2025/11/28 迷いながら選ぶ日々 〜小さな決断が暮らしをつくる〜
2025/11/28
玄関を開けると、気持ちの良い秋晴れが広がっていた。ゆるやかな風が頬にひんやりと触れる。
今日は20度まで上がるらしい。
昼間は暖かく、朝晩は冷える。そんな季節の境目。
いつもならお風呂の時間。
17時半に歯医者の予約が入っている。
先週の次女の怪我の経過観察と、噛み合わせの相談。
いつもより最低でも30分は後ろ倒しになることを想像するだけで、気が焦る。たった30分、でもこの時間の30分は翌朝まで響くのを知っている。
朝のうちにできることをなるべく仕込んで家を出た。
見守るしかない場面に出会う
夕方、急いで歯医者へ向かった。
先週の怪我の経過と、噛み合わせの相談。
次女はいまだに口だけの「ちゅぱちゅぱ」を寝る前にしている。
無意識下での動作なので、なかなか治らない。
愛情が足りないのか、安心感が足りないのかと頭を悩ませた時期もあったけれど、そうではなさそう。
正式な名前として「口腔習癖」とか「舌前方突出癖」と呼ばれるらしい。
起きている時はほとんど見られない。
それでも、歯並びや噛み合わせに影響は出ているので、そろそろ矯正を考えようかとなったのだ。
学校生活を考えると、簡単には決められない。
生え替わりもあるし、長く見ていく必要がある。
治療方法も、費用も、選ぶのは親だけれど、実際に頑張るのは子ども本人だ。
そのことを思うと、胸の奥が少しだけぎゅっとする。
食べたいものを食べる幸せ
家に帰ると、夕飯の準備をする。
焼くだけの鮭、自動調理鍋に入れるだけの豚汁、納豆ご飯、作り置きのきんぴらとおひたし。
早くて美味しい安定の和定食。
食後は、金曜日恒例のお菓子パーティー。
「食べたいものを食べられるのは、健康な歯があるから。これからも美味しく食べられるように、しっかり歯磨きしようね」
そう言いながら、歯磨きを頑張ることを約束した。
歯列矯正のこと、治療費のこと。
考えることはたくさんあるけれど、食べたいものを食べて、笑顔でいられる時間を大切にしたい。
連絡帳を見ると、次女が友達と養生テープを使ってハム太郎ごっこのお家作りをしていたらしい。
「画用紙だと壊れてしまうから、幅広の養生テープをチョイスしていましたよ」
そんな大人が思いつかない工夫を、軽々と形にしていく。何が1番作りやすくて壊れにくいか、お友達とアイデアを出し合っていたみたい。
子どもは、こうして毎日新しいことを学んでいる。
こうした日々の経験が、どんどん成長に繋がっていく。
小さな決断が、未来の安心をつくっていく
子どもの将来のために、今できることをできる限りしてあげたい。そう思って、まず矯正をはじめる為の検査を予約した。
歯医者の治療、子どもの創意工夫、夕飯の献立。
どれも大きな出来事ではないのに、どれも確かに暮らしを形づくっている要素だと思う。
選択に迷うのは、その選択を大切にしたいから。
後悔したくないと思うから。
でも、迷いながら選んだ道でも、子どもと一緒に考えながら進んでいけばいい。
そう思うと、少しだけ気持ちが軽くなった。
あなたは、最近どんな決断をしましたか?
その時、どんな気持ちでしたか?
親としてできることは、そう多くない。
完璧な選択をすることじゃなく、子どもと一緒に悩んで、子どもと一緒に決めていくこと。
今日も無事に過ごせたことに感謝しながら。
明日もまた、一つひとつ一緒に決めていこうと思う。
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また明日も、一緒にゆるやかにいきましょう。
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