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バケツ稲2026/5日で発芽する理由…“積算温度”のお話

こんにちは。
日々の暮らしで未来を変える!
家庭科力研究家 中村純子です。

今年のバケツ稲づくり、
静かにスタートしています。

4月15日に浸種した(水に漬けた)「種もみ」と「玄米」が、ちょうど5日目の4月20日に発芽しました。

「早い!」と思われるかもしれませんが、
実はこれ、ちゃんと理由があります。



■ 積算温度という考え方:

稲の発芽には、「積算温度」という目安があります。

まず、シンプルに言うと、
稲の発芽の積算温度(せきさんおんど)は約100℃

平均水温20℃ × 5日 = 100℃
つまり、5日で発芽するという考え方です。

<具体例>
・水温15℃ → 約6〜7日
・水温20℃ → 約5日
・水温25℃ → 約4日

温度(正確には水温)が高いほど早く、
低いほどゆっくりと発芽します。

つまり、
気温が低い3月ならば発芽まではゆっくり、
高くなる4月中旬になればやや早まり、
もっと暑い時期では数日で発芽する。

このように、自然のペースで進んでいきます。



■ 実際にやってみるとどうなる?:

今年は4月15日スタート。
日中は暖かく、水温も安定していたので
「そろそろかな」と思っていたら…
きっちり5日で発芽。

5日を過ぎると成長が著しい6日目の状態

こういう瞬間って、ちょっと感動します。
「ちゃんと自然は計算通りに動いてるんだな」と。



■ 今の状態「種もみ(もみ米)と玄米」:

今回の発芽の様子のレポートです。
先に芽を出したのは、
障害物である「もみ殻」を被っていない玄米の方。

「種もみ(もみ米)」は、少し出遅れますが、
もみ殻を破ったらあとは早い!
玄米と比べて見るとしっかり芽が出て、
芽の先端はかすかに薄緑色で、スッと伸びています。

稲の栄養となる胚乳(ミルクの部分)が、
もみ殻でしっかりと守られているから強いですよね、

発芽の後の成長スピードが違うのも、面白いところです。

特に今年は、我が家で収穫した稲穂の中から
選りすぐりの大粒の種もみを厳選したからかもしれません。

■ 種もみは、選抜してから:

今回使った種もみは、去年収穫した稲穂の中から
実がしっかり詰まった粒だけを選んだものです。

同じ稲穂でも、
よく見ると粒の大きさや充実度に差があります。

ほんのひと手間ですが、ここを意識するだけで、
その後の育ち方にも違いが出てきます。

種もみの選び方・選抜の様子はこちら↓



■ 大切なのは“日数”ではなく“温度”:

よく「何日で発芽しますか?」と聞かれますが、
正確には「温度(水温)次第」です。

寒い時期なら1週間以上かかることもあるし、
暖かければあっという間。

ここを理解しておくと

・焦らなくなる
・失敗だと思わなくなる

この2つが大きいです。



■ 家庭でできる、ちょっとした工夫:

バケツ稲作りの浸種した「種もみ・玄米」の扱いは、

・日中は暖かい場所に置く
・水を冷やしすぎない

これだけでも発芽スピードは変わります。

逆に「寒いのに早く芽を出そうとする」
これはちょっと無理がある。



■ やってみて分かること:

今回改めて感じたのは、
積算温度は“知識”じゃなくて“体感できるもの”だということ。

本で読んで終わりではなく、実際にやってみると
「あ、ほんとだ」と腑に落ちます。


■ バケツひとつで見える世界:

バケツ稲づくりは
・発芽
・成長
・収穫
すべてがコンパクトに詰まっています。

その中で、「温度と時間の関係」まで見えてくる。

これ、なかなか面白いです。

1週間が過ぎた4月23日 根も見えてきました



■ おわりに:

今年もまた、お米づくりが始まりました。

小学校での指導もあるので、
みんなに見せるための「見本作り」という部分もあわせ、全部ひっくるめて楽しみたいと思います。



日々の暮らしで未来を変える!
家庭科力研究家
中村純子


<追伸>
これまで何度もバケツ稲づくりを続けてきましたが、今年はさらに一歩進んで、
レンゲ草を育てたバケツを利用して、
「温度」「タイミング」「収穫量」の関係も
意識しながら検証しています。

昨年、3月スタートと8月スタートで結果が違ったように、同じ稲でも条件で、実りが変わる。

そのあたりも、また
少しずつお伝えしていきますね。



<書籍紹介・バケツ稲づくりの教科書>
『一粒のお米から、おむすび、
しめ縄作りまで!バケツ稲づくり』Booko出版

#創作大賞2026

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