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未経験でコンサルティングファームに入社するあなた、まずはこう切り抜けよう

こんにちは。
 
 今回は、未経験でコンサルティングファームに入社した人がまずはおさえるべき点についてお話したいと思います。

 私は元々、プラント会社のエンジニアから大手コンサルティングファームに転職しました。プラントエンジニア時代は、原子力発電所等に出張し、設備試験などをしていましたから、コンサルタント業務は未経験でした。

 未経験でのコンサルタント業務というのはけっこう大変なんですよね。今までやってきた仕事とはやり方がかなり違うわけですから。

当時、多くの部下を抱えていた上司は、新しく入ってきた人たちが戦力になるのに時間がかかると嘆いていたことがありました。

 案の定、私も当時は苦労しまして、メールの文章の内容だけでも上司に切れられたことがありました笑(私のメール文章が雑だったためです。その上司からはその後、あの時に比べて成長したなあとほめらることもありました)。

 そこで、私の経験および周りの人から聞いたこととして、ここをおさえればまずは何とかなるという点をお話ししたいと思います。

せっかく入社した人が心折れたりするのは忍びないですし、避けられる苦労は避けるにこしたことはないですから。


仕事の速さへの対応

 コンサルティングファームで働いている人たちの仕事ぶりは、他の多くの業種で働く人々に比べ、速いです。

事業会社(メーカーなど、コンサル以外の多くの企業)や官公庁などからコンサル会社に転職してきた人たちは、はじめ、コンサルタントたちの日々の仕事の速度に驚くそうです。

 よって、最初は意識して仕事を速くしていく必要があります。メールやチャットはなるべく即レスしましょう

返信しないでいると、内容によっては相手の仕事が止まってしまいます。それがめぐって自分の仕事にも影響を及ぼします。自分でボールを持ったままにしないようにしましょう

 ただし、メールは丁寧にわかりやすく書くようにしましょう。冒頭申し上げたように、私は雑なメールを書いて上司に切れられた過去がありますので(笑)

 また、仕事を進めていてわからないことがあれば、即上司や周りの人に相談しましょう。考え込んで時間を使ってはいけません。

コンサルタントには時間がとても重要です。というのも、コンサルタントの仕事でかかる経費の大部分は人件費だからです。

人件費=労務単価(円/時間)×稼働時間(時間)となりますが、この労務単価の部分が高いのです。大手コンサルティングファームであれば、一番低いコンサルタントの役職でも労務単価は余裕で1万円は超えます。

 例えば、顧客から1000万円で仕事を依頼されているとした場合、コンサルタント一人当たりの平均労務単価を3万円とすると、稼働できる時間の最大値は、稼働時間=人件費/単価=1000万/3万=約333時間となります。
(1000万円のうち、人件費以外の費用もあるため、実際の時間はもっと小さくなる。便宜上、この計算とした)

 この約333時間を数か月などの対応期間の中で、共に仕事をしているメンバーで分け合って使うわけです。悩んだり、仕事を放置したりして自分で多くの時間を使うことは避けなければなりません。

いわゆる報・連・相を随時実施することが必要です。現在の進捗状況や、ここまでどのくらい時間を使ったかということを上司はとても気にしています。

プロジェクトの稼働管理、時間や優先度の管理

 さて、プロジェクトの稼働管理、時間や優先度の管理についてお話したいと思います。

 コンサルタントは普通、一つの仕事ではなく、複数の仕事(プロジェクトと呼びます)を並行的にこなしています。例えば、以下のようにプロジェクトA~Cをこなしていたりします。

プロジェクトA
顧客:A社
内容:A社の~について調査する
依頼料:1000万円
プロジェクトマネージャー(上司):Xさん

プロジェクトB
顧客:B社
内容:B社の~について評価、改善計画を策定する
依頼料:1200万円
プロジェクトマネージャー(上司):Yさん

プロジェクトC
顧客:C社
内容:C社の新規事業について計画を策定する
依頼料:1500万円
プロジェクトマネージャー(上司):Zさん

 稼働管理とは、それぞれのプロジェクトで自分がどのくらい稼働するかを決め、それを把握しておくことです。例えば、あるコンサルティングファームの1日の稼働時間のベースを7時間(100%)とすると、プロジェクトAで約2.1時間(30%)、プロジェクトBで約2.1時間(30%)、プロジェクトCで約2.8時間(40%)稼働するというふうに考えることができます。

それぞれのプロジェクトでの稼働時間(割合)の決め方については、自身の興味や好みで決める、上司との相談で決める、プロジェクトの都合で決まるなどがあります。

重要なことは、それぞれのプロジェクトの優先度や具体的に使える作業時間を把握しておくことです

 基本的に並行して仕事をこなしていくということは大変なことです。コンサルタント経験が浅い場合は特にそうだと思います。

なので、1日のうち、どのプロジェクトから対応する必要があるか、作業にどのくらいの時間がかかりそうか、など考えながら、効率的に仕事をこなしていかなければなりません。

 上記のように、時間や優先度を考えながら仕事をすることで、例えば他のプロジェクトへの参加の依頼が上司などからあった場合、

「すみません。現在のプロジェクトで稼働が一杯で、参加は難しいです」という返事や、「現在、3つのプロジェクトに参加していますが、稼働10%程度ならば参加できます。是非やらせてください」という返事など、実情にあった対応をすることができます。

これは大事なことで、自分の身を守れますし、チャンスをつかむこともできます。状況を把握して答えるので上司の機嫌を損ねることもないでしょう。

社内の手続き、ITシステムについての把握

 大手コンサルティングファームでは、社内の手続きの多くをIT化しています。その度合いは他の事業会社などより多いと思います。例えば、経費申請システム、書類申請システム、評価依頼システム、適正評価システム、etc….

 このようなITシステムについては、ファームによってはあまり積極的に教えられたりしなかったりするので(皆、忙しいのが理由と思います)、周りの人に積極的に聞く、社内サーバーの中を調べて説明資料などを探る(普通どこかしらに説明はある)、IT部門に問い合わせるなど、対応をとる必要があります。

 というのも、こういった手続き、システムの中には、知らないと査定に響くなど、致命的になるものがあるからです。例えば、評価依頼システムを知らないとそもそも評価点がつきませんし、適正評価システムに期限内に回答しなければ査定でマイナスになる(ペナルティ)ということもあったりします。

 事業会社などでは、このようなペナルティがなされる前に、上司や担当部門から直接リマインドなどがあると思いますが、大手コンサルティングファームでは自己責任のもとに容赦なくペナルティということがあります

 もちろん、ファームによって違いはありますが、注意しておく必要はあります。

おわりに

 今回、未経験でコンサルティングファームに入社した人がまずはおさえるべき点をお話させていただきました。

それでは、もう少し経験を積んだコンサルタントの場合はどうなのか?等、より踏み込んだ部分についてはまた別の機会に書いてければと思います。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました!

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