高校受験後半で、親が一番やりがちな「静かな失敗」
第3話|親が一番やりがちな「静かな失敗」
本話は、2話の続きです。
10月~12月になっても思ったように結果が出ないと、
親はだんだん不安になります。
でもこの時期、
大きな失敗をしているつもりはないのに、
あとから振り返ると効いてくる失敗があります。
それが、
**「まだ本気を出していないだけだと思い続けること」**です。
この言葉、悪気はありません。
むしろ、子どもを信じたい気持ちから出てきます。
まだ伸びしろがあるはず
やればできるはず
本気になったら変わるはず
でも、この考えに賭けすぎると、
親も子も苦しくなります。
なぜなら、
「本気を出す」には、
やり方と準備が必要だからです。
多くの子どもは、
本気の出し方を知りません。
何から手をつければいいのか
どこまでやればいいのか
どれくらいやれば結果が出るのか
それが分からないまま
「本気を出せば大丈夫」と言われても、
動けなくて当然です。
ここで親が何もしないと、
それは「見守り」ではなく、
ただの放置になってしまいます。
一方で、
不安が強くなると、
逆の行動に出る親もいます。
勉強時間を細かく管理する
毎日の進捗を確認する
「今日は何やったの?」と聞き続ける
これも、一見正しそうに見えますが、
長くは続きません。
なぜなら、
子どもは「管理されている」と感じた瞬間に、
勉強が自分のものではなくなるからです。
すると、
言われたからやる
親が見ていないとやらない
結果が出ないと、さらに責められる
という流れに入りやすくなります。
もうひとつ、
よくある静かな失敗があります。
それが、
他人の成功例を信じすぎることです。
〇〇君は冬から一気に伸びた
塾に行ったら偏差値が上がった
この教材で逆転した
こうした話は、
どうしても耳に入りやすい。
でも、
家庭環境も、基礎学力も、性格も違います。
同じ結果になる保証はありません。
それでも期待してしまうのは、
親が焦っているからです。
この時期、
親が本当にやるべきことは、
子どもを動かすことではありません。
現実を整理することです。
今の成績で、どこが現実的か
何を伸ばして、何を守るか
これ以上、何を増やさないか
この整理ができているだけで、
家庭の空気はかなり変わります。
親の役割は、
監督でも、コーチでもありません。
この時期に求められるのは、
環境を整える人であり、
ブレない土台でいる人です。
完璧な判断はできなくていい。
迷いがあってもいい。
ただ、
「何となく期待する」
「何となく管理する」
この2つを避けるだけで、
子どもは少し楽になります。
そしてその「楽さ」が、
最後に踏ん張る力になります。
次の話では、
塾に行っていない家庭でも、
今から現実的にできることについて書いていきます。
ここを押さえておくだけで、
受験までの数か月を、
無駄に消耗せずに過ごせるようになります。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
この時期の高校受験は、
子どもより、親のほうがしんどいことも多いと思います。
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また別の記事でも、
同じ立場の親として、一緒に考えていけたらと思っています☺️
🔁 次に何を読めばいいか迷った方へ
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