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観劇感想「生活と革命③マチルダアパルトマン×レオンズライフ キャストAチーム公演日」(12/14が千穐楽公演日)

12月13日(土)18:30の、キャストAチーム公演回を観てきました。

Bチームの公演から23時間30分後、ふたたび水性へ。
(↓前回の記事)

脚本・池亀三太さんの描く会話や状況が、ぼくの中でヒットしまくったからだ。
そして、「シニア演劇」の豊かな可能性にも痺れた。
池亀さんも、たぶん、そう(豊かな可能性に痺れてるん)じゃないか、と勝手に推測したし、ならばやはりキャストAの皆さんの演じる姿も見たい…!

突発的にチケットを予約。
電車バス乗り継いで、連日となる中野イン。
キャストAチームが演じた4短編劇についての感想を書いていきます。
千穐楽公演(12/14 15時の回)があるので、ネタバレ無しにて。

劇団HPより画像引用

(開演まで)

舞台左手、スピーカーからかかる音声。前日から気になっていた。
英語で、映画かTVシリーズの、緊迫した場面……?
チョイスの意図があれば知りたいなーとか、頭をよぎる。


「あれはてたガーデン」

坂本七秋さん(この日は受付もされていた)が前説。
Bチーム公演の出だしと同様、説明最後あたりで、もう妹(樋口双葉)がテーブルにやってきて、お菓子を食べ始めている。
現実と非現実のクロスオーヴァーな幕開けだ。

前日最初の「ふやけたヌードル」と共通点を持つ(兄と妹だけの、実家リビングでのミニマルな会話劇で始まる)けれど、むしろ「関係性の違い」に着目して楽しむ。
(世の中の「兄と妹」の関係性に、「普通」なんてありゃしないわけだし。
どの関係も独特で独自なもの。
ちなみに蛇にも妹蛇がおりますんで、兄妹きょうだい当事者です。)

「ふたり」という濃い関係性は、閉塞ベクトルに行きがち。
そこに、誰であれ「3人目」が加わると、ほどけていく。
これ、Bチーム「ふやけたヌードル」との共通点であるかもしれない。

最後の、妹のセリフの言い方と体の動き、感動してしまった。
ストーリー的な、劇の結ばれ方への感動もあるし、
「あ、これが、舞台上で表現する演技というものだな」
という技術的な感嘆もある。

なお、この「あれはてたガーデン」は、池亀三太さんのnoteアカウント中でPDF版が公開されている。ご参考までに。


「ふたたびセッション」

「33年前に突如として解散したガールズロックバンドのメンバーたちが、再び集う」
この設定が最高だ。この設定を考えつけるのが最高、と言うべきか。

Bチームの「週末シェアハウス」の勢い、わちゃわちゃ感はない⸻場、部屋のテーブル周りに落ちる空気がぜんぜん違うからだ⸻けれど、その分演者たち(梅、DD.、はっぱりえ、ルナフ)は役、元バンドメンバーたちに入り込んで、演じていくことになる。

ある提案への、賛否。
各人が場に出した賛否カードも、絶対ではない。
うつろったりほどけたり、次の瞬間には別のカードになったり、していく。
「熟議と合意形成」なんて言うと、かたすぎるか。
個人が、属するグループの成員にどう主張したり、折り合いをつけていくか、その「セッション」の優れた現場を目撃する20分弱でもあるような。
ちょっと映画『12人の怒れる男たち』を思い出した。


「花園ジンジャー」

キャストAチームは「樋口双葉の演じ分け」を楽しむ時間にもなっている、そして彼女は困惑顔が実によく似合う。
同居の男友達(岩田博之)が「ヒロくん」なのに反応し、心の中で噴く(確か、元国民的男性アイドルグループの「Iメンバー」の同居人も同じ呼び名だった。多分これは偶然で、岩田博之の「ヒロ」からきているはずなので)。

兄(久間健裕)の淡々さもいい。
3人で展開される「命の重さ」、「おじさんとトイプードル」など、会話が最高に面白い。
本当は書き出したい!が、ネタばれになっちゃうから自粛。
本当に面白いので、気になった方はぜひ劇場へ。

最後の妹の「この味、普通ですよ」に続くセリフにもグッときた。
第1劇同様、劇をシメるミッションを、妹(樋口双葉)が担った。

そう、短編劇の幕間の、演奏も健在。
メモと記憶だと、3→4の間は、ピアニカ久間健裕、ミニギター池亀三太。


「とびだせハイウェイ」

この劇はほんと樋口双葉劇場、しかも圧巻のセリフ回し。
母(ルナフ)やもう一人の職員(岩田博之)は後ろに下がり、引きこもり支援施設の我慢強そうな職員(池亀三太)とのやりとりで進む。
やりとりといっても、セリフの量は9:1ぐらい違うのだけれど、
「誰かの存在や抱えるものを否定せず傾聴し、最終的には納得してもらう」
というプロセスでは、必然のようにこうした状況になるのかも。

「成し遂げられていない、この先も成し遂げられそうもないと思って生きてきたけれど、そこに穴が開いたとわかる」

その「わかり」を、劇中人物と観客が共有する感じ。
第2劇「ふたたびセッション」に通じるものがある。

タイトルは、もしかして、くるり「ハイウェイ」からだろうか。
ぼくも大好きな曲だが、ここでエンディングテーマに使われた映画「ジョゼと虎と魚たち」を連想する。
あの映画も、「日常の/生活の変化」がテーマだった。


まとめ

前記事でも書いたけれど、このキャストAチームの4短編でもやはり、各話の最後ではたしかに「小さな革命」が発生して(達成されて)いた。
自分の創作をする上でのヒントも、もらえました。


今日12 月14日日曜の15時の回は、まだ残席があるみたいです。
(執筆時点。実際に購入を希望される場合、必ず最新状況を確認ください↓)

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※タイトル画は、公式写真を元に、山本がcanvaで加工し作成しました。
著作権的に問題ある場合は消します。その場合はご一報ください。

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山本蛇内 yamamotojanai スキとフォローくだされば(気に入ってくださるなら、でね)十分なのであります! いつか有料記事に挑戦しますので、その時までチップ取っといてください笑

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