さすらいのグルマン㉛ セブンイレブン元祖 鈴木敏文さんは永遠です
アメリカ発のコンビニエンスストアを世界のコンビニエンスストアに育て上げた鈴木敏文さんが旅立たれた。少し前にはイトーヨーカー堂創業者の伊藤雅俊さんも旅立ち日本の流通界の2人の巨星が居なくなった。岡田一族率いるイオンモールも日本支那の苦戦が続く中、時代の変わり目を感じさせる。
僕がアメリカン住んでいた時にはアメリカのサウスランド社がセブンイレブンを創業して朝7時から夜11時迄開ける便利な雑貨屋さんとしてフランチャイズを軸に1000店舗以上で展開していた。VICS等の咳キャンデイもあり、それなりに便利だったが、商品構成は日本のセブンと比べると貧相だった。
店で売って居たのは菓子パン、ドリップ済の不味いコーヒー、スムージーなどのドリンク、日用品、と言ったところで感動する商品構成では無かった。スムージーマシンを卸していたのが、マクドナルドの創業者レイクロックだった。そして鈴木敏文さんがイトーヨーカ堂1部門として築地で1号店出店。
その後、鈴木さんらしい木目細やかなマーケテイング戦略で本業の衰退と反比例してセブンイレブンは会社の屋台骨になった。パリパリ海苔おにぎり、おでん、サラダ、プレミアムシリーズと、常に他社に先駆けて、顧客目線で新商品を投入し、ローソン、ファミマ, ミニストップらを圧倒して急成長。
アメリカのサウスランド社を日本の鈴木敏文会長率いるセブンアイホールデイングスが20数年前に買収して馬鹿臭い名義料の支払いも終了。アメリカ発のアイデアを花咲かせ鈴木敏文会長率いる日本が世界のコンビニのリーダーになった。タイや韓国でもセブンイレブンを目にする文化革命が起こった。
さて、セブンアイホールデイングスのオーナーは伊藤家で、オーナーの支配が及ばない鈴木敏文さんは本家にお気に入りの井坂さんに取って代わられ追い出されてしまった。その後は上げ底弁当の悪評や新製品導入の失敗などでセブンイレブンは急降下。ファミマやローソンに追撃されたままで苦戦中。
アメリカのコンビニ市場は荒れっぱなしだ。安全な地域であれば落ち着いて商売も出来る。危険地域だと万引きし放題で、店員は防弾ガラスに守られて商売が出来ない。ロス率が10%と目を覆いたくなる店舗も多い。バイデン時代に箍が緩んだダウンタウンでは万引きでは逮捕拘留も出来ない体たらく。
カナダのコングロマリットに買収を持ちかけられるなど落ち目のセブンイレブンは嵐メンバーを使っても顧客離れは止まらないだろう。リーダーによって会社の成績がこれ程変わるのかと驚かされる。お客様は正直で敏感だ。イヤラシイ下心は許してくれない。プレミアム商品の時代が懐かしい。合掌
