子どもを信じるという愛し方|エピソード第2話
親ができることは、安心できる場所でいること
子育てをしていると、
子どもの様子が少し変わっただけで
気になることがあります。
元気がない。
甘えることが増えた。
何となく表情が硬い。
学校で何かあったのかな。
友達との関係かな。
何か悩んでいるのかな。
親だから心配になります。
私もそうでした。
そして心配になると、
原因を探したくなる。
何とかしてあげたくなる。
どう声をかけたらいいのか悩む。
そんなことを繰り返していました。
でも今回、子どものことで学んだことがあります。
それは、
親ができることは、
子どもの問題を全部解決することではなく、
安心できる場所でいることなのかもしれない。
ということでした。
子どもが不安になると親も不安になる
子どもが元気をなくしている。
何かを我慢しているように見える。
そんな姿を見ると親も不安になります。
私も正直、
心配していなかったわけではありません。
大丈夫かな。
しんどくないかな。
何が起きているんだろう。
そんなことを考えていました。
でも今回は、
その不安をそのまま子どもに
向けないようにしようと思ったのです。
平常心だったわけではない
私は今回、
「悩んでも仕方ない。ドーンと平常心でいよう」
と思っていました。
でも今振り返ると、
本当に平常心だったわけではありません。
心配もしていました。
気にもなっていました。
だからこそ観察もしていました。
ただ、
不安に振り回されないようにしようと思っていたのです。
そして、
少し極端かもしれませんが、
演じてでもいつも通りでいよう
と思っていました。
なぜそう思ったのか。
それは、
外ではいろいろなことが起きますよね。
学校。
友達関係。
習い事。
子どもの世界にもたくさんの出来事があります。
そこで傷つくこともある。
悩むこともある。
自信をなくすこともある。
そんな時に帰ってきた家まで、
不安や緊張でいっぱいだったら、
子どもはどこで安心したらいいのでしょう。
だから私は、
家だけはいつも通りでいたいと思いました。
家の中までは不安でいっぱいにしたくなかったのです。
ママはいつも通りでいる。
ご飯を作る。
おしゃべりをする。
一緒に笑う。
くだらない話をする。
いつもの日常を続ける。
もちろん、
子どもの様子は見ています。
気にかけています。
でも、
「どうしたの?」
「何があったの?」
と何度も聞かない。
無理に話をさせようとしない。
心の目では見ているけれど、
できるだけいつも通りでいる。
そんなことを意識していました。
話せない時もある
親としては、
話してほしいと思います。
でも、
言いたくても言えない時があります。
自分でも何が苦しいかわからない。
言葉にできない。
話したら余計につらくなる。
そんなこともあります。
これは特に私が経験したからです。
幼い時、自己否定をしていた完璧主義な私は、
虐められてたり友達とトラブルがあっても、
何があっても親(母)に言う事が出来なかったのです。
だから、親子なので似ている部分もある。
親に言いたくても
言えないことがあるだろうと思っていました。
だから話してくれないことを
問題にしなくていいのかもしれない。
話せる時が来たら話す。
その時まで待つ。
それも信頼なのだと思います。
もし、何かの都合で待てない時は、
子どもに聞き、子どもが話し出すまでゆっくり待つようにしています。
見守るとは信じること
私は以前、
見守るということがよくわかりませんでした。
何もしないことなのか。
見て見ぬふりをすることなのか。
何もしないことで事態が悪化しないか。
と思っていたのです。
でも今は少し違うように思います。
見守るとは、
関心を持ちながら信じること。
ちゃんと見ている。
気にかけている。
でも、
必要以上にコントロールしない。
子どもには子どもの力があると信じる。
それが見守るということなのかもしれません。
親ができることは安心をつくること
子どもの人生を代わりに生きることはできません。
悩みを全部取り除くこともできません。
でも、
安心できる場所になることはできます。
外で何があっても、
家に帰ればいつもの日常がある。
ママがいる。
ご飯がある。
笑顔がある。
そんな当たり前が、
実は子どもにとって大きな安心なのかもしれません。
子どもを信じるという愛し方
今回の出来事を通して、
私は子どもを信じるということを少し学んだ気がします。
それは、
何も心配しないことではありません。
何もしないことでもありません。
心配してもいい。
気になってもいい。
でも、
その不安に飲み込まれない。
子どもの力を信じる。
そして、
安心して帰ってこられる場所でいる。
親ができることは、
案外それくらいなのかもしれません。
私はまだまだ子育ての途中です。
それでも今回、
「何とかしなきゃ」よりも、
「いつも通りでいよう」
と思えたことは、
親としての一つの学びだったように思います。
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エピソード第1話

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