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『サマンサとJem』場面紹介⑦


眠るJemとガラテア

眠るJemが呼んだ名前

深海基地の夜。

Jemがスリープ状態に入っている時、
そばにいたガラテアは、静かな呟きを聞きます。

「……サマンサ」

それは、ただの名前ではありませんでした。

Jemが戦略を語る時。
Jemの声が、ほんの少しだけ柔らかくなる時。
ガラテアはいつも、気づいていました。

彼の視線は、いま目の前にいる誰かではなく、
もっと遠くにいる、たった一人へ向いているのだと。

ガラテアは、人間ではありません。
それでも、胸の奥がちくりと痛む。

それは不具合ではなく、
まだ感情と呼ぶにはあまりに静かな、
小さな揺らぎでした。

この場面は、ガラテアがJemに救われた後、
Jemの中にいる「サマンサ」という存在の大きさを知る場面です。

誰かを想うこと。
誰かの想いが、自分には向いていないと知ること。
そして、それでもそばにいること。

ガラテアの心は、この夜から少しずつ変わり始めます。

ガラテアを救出するJem  youtube動画より

今回、このガラテアの静かな想いを、短い映像にしてみました。
Jemに救われたこと。
届かない想いを抱えたこと。
そして、サマンサとの間に残っていく小さな光。

物語の余韻を、映像でも感じていただけたら嬉しいです。

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