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案件が増えたらええなぁで始めたnote。1年続けてみたらご縁が増えていました。

「こんなニッチなテーマでいつまで書けるんかな?」

noteを始めた頃の僕がいちばん自分に思っていたことです。

外国人材。
特定技能。
登録支援機関。
外国人留学生。
日本語教育。
しかも制度の説明だけやなくて現場の話、採用の話、定着の話、支援する側の葛藤まで含めたわりと実務ど真ん中の内容。

我ながらようこんな狭いテーマで始めたなと思います。
もっと広く読まれやすいテーマいくらでもあるやろと。

ビジネス、習慣化、自己啓発、恋愛、人生論とか。
……いや、急に僕がそのへんを書き出したら、
それはそれで事故なんですけど。笑

そんなニッチなテーマで1年間、
気づけば100本以上も書いてこられたのは、
間違いなく読んでくださった皆さまのおかげです。

スキをくださった方。
フォローしてくださった方。
コメントをくださった方。
記事を紹介してくださった方。
マガジンに入れてくださった方。
いじってくださった方も含めて。笑

ほんまにありがとうございます。

最初はそんな立派な話じゃなかった

最初の目的は仕事に良い影響があればええなくらいの気持ちでした。
もしかしたら企業さんとのご縁が増えるかも。
案件につながればそれはそれでありがたい。
そんな邪な思いがありました。

正直、綺麗ごとだけで始めたわけではありません。

でもやってみて分かったんです。
仕事が増えたというより増えたのはご縁でした。

読んでくださる方。
反応を返してくださる方。
考え方に共感してくださる方。
オンラインでつながって実際にお会いできた方。
その中から仕事としてご一緒するようになった方。

この流れを経験して思ったんです。
ニッチな分野やから届かへんのやなくて、
ニッチやからこそ深く届く相手がいたんやなと。

発信っていきなり成果を取りにいくものやなくて、
先に人となりが伝わってから信頼が積み上がるものなんやなと。

ネタ切れすると思ってた。

始める前はほんまに思ってました。

制度の話なんてそのうち書くことなくなるやろ。
登録支援機関の実務なんてそんなに何本も広がらんやろ。
外国人材の話も似たようなことの繰り返しになるんちゃうか。

逆でした。

制度のこと。
現場で起きるズレ。
企業さんの悩み。
外国人材の不安。
日本語教育の難しさ。
採用の入口で生まれるミスマッチ。
定着の前から始まっている離職の予兆。
支援する側の葛藤。
この業界で感じる違和感。
それでも現場で踏ん張っている人の話。

書けば書くほどテーマは出てきました。

理由はシンプルでこの分野って制度だけの話やないからです。
その向こうに毎回ちゃんと人がおる。

無機質に見える制度にも支援者の生活がある。
採用の話にも双方に不安がある。
定着の話にも感情がある。
支援の話にも見えにくい苦労がある。
現場で起きるズレって制度だけの問題やなくて
言葉と理解のすれ違いから始まることもほんまに多いんです。
そう思うたびに日本語教育の役割の大きさを感じました。

ネタが尽きるどころか、
まだまだ言葉にできてへんこといっぱいあると思うようになりました。

出し惜しみしないと決めていた

この1年間で自分なりに意識してきたことがあります。
それは出せるものは出し惜しみしないこと。

個人で積み上げてきたノウハウ。
弊社クリエとしての取り組み方。
現場を見てきたからこそ話せること。
付き合いのあるパートナーさんから学んだこと。
支援側の定着率を上げるための仕組み。
他の登録支援機関があまり表に出していないような実務のリアル。

もちろん何でもかんでも出せばええわけではありません。
守るべき情報もあるし配慮が必要なこともある。
そこは大前提です。

そのうえで出せることまで閉じる必要はないと思ってきました。

誰かが先に悩んだこと。
誰かが先に失敗したこと。
誰かが先に現場でしんどい思いをしたこと。
そういう経験が次の誰かの助けになるなら外に出す意味はある。

僕なりに出し惜しみせずに書いてきました。

一時期は記事を有料にしようかと考えたこともあります。
メンバーシップみたいな形も頭をよぎりました。
少しでも会社の収益につながればという現実的な気持ちもありました。

