔の火と称する青白い光りである。そして風の立つ時には大きな叫び声が、戦の叫喚のように、海から聞えて来る。
『THE STORY OF MIMI-NASHI-HOICHI』(Lafcadio Hearn)
『耳無芳一の話』(小泉八雲・戸川明三訳)
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欧州版のヘイケガニは、学名 Corystes cassivelaunus 、通称 Masked crab(仮面蟹)。地中海、北大西洋、北海に生息。名付けの元ネタは、カエサルの侵略に抵抗したブリトン王のカッシウェラウヌス。
毛ガニは、北海道沿岸、オホーツク海、ベーリング海、アラスカ沿岸に棲む。英名は Horsehair crab(馬毛蟹)、チャイナ名は北海道毛蟹。サザンのパーカッションは、野沢“毛ガニ”秀行。
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トリブログを書き始めたつもりが、脱線し続けてカニブログになってきているが、カニネタはなかなか尽きない。もう少しカニの話を続けよう。
