見出し画像

[US-50] アメリカ横断 【総括】 アメリカの道路は おもしろかった

アメリカの国道50号を 西から東へ 横断する旅行です。
インターステート(高速道)を使わず、ひたすら 一般国道を走ります。

国道50号 US-50

二車線国道 US-50

国道50号線は おもしろかった。大都会の四車線から 山の中の二車線、砂漠の中の うんざりするような一直線の道、ひたすら続くトウモロコシ畑。真っ直ぐ続く 二車線国道

二車線国道 US-50

毎日、また一直線かよ といいつつも 相棒と二人で 交替しながら楽しく運転した。(基本的に 100マイル (160km) 運転したら 交替というルールだった)(運転中の音楽選択権は ドライバーにある)

US−50 国道50号線は、西は 太平洋岸のカリフォルニア州サクラメントから、東は 大西洋岸のメリーランド州オーシャンシティまで、(公式には)3,019 マイル (4,859 km) の 大陸を横断する国道である。

(ちなみに、偶数国道は アメリカ大陸を東西に横断、奇数国道は アメリカ大陸を南北に縦断する国道である)

US Route 50  (wiki)

国道50号線は 1925年に建設が始まり、1949年に 大西洋岸までつながった。アメリカは 東海岸から西へと 発展してきたのだが、私たちの旅は その歴史を逆に辿るものとなった。

西部劇に出てくるような砦、「大草原の小さな家」に出てきそうな村、公民権運動の起点となった町、大戦時の日本人収容所。いろんな歴史を見た旅だった。

US-50の開始点 サクラメントでは片道4車線のフリーウェイ仕様

USハイウェイ50号」は 太平洋から大西洋までの大陸横断道路 だが、正式には スタートはカリフォルニアの内陸部、州都サクラメントから である。

サクラメントへ3073マイル

終着点の 大西洋側のオーシャン・シティには「サクラメント、カリフォルニア、3037マイル (4859km)」の標識がある。

が、実際には 我々は3974マイル (6358km) 走った。途中 寄り道や 広い国立公園内を走り回ったり、食事をするのに ホテルから片道10マイルも走らなければならなかったり するからだ。

実質運転したのは 16日間、一日平均 250マイル400km 走ったことになる。毎日、名古屋新潟まで 下の一般国道を走ったことになる。

二車線の 山道

ハイウェイ50号といっても 道幅は様々だ。ロッキー山脈やカスケード山地や 町外れの郊外では 道幅の狭い2車線になる。どの道も快適で忘れがたい。

町から 出たところ
あの山を 越える
山に 入る
山を 抜ける
ユタ州に入る
コロラド州 4車線の高速仕様
ロッキー山脈を 登る
ロッキー山脈を 越える
カンサス州 アメリカで初めての 曇り空 まわりは どこまでもトウモロコシ畑
ミズーリ州 空が高い

アパラチア山脈を越える時は 日本の山路のように 狭くてヘヤピンカーブまである くねくねしている道が 100マイル以上続いた。直線が多いアメリカでは 珍しい。

だんだん 山道に入る
うねる山道
このトラックは 抜かせてくれた
アメリカでは ヘアピンカーブは珍しいので 絵はがきになっていた

旅行中、問題だったのは マーキング場所(トイレ)がないことだった。これは参った。慣れてくるに従って、マクドナルドや スーパー、ガソリンスタンドなどで マーキングするようになった。

はい、なんにもありません

ネヴァダ州では、一番長い所で 82マイル (130km)(ほぼ東京ー沼津間)ガスステーションがない所があった。ガス欠になると 電話も全く通じないここでは 死活問題だ。

最後の ガソリンスタンド
US-50は「The loneliest Road」とも 言われる

は 事前に「一日一人当たり1ガロン(4リットル)の水を車に積んでおくこと」という警告があったので、常に 大量の水を積んでいた。

電話も通じない 砂漠 対向車もいない

ちなみに 西部、中西部では 乾燥しているせいで 毎日二本の水を飲んでいた。(毎日 ホテル出発前に クーラーボックスに氷をいっぱい詰めるのが 相棒の日課だった。感謝)

ひたすら まっすぐな道

ネバダユタ州では 砂漠、荒地の 何もない所のひたすら真っ直ぐな道が続いた。全行程の中では ここの道が一番印象深い。「また直線だよ」と言いながらも、真っ直ぐ 正面に向かって走って行くのは このルートならではの快感だった。

アメリカ、一直線。ご堪能 下さい。

果てしなく一直線
ネヴァダの 砂漠地帯
あの山を 越える
砂漠地帯の 夕焼け
ロッキー山脈へ 向かう
カンザス州
ミズーリ州 街中でも 一直線
ミズーリ州 これでも 国道50号
アパラチアン山脈を 越える 遠くに見えるのは高速道路(インターステート)
ヴァージニア州の 一直線

