2025/11/21 心配の先にある親の願い〜当たり前に守られている日々へ〜
2025/11/21
まだ夜の名残が濃い4時台。
洗濯物を抱えて階段を降りると、冷気が足首にまとわりついた。まだ夜みたいな暗がりも相まって、ぶるっと身が縮む。
クイックルワイパーをすべらせ、食洗機の中身を片づけ、お湯が小さく沸き立つ音を聞く。
家の中だけがひと足早く朝になっていく感じ。
湯気の立つ緑茶とノートを前に座って、やっと落ち着く。
金曜日の朝は、いつもより少しだけ慌ただしい。
今日も忙しくなりそうだと思いながら、温かい緑茶を一口含む。
でも、この日は予想もしない展開が待っていた。
飛び込みの仕事と思わぬ呼び出し
仕事は金曜日らしい慌ただしさだった。
そこへ、アポなしの立ち入り検査。
ただでさえお昼で人が少ないのに…
みんなが心の中で同じため息をついているのが見えるようだった。
そんな中、15時に保育園からの着信。
インフルエンザもコロナも流行ってきているし、お熱の連絡かな…と、頭の中が忙しなくなった。
「転んで顎を打って、口の中も切ってしまった」と。
頭の中が真っ白になる。急いで病院へ向かった。
痛くてたくさん泣いたらしいけれど、会ったときのバツが悪そうな顔の後、へへッと笑った顔を見た瞬間、私はやっと息ができたようだった。
歯医者で診てもらうと、幸いにも縫うほどではなく、普通に食事もできるとわかった。
明日は楽しみにしていたチアダンスの合宿がある。
「これで行けなくなったら可哀想」とも思っていたから、ほっとした。
無事であることは、こんなにも尊い
そのあとは、約束をしていたので予定通り近所の回転寿司屋さんへ。ふたりとも食欲があり、ホッと胸をなでおろす。
「合宿楽しみ~!明日はママより早起きしちゃうかも」
そんな冗談を言えるほど元気になった姿に、思わず笑ってしまった。
絶対に私より早くは起きないだろうけれど。
怪我なく無事に帰ってくるのが当たり前になっていたけれど、今日のような日は、その当たり前がどれほどありがたいものか思い知らされる。
合宿のことも、ものすごく心配になる。
でも、親の心配のために貴重な今の経験を失うのは違うと思う。
子どもを信じること。
見守る大人たちを信頼すること。
心配しながらも送り出す勇気だ。
揺れる心を抱えながら、信じて送り出す
飲み会の予定だった夫も、心配で早めに帰ってきてくれた。その気持ちが嬉しかった。
家族それぞれの気にかけている気持ちがひとつの場所に集まると、その空気がなんだかあたたかかった。
親になると、心配は尽きない。
でも、心配ばかりしていては、子どもの可能性を狭めてしまう。
「大丈夫かな」と思いながらも、「きっと大丈夫」と信じる。その繰り返し。
無事に過ごせることの尊さを噛みしめながら、明日は笑顔で送り出したい。
あなたには、「心配だけど信じて送り出した」経験はありますか?どんな気持ちでしたか?
無事を願いながら、明日への準備をそっと整えていく。そんな静かな夜の終わり。
きっと、今日より少しだけ強い自分でいられる。
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過ぎゆく日々がより愛おしくて大切になりますね。
また明日も、一緒にゆるやかにいきましょう。
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