2025/12/12 たまには手を抜いて楽しむ 〜ささやかなご褒美の夜〜
2025/12/12
窓を開けると、冷たい風が吹き込んできた。
思わず顔を顰めてしまうほどの強い風に慌てて窓を閉めた。
金曜日。今週もあと一日で終わる。
そう思うと、少しだけ気持ちが軽くなる。
そう、何でもない金曜日。けれど、この日付は私の中では大切にしている日付でもある。
あまりにもプライベートで繊細な内容なのだけれど、残しておきたい気持ちもあって、書いては上書き保存しているうちに、気づけば時間が静かに溶けていく。
白湯を一気に飲みながら、気持ちを落ち着けて、また改めて出せる時に出そうと決めて日常に戻った。
そんな朝だった。
夕飯はマック、特別感のある夜
師走の金曜日。夫は忘年会ラッシュ。
今日は夕飯を作らず、マックにしようと決めた。
ハッピーセットが、次女の大好きなすみっコぐらしなのが理由の一つ。平日の夕飯をマックにするのは、もしかしたら初めてかもしれない。
いつもは「手抜き」と感じてしまいそうな選択だけれど、今日は「特別感」として楽しむことにした。
紙袋を開けた瞬間、ポテト匂いがふわっと立ち上る。子どもたちの目がきらりと光り、「やった!」と声が弾む。
特別なイベントでもないのに、「いつもと違う」というだけで子どもたちは大はしゃぎでかわいい。
マックフルーリーを食べながら、「美味しい!」と笑顔になる。こういう日があってもいいのだと思う。
ご褒美茶と日常へ向けた想い
クリスマス模様の包装紙に包まれた荷物が届いた。
てぃーさんのお茶。
自分へのご褒美に選んだものだ。
丁寧に包まれたお茶と、そっと添えられた手書きのカード。「誰かを思ってひと手間かける」という優しさを嬉しく思い、一人でにやにやしていたかもしれない。
もう一袋は、義母へ渡すつもりでいる。
もうすぐお誕生日なのだ。仕事をしながら家の片付けを頑張っている義母へ、手軽に美味しいお茶はきっと喜んでもらえると思う。
ふとカレンダーを見ると、「12日」の数字が目に入る。
当たり前のように願っていたひとつひとつが、本当はどれも「奇跡」だったのだと、思い知らされた日。
今、目の前には、ポテトを頬張って笑っている子どもたちがいる。健やかに笑い合える毎日が、どれほどの奇跡なのかを教えられた日だ。
何も起きていない日の中にあるもの
たまには手を抜いて、自分を甘やかしてもいい。
疲れたと感じたら、無理をしない。
いっそのこと、その『手抜き』を楽しんでしまえばいいと思う。
誰かに話すほどでもない「なんてことのない一日」かもしれない。
あの日あふれた涙も、どうしようもない後悔も、不甲斐なさも、全部を抱えたまま、それでも私は今を大切にしたいと思ってここに残している。
いま、目の前にいる子どもたちの笑顔も、こうしてマックを囲んで笑える夜も、「今ある奇跡」の延長線上にあるのだ。
何事もなく一日を終えられること。
それは、本当は当たり前なんかじゃない。
あなたは、自分にご褒美をあげていますか?
たまには手を抜いて、特別を楽しんでいますか?
何気ない夕飯や、誰かと分け合う一杯のお茶。
それらのうしろ側にある「ここまで来られたこと」にそっと想いを馳せてみると、いつもの光景が少し違って見えてくるかもしれません。
金曜日の夜、マックフルーリーを食べながら、そんなことを考えていた。
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