標識通りに走れ

右直角カーブ 20マイル (30km) の標識

アメリカでは 速度標識が完備している。速度表示は カーブに応じて細かく設定されているので、標識に従って 速度を守って走っていれば 先ず間違いがない。

35マイル (56km) カーブ おっとっと標識がおかしい
35マイル (56km) カーブ この先 2km続く

日本のカーナビの到着予定時間は 走っていると どんどん減って早くなる(法定速度より実際の車速の方が速いため)(要するに速度制限が一律で実地の速度に見合ってないため)のだが、アメリカではカーナビの到着予定時間を縮めるのは難しかった。

アメリカでは実際の車速に応じて速度設定がなされているので、その法定速度に従って計算しているカーナビとは 到着時間がほぼ同じなのだ。

交通標識が詳しいのも ありがたい。「この先 速度規制、速度落とせ」「信号あり」「トラック 出入り口あり」「この先 Foodあり」「スクールバス 降車場あり」など。

Yellow School Bus   〈wiki〉

アメリカでは黄色いスクールバスが 走り回っている。今回 初めて「児童降車中全車停止」シグナル中のスクールバスに 遭遇した。両方向の車線の車が 見事にピタッと停まる。

男の子が 急ぐでもなく降りて来て ゆっくり道を渡って行った。物事を決めるまでは 徹底的に討議するが 決まったことは守るという アメリカの良い所が出ていると思った。(が、相変わらず歩行者は赤信号で渡ってるなあ)

アメリカの赤信号 右折可

アメリカで戸惑ったのが「赤信号時の右折」。赤信号でも 進行車が来なければ右折してよい、というやつだ。州によって 規制が違っていて、信号のある所でも「右折矢印だけ 右折可」とか、「右折レーンは 常時右折可」とかややこしい。

私たちは取り合えず赤信号では停止して、後ろの車にプッと鳴らされたら右折するという「わしらぁ田舎もんじゃけ」作戦でいくことにした。

街中は25マイル (40km)

アメリカでは町中に入ると速度規制が35マイル(55km)、25マイル(40km)と 細かく決められていて(またこれが しっかり守られている)、町のシェリフの取り締まりが厳しい と聞いていたので、特に 町中ではゆっくり走った。

しかし 郊外では道幅も広いし カーブも殆どないので 時速は最高65マイル(100km)にまであがる。地元の人は 大体5マイルオーバーで走っていたので(日本の10kmオーバーと同じ感じ)、私たちも 大体そのスピードで走っていた。

ハイウェイの掟

直線道路を 真っ直ぐ同じ速度で長時間走るためには「オートクルーズ」が欠かせない。アメリカの車には 殆ど装備されている。

前後に車がいないとき、前に安定して走っている車がいるとき(前車もオートクルーズで走っているとき)などは便利この上ない。手元で 速度を前後1マイルづつコントロールできるのも便利だった。お世話になった。

ただし、前の車がとろとろ走っていて速度が一定しなかったり、街中に入って車の数が多くなったり、山路でカーブが多くなると使えないのが難点だ。

道中、よほどのことがない限り 追い越しはしない と決めていた。追い越しは そのリスクとストレスに比べて 得るものが少ないからだ。特に 長距離を走る場合は 追い越しをしても殆ど意味がない。

このトラックには30分ほど付き合った

それでも 2、3回は ゆっくり走る大型農耕機械、大型トラクター、超ヘビーな積載のトレーラーなどを 追い越した。まあ、対向車も ほとんどいないからねえ。

トンネルは珍しい ほとんどなかった これが唯一かな

アメリカには トンネルが殆ど無かった。山は 切り崩して道を通す、というのが ここアメリカの基本だ。大雑把 と言えば大雑把。日本なら平らに直すだろうところも、道なりにうねうねしている。

ネヴァダのうねうね
ウェストバージニア州のうねうね

2車線の道路では 地形の高低に沿って ジェットコースターのように 目まぐるしく上り下りするところも 多かった。まあ 広い国なので 無理して道を通すことはないよな、精神なんだろう。

その代わり フリーウェイ仕様では 徹底的に道路は平らで 真っ直ぐだ。右折、左折車線も しっかり分かれていて 安全だった。

二車線道路沿いに 垣間見るアメリカなつかしく雄大だった。ただ早くて 便利なだけの 高速道路を使わない、ひたすらに 一般国道50号を行く旅。

その国道50号は、高速道路では味わえない、すごみのある 普通の アメリカの奥深さを 堪能させてくれた。

いいだった。


いいなと思ったら応援しよう!

新さん|いつか行く旅の旅行社 Shin-san|Journeys Before Departure 応援、ありがとうございます。 いただいたチップは次の旅行の切符代にさせていただきます。 次は「中欧」「北欧」「東欧」に行きたいなあ。