【LTX-2】ちゃんと使える環境をゲットしませんか?
はじめに
この記事は、とにかくLTX-2を12~16GB VRAMのマシンで動かせるようにしようという記事の続きです。
今回の目的は「先日redditに投稿された使えるワークフローを動かす」こと。
前提としてローカル環境でComfyUIとComfyUI managerが最新版の状態で動作しており、LTX-2の基本的なワークフローで動画が生成できていることを想定しています。まだの方は
こちらを読んで先にセットアップしておきましょう。
今回の経緯
今回は先月末にphr00t_氏がredditに投稿したこちらの記事でのワークフローを動かします。先に話の経緯を書いていきます。
まず先月中旬にこちらのスレッドで「Wan2.2に比べるとLTX-2は劣っていて使えない」という例が示されました。
大まかに述べると、「そもそも既存のアニメーションではなくオリジナル作品が作れてこその動画生成AIにおいて、LTX-2はイラストなどから動かした際にWan2.2と比べて明らかに劣った動画しか生成できないし、そもそもインストールできていない人たちが多数いる」という感じ。
それに対してphr00t_氏が投稿したのが「使い方の問題じゃない?ただしそれはあなたたちのせいじゃない」という趣旨の先ほどの記事です。
要は公式の初期ワークフローがひどすぎて、本来のポテンシャルが発揮できていないという主張。実際動作させてみると、たとえばI2Vは指定した写真やイラストが静止画のままズームしたりスクロールしたりという為体。とてもではないけれど「使える」とは言いがたい状況です。
distilled VAEはリリースからしばらく間違っていて、最初に触れた大勢が最悪の第一印象を得てしまった上に、そのまま使ってる人がけっこういる
オーディオやビデオ用の「normalizing sampler」などの重要なノードが後になってこっそり追加された
などなど、なかなかとんでもない状況だったと。
そこでphr00t_氏は、彼の得た知見を全部投入して、マージされた蒸留モデルとワークフローを作成・無償で公開しました。
それを動かしてみようというのが今回の記事の経緯です。
実際の手順
マージモデルの設置
まずは
こちらのページからltx2-phr00tmerge-sfw-v5.safetensorsをダウンロードします。sfwディレクトリにあります。先ほどのredditでは、
なぜかうっかり()
nswf版を落としてうまく動かなかったとか書き込まれたメンバーが突っ込まれていましたw
たどるのが面倒な方はこちらからダウンロードできますが、マナーとしてモデルカードは読んでおきましょう。
テキストエンコーダーが前回のものと異なりfp8版を使っています。万全を期すならこちらもダウンロードしましょう。そのほかは前回記事で設置したものが流用できます。
ltx2-phr00tmerge-sfw-v5.safetensors → models\unet\LTX2\
gemma_3_12B_it_fp8_scaled.safetensors → models\text_encoders\LTX2/
ワークフローのダウンロード
ワークフローは先ほどの記事の本文にあるこちらを使います。ダウンロード先は後でComfyUIから開ける場所ならどこでもいいです。
ComfyUIでワークフローを開く
ComfyUIの起動後、Cメニューからたどるか、Ctrl+oショートカットでダウンロードしたワークフローを開くと、前回記事と同様にノードが足りない旨のエラーが出るかと思います(既にインストールしている人には出ません)。

ダイアログを閉じたらManagerを開き、Install Missing Custom Nodesをクリックします。


そして念のためconflictsをチェックしたらInstallをクリックし、必要に応じてバージョン選択を行ってSelect。これでいつも通りノードが追加されます。
あとはRestartすれば無事に読み込めるはずです。
最初の実行とモデル修正
最初の実行はわざとエラーを出させてセットアップ箇所を見つけるための手順です。多分これが一番手っ取り早い。
実行すると早速エラーダイアログが出ます

問題のあるノードが赤くハイライトされます。

モデル名の左右にあるアローで切り替えるか、モデル名をクリックしてプルダウンリストを出すなどし、該当するモデルを選びます


このように4ノード、計5カ所設定すればオーケーです。あとは「実行する」をクリックすれば生成が始まると思います。
注意点
このワークフローでは乱数のシードがfixedになっています。また、生成された動画はそのままではノード上でメニューを出して保存するしかなく、自動保存されません。そこで、ほんのわずかな筆者の作業として、ワークフローの乱数をrandomizeにし、ファイル名のプレフィクスが設定できるようにし、output/Video/以下に動画を保存するようにプチ改造したワークフローをつけておきます。
画像埋め込み型なので、jsonファイルと違ってComfyUIにドラッグアンドドロップすれば開きます。本当はphrOOt_氏提供のjsonファイルの代わりにこちらで開いちゃってもいいんですが…
おまけ
今回のワークフローで生成された動画を貼っておきます。筆者も開始画像と終了画像をアップしてプロンプトを適切に設定したところ、正しく動画が生成され音声も出来、動きも生まれました。たしかに使えるワークフローですね!
追記:
デフォルトのワークフローではなく、簡単な比較用の動画も作ってみました。
よろしければこちらの記事もどうぞ!
