酔いどれの夜はこうして更けていった②
お酒が飲みたい。
お店でお酒が飲みたい。
昨日、職場でふとそう思った。
先日、久しぶりに友人と楽しいお酒の時間を過ごしたからだろうか。
それとも、17時でもかなりの空の明るさに、夏の近づきを感じたからであろうか。
店長とそんな話をした。
しかし、店長は冬の暗い空を見ても飲みたくなるそうなので(毎日飲みたい)真の飲み人なのだろうと思う。
だが、20代の私も真夜中のカフェ=お酒という公式(この公式はテストにでないので覚えなくて大丈夫です)を周りの人に浮かべさせたほどお酒…いや、その空間、時間が好きでよく飲んでいた。
せっかく(?)お酒を飲みたいと感じたので、今日はいまもふと思い出す、ある夜のワンシーンをお届け(ただ話したいだけ)します。
あれは池袋だったと思う。
当時お付き合いしていた彼と、彼の友だち数人と私の友だち数人での飲み会が恒例になっていた時だった。
その日も、すでに飲んだあとで池袋の街をほろ酔いモードのみんなで歩いていた。
また帰るには名残惜しくて、なんとなくそのへんで立ち止まり、くだらない話をしていた。
その視線のすぐ近くにお店があり居酒屋?だったろうか。ガラス張りになっていてそこに寄りかかるように座っていた彼の友だちA(仮)。その向こうでは乾杯を楽しんでいる男子二人組。
ふとその片方と、Aの視線が合う。
ガラスの向こうの彼もすでにいい気分なのか笑顔で会釈&ジョッキを軽くあげるジェスチャーで友好ムード満点。
その様子にほろ酔いモードの私達も笑顔を浮かべる。
と、そのとき。
ガラスの向こうの彼とまだジェスチャーを送り続けていたAがおもむろに人差し指をゆっくりとガラスに近づけていく。
ま、まさか、この展開は…?
Aの気持ちに気付いたガラスの向こうの彼もそれに合わせて自分の人差し指をそこに動かしていく。
私達が見守る中、2人の人差し指がガラス一枚隔てて、重なったーー!
「E.T.だー!」
その瞬間、笑いの渦が巻き起こった。
なぜだ。どうしてその行動が思いついたのか。
そしてすぐにそれを察して人差し指を出したガラスの向こうの彼も素晴らしい。
お酒を通じて、指と指を通じて、確かにふたりが心を通わせたあの瞬間。
空間が、空気が、色で見えるメガネがあったなら、きっとその目には温かなオレンジが映っていたに違いない。(なんのはなしですか)
ほろ酔いの夜。
池袋の街の一角で、そんなドラマを見せてくれてありがとう!(だからなんのはなしですか)
あー。やっぱりお酒が飲みたい…!
ここまで読んでくれたあなたに乾杯!
真夜中のカフェでした。
よろしければこちらの夜ものぞいてみてください♪↓
