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最近作った140字小説5本。


1月から2月にかけて株式会社コンビーズで「冬のメル恋コンテスト」が、そして同時期に「冬の星々コンテスト」も行われた。

3本ずつ応募したのだが、冬の星々に送った1本は二次選考を通過できず…。
ということでほかの5本もあわせてここに載せようと思う。

一次選考を通過したものは上のサイトに載っています。(増田正二名義)

「祖母の推し活」(テーマ「天」)

定員オーバーだったらしく天国から祖母が帰って来た。「地獄なら悪いことしたら行けるんじゃない?」とアドバイスすると「だったら」と推しのライブを見に行くことになった。先に亡くなった祖父に悪いと思って我慢していたようだ。祖母と並んで団扇を振る。この黄色い歓声が祖父に届かなきゃいいけど。

「今度、生まれ変わったら」(テーマ「天)」

天ぷらになった私は彼に食べられるのを楽しみに待っている。醤油・ウスター・タルタル。彼は少し迷ってタルタルをチョイス。「タルタルだけは止めて!」と叫びたかったのに遅かった。彼は私を一口かじると「げっ? 玉ねぎかよ……」と放り出す。今度生まれ変わる時はイカフライになれますように。

「彼女のハートの意味」(冬のメル恋)

初めて彼女からのメールにハートの絵文字が付いた。だけどなぜか色は緑。ここで「緑のハートってどういう意味?」と返すのは彼女の思うツボな気がする。君も悩めばいいと、青のハートを付けたら「欧米だと青ってエッチなイメージなんだよ」と返って来た。……やっぱり彼女の方が一枚上手のようだ。

「そんなことはどうでもいい」(冬のメル恋)

「月が奇麗ですね」と送ったら漱石オタクの彼から「それは逸話で」云々と返ってきた。漱石が「I love youを月が奇麗ですね」と訳した事実はないみたい。ってそんなのはどうでもよくて「それでも月は奇麗ですね!」と送ると「僕もそう思う……」と返ってきた。うんうん、それでいいのよ。

「変わらない未来」(冬のメル恋)

あの時、出せなかったメールは今も下書きのフォルダに眠ったまま……。もし私にほんの少しの勇気があれば未来は変わっていたかもしれない。「確かにこのポエミーさは受け止められなかったかも。俺から告白して良かったよ」。とは言うけど、もし送っても今と同じ笑顔で受け取ってくれたんだろうな。

以上。
星々には何回か送ってるけど、もうちょっとファンタジーというか余韻の残る作品の方が評価されやすいように感じた。
140字の中で「何を語らないか」が大事そう。


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