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【353】 「なぜ、あなたたちは違法建築を行うのか?」 北海道江別市のパキスタン村の住人に確認すると…

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(写真はパキスタン・ペシャワールのマーケット)

現代ビジネス
2025.11.20
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「なぜ、あなたたちは違法建築を行うのか?」
北海道江別市のパキスタン村の住人に確認すると…
櫛田 泉

北海道江別市角山地区で、パキスタン人による違法建築問題が浮上している。

2025年7月、YouTuberが「パキスタン人の違法建築を市や警察が放置している」と動画で告発。9月の市議会では、市が礼拝所などを違法建築と確認し是正指導を行っていることが明らかになった。

これ以降、動画配信者が相次いで現地を訪れ、SNS上では「第二の川口市になるのでは」と不安の声が広がっている。一方で「排外主義を助長する誤情報ではないか」との指摘もあり、江別市は共生問題で揺れている。

現地で一体なにが起こっているのか。北海道江別市を取材した。

前編〈北海道江別市にいつのまにか《違法パキスタン村》が…問題提起の人物は「無許可でモスクを建てる彼らが理解できない」〉から続く。

治安は悪化している?

江別市の中心地区にある野幌駅には、札幌駅から江別行または岩見沢行の普通列車に乗り20分ほどで到着する。

野幌駅の徒歩圏内には、シネマコンプレックスを備えたイオン江別店が立地しており、駅周辺は多くの市民の姿で賑わっている。実際、札幌駅から野幌駅に向かう電車内や野幌駅周辺で外国人の姿を目にすることはなく、江別市の治安が悪化しているという印象は受けなかった。

市民の方に話を聞いたところ「角山地区は市の中心部からは歩いて行ける距離にはなく、パキスタン人による違法建築のことを知らない市民も多い。今のところ市民生活をする上では治安の悪化を感じることもなく実害はない」という。

ただ、不安は抱いているようで、「私たち市民の知らないうちに礼拝所などの違法建築が進んでしまっていて少し怖い」と率直な思いを語ってくれた。

また、江別市で中古車販売業を営むパキスタン人が多く住むとされる、団地の居住者にも話を聞くことができた。

ナンバーのないクルマを駐車

妻子とともにここで暮らす男性は、「ゴミ出しのルールはしっかり守ってくれていて、部屋で騒ぐなどの実害も今のところない」としながらも、違和感を抱く場面はあるという。

「パキスタン人が居住している部屋は、何人住んでいるのかわからないくらい人の出入りが激しい。『一体なにをやっているんだろう』と薄気味悪さを感じることはある。

ほかにも、彼らが使用する3区画の駐車場は、ナンバーを登録したクルマしか置いてはいけないはずなのに、毎日違うクルマがとめられていたり、ナンバーのないクルマがとめられていたりする。

以前、江別警察署に通報したこともあるが、クルマの持ち主がパキスタン人であるとわかった途端になぜか警察官のやる気がなくなった。『敷地内だからどうしようもない』と対応してもらえなかった」

この警察官の対応について北海道警察本部に問い合わせると、「個別の事案への対応については回答を差し控えますが、事案に応じて各種法令に基づいた対応をしております」「国籍等に関わらず引き続き事案に応じて各種法令に基づいて適正に対応してまいります」との回答だった。

こうした江別市の現状に対して、別の市民からは「パキスタン村の風評が広がると、江別市が名乗りを上げている北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地の誘致活動にも悪影響が出るのではないか」と不安の声も上がっている。

モスクの関係者に尋ねると…

では、北海道江別市の外国人居住者の実態はどうなっているのか。

江別市生活環境部戸籍住民課に問い合わせると、江別市の外国人人口は2016年の409人から2025年までの10年間で1094人に増加。うちパキスタン国籍の住民は2016年の32人から2025年の224人と約7倍に増えていることが判明した。

江別市内とその近隣には中古車のオークション会場があり、中古車販売業を営むパキスタン人が集まっていることが背景にあるという。

前編で触れた江別市議会の一般質問の際、市の担当者は「礼拝所は常に人がいる施設ではない」と答弁していたが、取材の過程で「礼拝所には24時間誰かしら人がいる」という情報を得た。イスラム教では1日5回の祈りを行うことが、礼拝所に人が常駐していることに関係しているようだ。

そこで筆者は礼拝所を訪れ、責任者への取材を試みることにした。

なお、昨今はYouTuberなどの動画配信者がこの場所を多く訪れ、関係者はカメラを向けられることに神経質になっているという。さる取材協力者からの助言に従い、公道からのカメラ撮影は控えることにした。

16時頃に礼拝所を訪れ、入り口から中の様子を覗いたところ、複数のムスリムが祈りを捧げている最中であった。その場でしばらく待っていると、あご髭を蓄え、白い帽子のようなものを身に着けた中東系の男性が筆者の存在に気が付いた。

努力を重ねているグループも

——この礼拝所の件で取材をしています。あなたたちの考えもきちんと聞きたい。
責任者がいない。わからない。

——いつだったらいますか?
夕方。

——すでに16時を過ぎていますが、今日はいないのですか?
いつもは夕方にいる。

その後もこの男性とコミュニケーションを試みたが、日本語での意思疎通は難しいと判断し、以下の4つの質問を日本語と英語で併記した書面を渡して、礼拝所を後にした。

・なぜここでビジネスを始めたのか
・撮影に来るYouTuberをどのように思っているのか
・なぜ違法建築を行うことになったのか
・今後はどうするつもりなのか

しかし、2週間待ったものの、責任者から回答は得られなかった。

江別市内で取材を進めると、実際にはパキスタン人の多くが合法的にビジネスを行い、友好的に市民に溶け込もうと努力を重ねているグループも存在することがわかった。

しかし、角山地区の件については口が重いようだ。日本語が堪能なパキスタン人経営者にも接触を試みたが、「取材は受けられない」とのことだった。

「江別を守れ!」と叫ぶ人も

昨今、ルールを守らない外国人の増加に対して不安を抱く北海道民は増えている。

9月21日以降、札幌市中心部では、北海道の鈴木直道知事に対するリコールデモが毎週のように開催されるようになった。

北海道倶知安町で中国系企業による違法な森林伐採と建物の建設が発覚したことに加え、釧路湿原で建設が進められているメガソーラー施設でも違法な伐採や調査不足が明らかになったことが、デモの発端だ。

これらの問題に対して鈴木知事が定例記者会見で及び腰な姿勢を示し、北海道民の怒りに火をつけた。

このデモでは、移民政策に対して異を唱える主張もされており、参加者の間では江別市パキスタン村の問題も認知されている。デモ行進の中では「江別を守れ!」といった声も上がっていた。

地域住民は変化に敏感だ。

確かに、江別市が抱える違法建築問題は一部のパキスタン人によるものだ。ここは改めて強調しておきたい。

ただ、文化や言語が異なる外国人を受け入れるにあたり、地域住民に対する行政側のケアやサポートは欠かせない。

地域に理解を押し付ける一方的な仕組みになっていないか。自分たちの対応力を超える受け入れ状況になっていないか。

行政は今一度、見直すべきではないだろうか。

もはや地方自治体で対処できるレベルではない。

自民党はいったい何やってんだ?

"人手不足"解消のため=移民受け入れ、と関係ないじゃねーか。

独自に商売してんだから。

「【264】 日本人絶滅シミュレーション」はこちら
「【277】 北欧の惨敗 西洋の自死」はこちら

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