前立腺肥大症が禁忌の薬とは? 原則、前立腺肥大症の患者さんが飲んではいけない薬とは? 先発薬・後発薬併記
上記の前立腺肥大症の治療薬が処方されている場合、薬剤師は
常に、下記の禁忌薬を意識し、同時処方、または、併用の場合、医師への疑義照会を検討する必要があります。
この資料を作成したメリット
前立腺肥大症の患者さんにとって、抗コリン作用を持つ薬や交感神経刺激薬などは、排尿困難や尿閉を悪化させる重大なリスクがあります。ところが、実際の臨床現場では、前立腺肥大症に禁忌となる薬を先発薬・後発薬の両方で整理した一覧表はあまり見かけません。そのため、薬剤名の違いによって禁忌を見落とす危険がありました。
同じ有効成分でも「先発品名」で覚えている場合と「後発品名」で処方される場合があり、薬剤師が前立腺肥大症に禁忌であることを即座に判断できないケースも考えられます。
そこで本資料では、前立腺肥大症の患者に禁忌または強く注意すべき薬について、先発薬と後発薬を一対で掲載しました。これにより薬剤師は処方を確認する際に、
・その薬が前立腺肥大症に禁忌かどうかを瞬時に判別できる
・禁忌薬が含まれていれば、ただちに疑義照会につなげられる
といった実務上の利点を得られます。
つまりこの資料は、患者さんの安全性を守ると同時に、薬剤師の判断スピードと疑義照会の確実性を高める実用的なサポートツールとして活用できるのです。
前立腺肥大症(BPH)では「抗コリン作用(抗ムスカリン作用)」をもつ薬が尿閉を誘発・増悪しやすく、添付文書で明確に禁忌になっているものが多数あります。下に、**商品名+成分名+薬効(用途)+特徴/特長(なぜ危ないか)**の形で、まず「禁忌に明記」の代表例を列挙し、その後に「要注意(慎重投与・尿閉リスク)」の代表例も挙げます。市販薬・配合剤にも紛れ込むので、必ず医師・薬剤師に確認してください。
禁忌(添付文書で前立腺肥大症が禁忌に明記された代表例)
・PL配合顆粒/各種ジェネリック(サラザック、セラピナ、トーワチーム、マリキナ、ピーエイ など)
成分名:アセトアミノフェン/サリチルアミド/無水カフェイン/プロメタジンメチレンジサリチル酸塩
薬効:総合感冒薬(風邪初期症状)
特徴:プロメタジンは第1世代抗ヒスタミンで強い抗コリン作用→排尿困難・尿閉を悪化。実際に前立腺肥大症患者での処方が疑義照会・中止となった医療安全事例も共有されています。
・ピレチア/ヒベルナ
成分名:プロメタジン塩酸塩/ヒベンズ酸プロメタジン
薬効:抗ヒスタミン薬(鎮咳・制吐・アレルギー)
特徴:強い抗コリン作用→前立腺肥大症は禁忌。
・ペレックス(例:クロルフェニラミン製剤)
成分名:クロルフェニラミンマレイン酸塩
薬効:抗ヒスタミン薬(感冒・アレルギー)
特徴:第1世代抗ヒスタミンで抗コリン作用→前立腺肥大症禁忌の記載がある製品群があります。
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