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路地裏旅行社: 一人で旅をする|自由と出会いは、一人旅にある

▌一人旅では、人と話す機会が増える

グループで旅をしていると、どうしても仲間同士で話している時間が長くなる。外から見ると、そこに声をかけるのは少し難しい。

でも一人で旅をしていると、地元の人も声をかけやすい。バスや列車の中では、思いがけず話しかけられることがある。

「どこから来たの?」
「どこへ行くの?」
「どこに泊まるの?」

そんなふうに、旅先では会話が始まる。

そのときに、世界中どこでも使える質問がある。

英語なら、こう聞けばよい。

 「ここの特別な食べものはなんですか」What is the local specialty here?
 「今の旬の食べものは何ですか」what is the food in season now?

これは、日本でも海外でも通用する、「おいしいもの」を発見するための魔法の質問である。

この質問をすると、たいてい相手はたくさん話してくれる。名物料理、季節の食べもの、地元の人がよく行く店。そういう情報が出てくる。

そこで、次にこう聞く。

 「それはどこで食べられますか」where can I eat it? 

これで、ガイドブックには載っていない食堂に行けることがある。

▌一人で旅をする

一人旅では、あなたは完全に自由でいられる。

何をするのも自由だ。自分の予定に合わせて動ける。行き先も、食べるものも、泊まる場所も、どこでどれだけ時間を使うかも、自分で決めることができる。

連れが荷物を詰めるのを待つ必要はない。何かをしたいと思ったとき、相手の都合を考えなくてもいい。

どこへ行くのか。
何をするのか。
何日旅をするのか。
いくら使うのか。

すべて自分で決めればいい。
議論もない。妥協もない。

美術館で一日過ごしてもいい。本屋で半日立ち読みしていても、誰に気兼ねすることもない。旅の途中で、急に海を見たくなったら、そのまま海へ行けばいい。

一人旅は自由だ。

自分のペースで動ける。気が向いたら、好きなことができる。食べたいときに、食べたいものを、食べたい場所で食べられる。休みたいときに、休みたい場所で休むことができる。それに、毎晩、連れのいびきに悩まされることもない。

実際に一人で旅をしてみると、思っていたよりも簡単だと気づく。

世界は、案外やさしい。人はこんなにも親切なのか、と驚くことがある。一人で旅をすると、人の心の温かさが身にしみる。

▌一人で旅に出る

ふいに何もかも嫌になったとき。
電話の音をこれ以上聞きたくなくなったとき。

そんなときは、一人で旅に出るのがいい。

遠くの海辺にある静かなリゾートホテル。山の中の一軒宿の温泉。カバンに本とイヤフォンを入れて、二、三日、何もしない旅に出る。

こういう旅は、一人に限る。

▌自分を発見する旅

一人で旅をすると、自分自身と向き合う時間が増える。

自分は何を考えているのか。
何が好きなのか。
何が嫌なのか。
これからどうしたいのか。

そんなことを、旅の途中でふと考える。

列車の窓を眺めていると、昔のことを思い出すことがある。知らない町を歩いていると、急に新しい考えが浮かんでくることもある。

これも、一人旅の得がたい利点だ。

一人旅では、見知らぬ人から受ける親切が身にしみる。

知らない町や国を訪れる喜びだけでなく、新しい自分を見つける喜びも、一人旅にはある。

▌一人旅は人を強くする

一人旅は、とても個人的な体験である。

誰も当てにできない。自分で調べ、自分で決め、自分で移動する。困ったことが起きても、まずは自分で何とかしなければならない。

そういう旅をしていると、自分の中に、今まで知らなかった一面があることに気づく。あれ、自分はけっこう何とかできるじゃないか。
そう思う瞬間がある。

一人で旅をしていると、自分が少しずつ強くなっていくのが分かる。
だから昔の人は、「可愛い子には旅をさせろ」と言ったのだろう。

もちろん、この場合の旅は、添乗員付きの団体ツアーではない。自分で考え、自分で動く旅のことである。

▌一人旅の喜び

一人で旅をしていると、多くの人に出会う。

一人の旅人には、地元の人も声をかけやすい。実際、一人旅をしていると、食事に招かれたり、田舎では泊めてもらったりすることさえある。

道を聞く。
宿を尋ねる。
地元の人の話を聞く。

一人で旅をしていると、そういう機会が自然に増える。

一人だと、会話も長くなる。知らない土地で、知らない人に気軽に「こんにちは」と挨拶できるようになる。それもまた、一人旅の力だ。

一人旅では、友達もできやすい。

同じように一人で旅をしている人とは、話すきっかけが多い。列車の中、宿の食堂、バス停、安宿のロビー。何度か顔を合わせるうちに、自然に親しくなることもある。

それも、一人旅の楽しみである。

誰かと一緒に旅をしていると、どうしても一緒にいる相手が中心になる。地元の人や、旅の途中で新しく出会った人のことを忘れがちになる。旅で出会った人よりも、連れと話している時間の方が長くなってしまう。

一人旅の方が、その土地、その町、その町の人の中に、深く入っていけることがある。

だから私は、一人で旅をするのが好きなのだ。




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新さん|いつか行く旅の旅行社 Shin-san|Journeys Before Departure 応援、ありがとうございます。 いただいたチップは次の旅行の切符代にさせていただきます。 次は「中欧」「北欧」「東欧」に行きたいなあ。

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