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【058】 ぶたさん ホーホケキョ

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(*写真はスズメ目ウグイス科ウグイス属ウグイス)
コマドリ(駒鳥)、オオルリ(大瑠璃)と並ぶ日本三鳴鳥。

きったぞ きたぞ アラレちゃん
キィーンキンキン キンキンキーン
テケテケ テッテンテーン
ピッピピピ プッペッポー ガッちゃんも
『ワイワイワールド』(作詞:河岸亜沙)


『Dr. スランプ アラレちゃん』は、ちびまるこちゃん、サザエさんに次ぐアニメ史上3位の視聴率35.7%の記録を持つ。一家に一台しかテレビがない時代の、日曜の家族団欒の夕食どきならまだしも、水曜19時でこの視聴率とは、同じ条件ならぶっちぎり1位だったと思う。鳥山明地元の名古屋では40%超えもざらにあったようだ。

最高視聴率の回は「地獄の使者チビルくん」。チビルくんの姉はモラス、父はタレル、母はコラエル。見事な名捩律だ。

則巻アラレの小山茉美、千兵衛の内海賢二は、前年にテレビ東京で放映された『ずっこけナイト ドンデラマンチャ』のドルシネア姫とドンキホーテ・デ・ラマンチャのコンビのリベンジだ。前作は不発に終わったがアラレちゃんで大ブレイク。

ところで先日、高校時代の友人らと飲む機会があった。席を外して戻ったところ、「アド」の歌の話をしていた。「水森亜土ってまだ人気なんだな。ていうか生きてんの?」と割り込んだら大恥かいた。

そして、コロナのバカ騒ぎで大量に廃棄されるアクリル板を全国から集めて、亜土フェスでもやればいいのに、なんて一人で考えていた。

少しウグイスの話をしよう。私は愛鳥家で、たまにバードウォッチングもするのだが、実は未だにウグイスをなまで見たことがない。すぐ近くから声は聞こえるのに、藪の中に隠れていて植物の色と同化しており、まず見つけられない。

花札の如月の札の「梅に鶯」。長らく物議を醸していて、私もその俗説に騙されていたことがある。ウグイスは「ムシクイ」の仲間で、その名の通り主食はムシ、しかも人前には滅多に姿を見せない。

ウグイスが梅の木に留まることはあり得ない、だからあれはメジロの間違えだ。昔の日本人はメジロとウグイスを混同していたのだ、と。

しかし花札のデザインは、他のトリも植物もすべてデフォルメされており、写実性はない。ウグイスの目は赤くて、目白とは言い難い。

睦月の「松に鶴」も変だ。ツルは木に留まることは出来ない。なぜなら滑走しないと飛べないからだ。だから生息するのは湿原や平原で、木には近寄らない。ツルの主食は、地中の昆虫や根っこ、湿原の小魚や水草であり、木や森には用事がないのである。捕食者もいないから隠れる必要もない。

花札は写実性や生態模写ではなく、縁起物二つをくっつけただけなのだ。カメとツルが一緒に描かれるとしても、この二匹が同時にいるケースはまずないのと同じである。

江戸時代には籠でウグイスを飼って、声を楽しむ趣味が確立されていたのだから、見間違えるはずもないであろう。

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