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2025/06/13 明日の笑顔を準備する日 〜成長の足音を聞きながら〜


2025/06/13

朝、窓を開けると、湿気を含んだ風がふわりと頬を撫でた。ゆっくりと流れ込む空気は重たく、頭の奥にずしんと響くような感覚。

こめかみから額にかけて、じんわりと広がる鈍痛。

気圧のせい?それとも、暑さと涼しさの間で、体がまだ慣れずに揺れているからだろうか。

そんな身体とは裏腹に、家の中はちょっと浮き足立っていた。

旅の前の日は、特別な日


明日から一泊二日の家族旅行。
だから今日は、ただの金曜日じゃない。

次女は1週間前から何度も「あと何回寝たら?」とカウントダウンしていた。いよいよ明日だとなり、帰宅するとそそくさと自分たちで荷物を準備し始めている。

「いるもの、これとこれと…あと、この子たちも連れていく!」

たくさんのぬいぐるみを抱えて、同行させる子を選べないでいるようだ。そんなにたくさんは連れて行けないと伝えるとしょぼくれてしまった。

いつもは寝るまで時間がかかるのに、今日はスムーズにベッドに入って、「楽しみだね」と言い合いながら、20時半にはすうっと眠っていった。

「明日に備えて早く寝る」という判断を自分たちでしている。これもすごい成長だと思う。

旅の前夜って、どうしてこんなにワクワクするのだろう。予定を立てたり、荷物を揃えたりする時間すら、楽しさに変わってしまう。

「ありがとう」を先まわりする気持ち


そしてこの日、次女から少し早めのお誕生日のお手紙をもらった。お誕生日に渡すのを忘れちゃうと嫌だからと折り紙で作ったかわいい小鳥付きで手渡された。

ちいさな手で書かれた、たどたどしい文字。
「ままえ」「ままわなんさい?」
ふにゃりとした“次女語”が、胸にじんと響く。

最後の「だいすきよ」の一言に、疲れていた心がふっとゆるむ。

大人になると、なぜだか「ありがとう」や「おめでとう」が少し照れ臭くなる。当日に勢いで伝えようと思ってしまうこともある。

でも、待ちきれないくらいの気持ちで、フライング気味にまっすぐに届けてくれた言葉は、とても嬉しかった。その純粋さに、ハッとさせられる。

小さな準備の中にある 大きな成長


長女は、旅行に備えて宿題を早めに終わらせてきた。
「明日いっぱい楽しみたいから、今日頑張った!」と、学童で週末分を全部やってきたという。

去年までは、持ち物を準備するにも一つひとつ声をかけていたのに、今は自分で工夫して、やるべきことを考えている。すごい成長だ!

旅のワクワクを、“自分の行動でつくる”という感覚。
それが育ってきているのを感じて、心の奥があたたかくなる。

思い出は、始まる前から始まっている


こうして迎える旅の前夜。
何も起こっていないはずなのに、すでに思い出の1ページがめくられているような気がする。

長女の「全力で楽しむための工夫」と、次女の「先にお手紙を渡しておく」という優しさ。

どちらも、私が教えたわけでもなく、子どもたち自身が考えて行動していることだった。

親として見守る中で感じるのは、子どもたちが少しずつ、でも確実に「相手を思いやる心」や「計画性」を身につけているということ。

私自身の体調はちょっと不安だけれど、今夜のこの静かな喜びを、きちんと味わっておきたいと思った。

明日、どんな風に笑い合えるだろう。
どんな景色を見て、どんな言葉を交わすのだろう。

あなたは最近、「楽しみだな」と思って、そのために小さな準備をしたことありましたか?

ちょっとした工夫や小さな準備が、大きな楽しみの土台になっているのかもしれませんね。



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