2025/10/02 忙しい平日でも季節を楽しむ 〜いももちが繋ぐ家族の時間〜
2025/10/02
登園の自転車で感じた空気が、もう違っていた。
カラッとして、ヒヤッとしている。
「ママー!なんか今日は寒いね」と次女。
ああ、季節が動いているんだなと思った。
帰宅後に「おうちでも いももち作りたい!」
娘たちからリクエスト。保育園で作って楽しかった体験を、家でもやってみたいという。
平日の夕方。正直、疲れている。
でも、子どもの「やってみたい」には旬がある。
今この瞬間にしかない熱量に応えたいと思った。
材料があるかないかで、即決する
いももちを作ると決めたのは、材料が揃っていたから。じゃがいも、片栗粉、塩だけ。
離乳食の頃によく作っていたのも理由の一つ。
特別な買い物も、下準備も要らない。
「やってみよう」と思った瞬間のハードルを下げることは大事だと思う。
材料がなければ「今度ね」でいい。
でも、あるなら「やってみよう!」がいい。
その即決が、子どもの記憶に残る体験になる。
じゃがいもをよく洗い、中央に浅い切り込みを一周入れてラップで包む。600Wの電子レンジで6分加熱し、冷水にドボンと入れて切り込みから皮を引っ張ると簡単に剥ける。
スルッと剥ける感覚も楽しい。
子どもたちと一緒に皮をむき、つぶす感触を楽しむ。

いももちの生地をこねる手つきは、ぎこちない。形もバラバラ。でも、娘たちの表情は真剣そのもの。
多少形がいびつでも、「自分で作った」満足感が一番のごちそうになるのだ。
「んーーーー!おいひーーー!」と叫ぶ娘たちの声。
その瞬間こそが、価値を持っている。
季節の行事に楽しみの「予告」を
二十四節気を知ったことで、季節の移ろいがもっと面白くなった。旬の食材を意識するだけで、日常がほんの少し豊かになる。
夕飯のスープに生姜と白胡麻を足してみた。
ホッとする温かさが体に染みわたる。
いももちは、みたらし味ときなこ味にしてみた。
調味料や味付けのひとつの工夫が、楽しさを割り増しさせる。

食べ終わった後、私は言った。「中秋の名月ってお月見する日なのね。10月6日なんだけど、その日にまた作って食べようね」と。
子どもたちは一気に笑顔に。
嬉しそうに手帳やカレンダーに印をつけていた。
「一度きり」で終わらせず、次につなげる言葉を添えること。それが、子どもにとっての楽しみを育て、季節を感じる習慣になっていくと思う。
食べる楽しみが未来の行事とつながると、暮らしがぐっと豊かになる。それは大人も同じ。
また作る予定があることが、子どもの記憶に季節の思い出を刻むのだ。
二十四節気を調べてみると、季節を感じるヒントがまだまだある。秋はただ過ぎていくものではなく、自分で深めていけるのだ。
平日の夕方にこそ、小さな冒険を
「忙しい平日に、子どもの希望にどこまで応えられるか」
これは働く私にとっては、日々の悩み。
平日に子どもと料理をするなんて、無理。
つい最近まで、そう思っていた。
でも、私が「頑張る」ではなく、子どもに任せてみる。ハードルを下げて、ちょっとだけ手伝ってもらう。
そういう「ちょうどいい選択をする」という視点を持つだけで、景色がガラッと変わる。
いももちは、特別な料理じゃない。でも、子どもと一緒に作ったそれは、忘れられない秋の記憶になる。
季節は、待ってくれない。
子どもの「やってみたい」も、今この瞬間にしかない。
ちょっと無理かなと思いながらも、やってよかったことってありますか?
「平日だからこそ、小さな挑戦を」
それが今回の一番の学び。
この秋は、もっとキッチンで過ごそう。
子どもと一緒に「簡単だけど心に残る一品」を作って楽しみたい。
秋の過ごし方が、きっともっと楽しくなる。
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