【186】 ブルーヒーラーとマッドマックス
(写真はブルーヒーラー(Blue Heeler))
1980年代は、空前のオーストラリアブームだったと「【185】 コアラの街」で述べたが、映画でヒットを出し続けたのもこの時代だ。オーストラリア出身俳優がアメリカで活躍し出すのもこの頃からである。
1979年 『マッドマックス』
1980年 『チェーン・リアクション』
1981年 『マッドマックス2』
1982年 『ザ・イヤー・オブ・リビング・デンジャラスリー』
1984年 『レイザーバック』
1985年 『デス・ゲーム/ジェシカの逆襲』
1986年 『クロコダイル・ダンディー』
1988年 『ウイザード』
『マッドマックス2』のマックスの相棒犬、その名も "Dog" がオーストラリア原産の牧牛犬ブルーヒーラー(Blue Heeler)。コリーやディンゴなど何種類も掛け合わせて、1840年頃から約50年かけて開発された。
英語圏では灰色がかった黒をブルーと表現することがある。ヒーラーとは踵に何かすること。ブルーヒーラーは牛の踵を甘噛みして、驚かせて誘導するという特技を持つ。どうやってこんな習性を覚え込ませたのか全くの謎だ。
日本には家畜開発の歴史がほとんどない。明治以降に食肉としての牛、豚、鶏の改良が始まった程度で、イヌネコに至っては昭和以降であろう。動物に対して去勢、断尾、断耳、除角、焼印などしてこなかったし、馬には蹄鉄すら付けず草鞋を履かせたような民族だ。
これは技術力がなかった訳ではなく、動物を食べる目的以外で傷つけない、自然体のまま生かす、という思想があったのだと私は考える。ただし植物の改良技術については、大昔から世界トップクラスだったと思う。魚の養殖も世界初クラスであろう。
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フローネ一家をたびたび襲ったディンゴは、野生動物なのか単なる野犬なのか曖昧な存在である。チャイナ名は直球の「澳洲野犬」。ディンゴはオーストラリア、ニューギニア、インドネシアあたりに生息。群れで行動するのでタチが悪い。

タイリクオオカミ種ディンゴ亜種
