なぜ私はTileをやめてAirtag系に移行するか

ついこの間こんな話をNoteで公開しましたが。
私はTileからAirtag系キーファインダーに乗り換えつつあります。


ちなみに本稿では、「なくしたバッグをTileで追いかけた話」のネタバレが含まれています。よろしければ上記「なくしたバッグをTileで追いかけた話」をお読みいただけると幸いです。意外と、リアルタイムでのTileハンティング、しかも都内銀座周辺でのレビューは少ないので参考になるかと思います。

2010年代の初めぐらいから、Bluetoothを使ったキーファインダーというものがポツポツと出始めました。キーファインダーって、キーホルダーにつけておいて、鍵が部屋の中で見つかんなくなっちゃったら、遠隔でブザー鳴らして音を頼りに探し出す、って道具です。今でもよくAliexpressで「iTag」等といった名前で売られている洋梨型のキーファインダーで、いくつか買ってみたのですが、スマホのアプリのできの悪さからか一旦接続が切れると再接続ができず、まるで使い物になりませんでした。
ところが、2015年ごろに出現したTileは、スマホのBluetooth圏内にあれば確実に鳴らすことができるという意味で、初めてまともに使えるキーファインダーでした。少なくとも、「この部屋の何処かにあるはずなんだけどどこに入ってしまったかわからない」という状態を、一発で解決してくれる道具になりました。
ただ、当時でも1タグ3000円ぐらいして、しかも電池交換ができないという構造で、「本当になくすと困るもの」にしかつけられない、という意味ではまさに「キーファインダー」という名前にふさわしく、大事なキーフォルダーにつけるガジェットでした。
その後Tileは順調に進化して、電池交換式になったり、クレカサイズの超薄型TileSlimが発売されたりして、毎回新製品に飛びついてました。TileSilmはうちの家族全員がお財布に入れてました。

幸いにも荷物を紛失することは前回の記事までなかったので、家の中で大事なものが見つからない時のファインダーとしては活躍してくれていたものの、Tileには一つ大きな不満がありました。
Tileはなぜか反応が遅い。Tileは「tileを探す」ボタンを押してから、Tileが反応するまでに30秒~1分ほどかかるんです。確実に圏内にあるはずなのに、鳴らないこともあります。出かけようとして玄関に行って、カギが見つからなくてTileで探すとき、この時間はとてもつらい時間です。一方Airtag系は、圏内にあれば数秒で鳴り始めます。この差は意外と大きい。

ネットワークの弱さもTileの問題です。
Airtag出現まではTileは販売数の多さから、最大のTile検出ネットワークを構成していました。
Tileネットワークのおかげで、Tileのアプリを入れただれかのスマホが紛失したTileのそばを通ると、アプリがこっそりとTileのサーバーに「代々木八幡で見つかりました」と送信してくれるシステムになります。これが成立するためにはTileアプリがインストールされているスマホの数、すなわちネットワークサイズが一番のファクターになります。tileは正確な正確な販売数は公表してませんが おそらく日本で 100万個ぐらい売れてるらしく、そうすると130人に1人ぐらいはユーザーで、すなわちタイル探しネットワークのノードかな、って感じになります。

しかし、Airtag出現で一瞬でネットワークサイズが逆転されてしまいました。tileネットワークは、Tileを買ってくれた人がスマホにアプリを入れてくれて初めてネットワークの1ノードが追加されます。しかし、Airtagのネットワークは誰かがiPhoneを買うだけでノードが増えていく。これでは勝負になりません。私の自転車にTileとairtag系のtagを仕込んで自転車置き場においていますが、Airtag系は朝夕は30分に一回、昼間は2-3回の位置情報通知が来ますが、Tileは私が自転車置き場に行った時だけです。先日のバッグ追跡騒動も、Tileだったので位置情報が飛び飛びの、離散的情報になってましたが、Airtag系だったらもっとリニアに情報が追えて、早い段階で「Taxiかも」って気づいたと思います。

そして、決定的なのは。AppleがAirtagの規格を公開してしまったことにより、どこの会社でもAirtag規格のtagを作れるようになってしまい、tagの価格がメルトダウンしてしまったことです。

例えば、TileMateは2025年初頭でAmazonで3200円。Airtagはひとつ4059円とここだけ比較するとTileのほうが安い、と思われるかもしれませんが、TileMateは電池交換不可の3年寿命、Airtagは安価なCR2032を1年毎に交換すればずっと使えます。
さらに有名どころのAirtag互換品でみると、AnkerのEufyは電池交換可能で2990円、ブランドを選ばなければ2000円ぐらいからあります。
更に冒険してみると、中華系Aliexpressでは500円前後から出てます。
これでは早晩tileに未来はないのでは・・・・
と思うと実は落とし穴があります。
流石にAnkerのEufyのtagは大丈夫なのですが、他の互換Tagの中には、最初は正常に動作しているのですが、1ヶ月ぐらい経つとFindMyアプリからの呼び出しに反応しなくなるTagがいます。
呼び出しに答えて鳴らないtagは、使い物になりません。
私は、過去1年間にわたっていろいろなAirtag互換tagを買い集めましたが、結果、上記の1ヶ月テストに合格しているのは、AIYATO-L1というモデルのFirmware1.5.30以降だけです。
ほぼ1年間のテストを続けて確信をもったため、いよいよ私はこのAIYATO-L1のタグと、お財布用にはEufyのslimタイプに乗り換えることにしました。
たしかに、AIYATOは電池の減りも心なしか早い気がしますし、構造的にどう考えても防水ではなさそう。とはいえ、発見率が低いtagと高いtagでは、比較になりません。

家族のTileはまだ電池がたっぷり残っていたので、今回のバッグ無くした騒動では、まだ乗り換えてなかったのが悔やまれます。

通販サイトからだと、モデル名やFirmware Versionはなかなかわからないのでギャンブルになります。トライしてみる方は安いギャンブルだと思って、安いtagを色々買って試してみてください。Aiyato-L1以外の信用できるtagがあったら教えて下さい。この記事をアップデートして、情報共有します。

でも。tileには頑張って欲しい。ご近所さんに住んでたし、使い捨て(電池交換不可)タグ本社に持ってったら、その場でタイル交換プログラムしてくれたし。

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