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CSuO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)ってサステナブルですか?~わこさんのワイン片手の経済視点~

(第二十八回)経営戦略の中心にいなければ単なる広報担当と変わらない?

前回はEU政策の右往左往のお話。「方法」が正しいだけでは進まない

前回は、EUによる企業のサステナビリティ(持続可能性)に関する情報開示規制の右往左往について、少し硬めのお話をしました。正しい「方法」を用意したとしても、目標に向けて進めなければ意味がないので、規制の「簡素化」自体に意味はありますが、スピードが十分なのか、というポイントについてはどうしても何か後押しになる政策が必要なんだと思います。EUの「簡素化」した環境・人権規制ってサステナブルですか?~わこさんのワイン片手の経済視点~|わこさん

企業にはサステナビリティ担当のCSuOという役員さんがいたりします

と言いながら、自社のサステナビリティを高めるための具体的な取り組みをするのも、それを情報開示するのも結局企業自身です。で、その企業でサステナビリティを担当する役員さんという方がいらっしゃることがあります。CSuO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)などという役職名になっていることがあります。

CSuO、ちょっとだけ解説させてください

最近の若い衆の言葉遣いを拝借すると「サステナビリティ界隈」の方々には当たり前の話なのですが、「界隈」の常識は世間の非常識ということもありますので、この役職名について少々ご説明を。専門家の皆様、すみません。

CxOって肩書が流行りものになってます

企業経営の世界で、最近CxO(チーフ・なんとか・オフィサー)って肩書が増えてきてます。
よくあるのはCEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)ですが、これは最高経営責任者という意味合いです。日本の代表取締役と似た側面もあります。が、日本の代表取締役は日本の会社法上の規定によるもので取締役会の代表として上に立つことになっている一方で、CEOは欧米から来た概念で形式上取締役会に任命される形になるので取締役会の方が上じゃないか、形式的には違うのでは?と言われたりします。ただ、そうすると代表取締役社長兼CEOはどうなるんじゃい?とかややこしい話にもなります(笑)

いろいろあって、各々の役割がきちんと理解されていない面も

また、企業の経営と業務の執行を明確に分けるということだと、CEOとともにCOO(チーフ・オペレーティング・オフィサー、最高執行責任者)を置きます。また、財務面の責任者としてCFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー、最高財務責任者)、人事面の責任者としてCHRO(チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー、最高人事(人材)責任者)などという役職を設けることがあります。CFOと財務部長は違うんですか、CHROと人事部長は違うんですか、とか、このあたりも深みにはまると結構大変ですので今回はやめておきましょう。で、その流れの中にCSuOが出てきます。Copilotにきいてみたところ、

CSuOとは、企業において最高サステナビリティ責任者のポジションであり、組織のサステナビリティ戦略推進を中心となってけん引する役割を担っています。主な役割は、事業活動やバリューチェーンにおけるサステナビリティ戦略の立案、経営陣とのコミュニケーションや従業員エンゲージメント向上のための社内発信、そして社外ステークホルダーへの報告や対話です。CSuOは、グループCEO直下の職位として、グループ全体のサステナビリティへの取り組みの企画・推進を所管します

だそうです。

今回、どうしてこんなお話をしているかのきっかけはFTの記事

話が前後しますが、経営学の教科書でもないのに、そもそもどうして今回こんな話をしているか、というご説明を。2025年2月24日のFinancial Timesに面白い記事がありました。世界の大手銀行は、気候変動対策が予想より遅れていること、米国共和党の政治家が引き起こしたサステナビリティに対する反発を受けて、サステナビリティに関するレベルの役職を格下げし、専門チームを縮小しているとのことです。

世界の大手銀行でサステナビリティ担当の役職が格下げに

具体的には、HSBC、スタンダード・チャータード、バークレイズ、ウェルズ・ファーゴの名前が挙がってます。米系だけじゃなくてイギリス、アジアの銀行も入ってますから、アメリカだけの問題では無さそうです。

改めて「サステナビリティ」って何ですか?が問われている

サステナビリティの担当者やCSuOが退任したり、その後任が任命されなかったりということがこれらの銀行で起きているそうです。まあ、目立つとトランプ砲が炸裂しますので身を潜めているということなのかもしれませんが、この動きって、図らずも企業あるいは金融機関にとって「サステナビリティ」って何ですか?という問題を投げかけていて、同時にCSuOの立ち位置についても問題を投げかけていると思います。

「企業のサステナビリティ」って何?とCopilotに聞いてみました

企業のサステナビリティ(持続可能性)について、明確にしないままここまで書き進んできましたが、改めてここで「企業のサステナビリティって具体的にどういうことですか?」とCopilotに聞いてみました。

企業のサステナビリティとは、企業が環境、社会、経済に配慮し、持続可能な未来を目指して経営することを指します。具体的には以下のような取り組みが含まれます:
 
1.環境保護:エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの導入、廃棄物削減、リサイクル活動などを行い、環境への負荷を減らすこと。
2.社会的責任:従業員の福祉向上、地域社会への貢献、多様性とインクルージョンの促進、公正な労働慣行の確保など。
3.経済的持続可能性:長期的な視点での利益追求、透明性の高い経営、倫理的なビジネス慣行の導入など。
 
これらの取り組みを通じて、企業は環境や社会への貢献を果たしながら、持続可能な成長を実現しようとしています。具体例としては、再生可能エネルギーを利用した生産プロセスの導入、エシカルなサプライチェーンの構築、地域社会へのボランティア活動などがあります。

ブランディングなのか成長戦略なのか区別できていない

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