【061】 アヒル南蛮に改名せよ
(*写真はカモ目カモ科マガモ属マガモの雄)
かもね かもね そうかもね
くせに なっちゃう かもね
Baby, Burn! Burn! Burn!
今夜 決めなきゃ
『100%…SOかもね!』(作詞:森雪之丞)
「【034】 Oh come on up, ニルス 旅に 出かけよう」で言及したように、西洋における家禽のランクは、ガチョウ>アヒル>ニワトリである。
ガチョウが完全草食なのに対し、アヒルはミミズやカエルも食うし、ニワトリも残飯でもムシでも食う雑食だ。西洋人が食う肉は、草食動物>雑食動物、肉食動物は食べない、という明確な基準があるのである。
ガチョウはガン(雁)を、アヒルはマガモ(真鴨)を家禽化した人工動物。英語の Duck は、カモ目の総称であり、家禽化されたカモ=アヒル(家鴨)は、Domestick Duck だ。家禽化とはざっくり言うと、品種改良を重ねて、飛べなくすること+短期間で肉を肥大化させること。
昔の日本人は野生のカモ目を獲って食べていたが、現代流通する「鴨肉」とは「アヒル肉」である。日本では野生のマガモと家禽のアヒルを掛け合わせた?「合鴨」なる表現があるが、外国ではアヒルとは区別しない。
「合鴨」の Wikipedia をご覧なさい。このブログの執筆時点では、日本語ページと日本語を直訳したスペイン語ページの二つしかないのだ。
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肉野菜炒め、焼き魚定食。これらは食材の仕入れ状況により、肉や魚の種や部位が変わるかも知れない。だから曖昧な表記にする理由が分かる。しかし蕎麦屋の「鴨南蛮」の肉に、野生のカモ目が使われる可能性がゼロなら、「アヒル南蛮」に改名すべきである。
日本には、料理のイメージアップのために、意図的に違う名付けをする文化がある。代表は「鴨」、次いで「オマール海老」。
北米ではロブスター、西欧ではオマール。これはウミザリガニのこと。ザリガニにはハサミがあり、エビにはない。オマールは明らかにエビではないのに、「海老」を付加してイメージアップを図っている。
ハサミがある甲殻類はカニ、「いざり=尻を地につけたまま進む、または後退りする」カニがザリガニの語源だ。
鴨肉=アヒル肉は分かった。だが、ネギがなぜ南蛮なのか?
