サマルカンドのロシア正教の教会3選|ビーズ刺繡の宗教画と自然光に照らされた美しすぎる空間【ウズベキスタンカザフスタン一人旅4日目】
サマルカンド4日目、私はやる気に満ちていた。
ソビエト連邦だったウズベキスタン。
ウズベキスタン旅ではそれぞれの土地で教会、特にロシア正教の教会を訪れると決めていた。モスクワで買ったスカーフ(プラトーク)も日本から持ってきたくらい、楽しみにしていた。
私は来年またサマルカンドを訪れるつもり。旅程は決まっていないしチケットも取っていないけど、でも行くつもりだ。その時に、またこの教会たちを訪れたい。それくらい、それくらいどきどきしたし、頭を空っぽにしてその場に目をこらした場所だった。
ロシア正教の教会3つ
訪れたロシア正教の教会は3つ。
以下3つは全てGoogle Mapでヒットする。とてもありがたかった。
基本的なエチケット
髪はできるだけスカーフなどで隠すのがベター
同様に、服装も華美でなく、シンプルで肌を隠したもの
スマホなどはもちろん音が鳴らないように
同行者との会話は声を落として
3つの教会と主要観光スポットの位置関係

Orthodox Church of St. George the Victorious

殉教者を聖人とする、静かで豊かな教会
Saint George the Victorious つまり「聖大致命者凱旋者ゲオルギイ」を聖人とする教会。「大致命者」とは、長い苦しみの果てに聖人になった人のこと。聖ゲオルギイはキリスト教を嫌う異教徒の王によって殺された殉教者。
訪れた時にはミサが行われていて、建物の外から見ていた私を職員の女性が招き入れてくれた。モスクワで買ったプラトーク(大きいスカーフ)をまとっていたからだろうか。ロシア語しかわからないと伝えると、ロシア語で対応してくれた。優しいこともあるものだ。


訪れた3つの教会の中で、一番生活に根差している印象を受けた。一番こじんまりしていて、古い聖像たちがこの場を静かに守っていた。建物もシンプルだし小さいけれど、でも建物の外側にまで飾られたイコンがあたたかく、豊かな信仰を物語っていた。

基本情報
ロシア語表記名称:Церковь Георгия Победоносца
住所:MX65+VV3, Shohruh Mirzo ko'chasi, Samarqand, Samarqand viloyati, Uzbekistan
来訪可能時間目途:9:00-17:00(あくまで目安です)
Church of the Intercession of the Most Holy Theotokos

名前にある "Intercession of the Theotokos" とは、ロシア正教で使われる聖母マリアの祝祭のこと。日本語では「生神女庇護祭」というらしい。
水色が基調とされている教会。WiFiもお手洗いも使えるカフェ El' Merosi の近くにあるので休憩もできて便利なロケーション。
カフェはこちら
※上記埋め込みだと"Theater"表記になるけれど、劇場を利用しなくても使えるカフェなので大丈夫



自然光とビーズ刺繡が生み出す唯一無二の空間|聖母マリアに守られる教会
写真から伝わることを願うばかりだが、この教会は自然光をふんだんに取り入れていて、一瞬一瞬で表情が変わる。美しくて人知を超えたものを感じさせてくれるけど、自然の中の一部としての人間の立ち位置もおもいださせてくれる。

次は夜に行きたい教会。こんな教会で祈りをささげる人たちはどれほど幸せだろうと思わずにいられない。

基本情報
ロシア語表記名称:храм покрова пресвятой богородицы
住所:Xuseyn Boyqaro ko'chasi 24, 103000, Samarqand, Samarqand viloyati, Uzbekistan
来訪可能時間:不明だが、10時から15時くらいまでならいけそう
*職員の女性に聞いてみたけれど、決まってないよ~とのこと。ほんと?
※以下の地図はどう頑張っても「日本ハリストス正教会教団」表示になったり、アメリカの教会になったり、刻一刻とめちゃくちゃになってしまうけど、飛んだらちゃんとサマルカンドなのでご安心くださいまし。
天下のGoogle Mapを狂わせるほどの力がサマルカンドにはあるんでがんす。
Church Of St. Alexius Metropolitan Of Moscow

黄金のイコンが美しい教会|日本語にするなら「モスクワ府主教アレクシウス教会」
訳するなら「モスクワ府主教アレクシウス教会」とか「聖アレクシイ モスクワ府主教教会」とかそんな感じだろうか。
※「モスクワ府主教」とはロシア正教会の聖職者の職位を表すもので、モスクワが大阪のように「モスクワ府」という行政区画であるわけではない。
なぜサマルカンドにある教会に「モスクワ」の名前が付くかというと、これは「モスクワ府主教」の聖アレクシイ(聖アレクシウス)の教会だから。この教会の守護聖人が聖アレクシイ(聖アレクシウス)なので、この名前になる。

この写真を見ているだけで、この空間の中で感じた空気やろうそくの香りを思い出せる。
写真を眺め、この教会についてnoteに書いている今この瞬間、どれだけこの空間を訪れたことが私にとって特別だったか感じている。美しいとか非日常とかそれだけじゃない。この土地でロシア正教の教えを伝え、洗礼や結婚などでハレもケもすべてに寄り添い、多くの人が罪や喜びを伝えに来た場所。
思い出すだけで、旅は、特に特別な記憶は何度でも蘇る。だから旅はやめられないし、現地でその空間にいること、実際に見ることは大切なんだと思う。

基本情報
ロシア語表記名称:Собор Святителя Алексия митрополита Московского
住所:St Aleksi Cathedral, Bobur Mirzo St 70, Samarkand, Samarqand Region, Uzbekistan
来訪可能時間目途:9:00-19:00
他にも教会は訪れたけど、ロシア正教で訪れたのはこの3つ。
この夜は、見たもの感じたものが頭に生き生きと残って中々眠れなかった。
イスラム建築が代名詞のサマルカンドにもしっかりと根を張るロシア正教への信仰とその暮らし。長い間人々の暮らしや感情に寄り添い続けたであろうそれぞれの教会がとても美しく力強かった。
見たいものを見れる、そしてそれに対して何かを感じられるということが心から嬉しかった1日だった。
▼ウランバートルのロシア正教教会▼
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