そのたびに自分の中で引っかかるものがありました。

マネタイズすることが悪いわけやない。
むしろ健全な形になることもある。
それは今もそう思っています。

ただ今の僕にとってはまだそこではなかったんです。

それよりも「この人なんか信用できる。ちゃんと現場を見てるな。」
そう感じてもらえることのほうが大事やったんです。

正直、何回もビビりました

この外国人領域の業界には、
noteで発信されている方も含めてすごい方がたくさんいてます。

知識も経験も実績も知名度もある諸先輩方。
noteだけでなくYouTubeなどで発信されている影響力のある企業さん。

外国人領域の同業者として見ても
「その言語化うまいな」と思う方。
「その切り口、悔しいけどええな」と思う方。

そんな中で僕みたいな知名度もまだまだの登録支援機関の担当者があれこれ書くわけです。

そら思いますよ。

僕みたいなんが偉そうに言うてええんかな。
なんやこいつ、と思われへんかな。
もっと実績ある人が言うなら分かるけど、
お前が言うなよ、とか思われへんかなとか。

不安がなかったと言うたら嘘になります。

それでも折れずに書いてこられたのは、
読んでくださる方の反応があったからです。

スキがつく。
コメントをいただく。
マガジン追加や記事を紹介してもらえる。
実際に読んでますよと言っていただける。
たまにちょっといじられる。笑

こういう一つひとつが思っていた以上に支えになっていました。

僕には派手な実績はありません

年商何億円とか、支援者数何千人とか、
求人数何百件とか、人材登録者数何万人とか、
そういう立派で分かりやすい看板があるわけではありません。

すごいシステムや設備があるわけでもない。
全国展開できる資金や人員があるわけでもない。
AIで何でも解決!みたいな華やかさがあるわけでもない。
成功者ですと胸を張れるほど完成された立場でもない。

どちらかというとめちゃくちゃ属人的です。
営業も支援も教育も全てが泥くさいです。
人と会って、話して、悩んで、調整して、また動く。
いまだに現場で汗かいています。

それを恥ずかしいとも思っていません。

この仕事って最後は人なんやと思っています。
制度だけでも回らへん。
仕組みだけでも回らへん。
効率だけでも拾いきれへん。

最後に問われるのは誰が向き合うか。
どこまで想像できるか。どこまで伴走するか。

泥くさいことも、属人的なことも、
僕の強みの一部なんやと思っています。

ご縁のほうが増えていきました

この1年でたくさんの出会いがありました。

オンラインでも。
オフラインでも。
仕事としてご一緒する形でも。
ゆるやかに近況をやり取りする関係でも。
記事を通して考え方に共感し合う形でも。

九分九厘、ほんまにありがたいご縁でした。

同じ感覚を持っている方。
ほど良い距離感で関わってくださる方。
この業界を雑に扱わない方。
人を数だけで見ない方。
現場で起きることに想像力を持てる方。

そういう方とつながれたことはこの1年の大きな財産です。

……一厘だけはいましたけどね。
この人、ほんまに情報だけ欲しいんやなみたいな方も。笑

でも僕はそれも嫌いやないんです。

もちろん理想はギブアンドテイクかもしれません。
でも僕みたいな人間から何か持って帰れるかもと思ってもらえたなら、
それはそれでありがたい。
妙な言い方ですけど「僕も価値あるんや」みたいな。
どんな前向きさやねん。笑

この1年で変わったのは

始めた頃は仕事につながればええな、と思っていました。
今の僕は少し違うことを考えています。

同じように悩んでいる人が少し楽になったらええな。
現場で踏ん張っている人の感覚を言葉にできたらええな。
この業界でまじめにやってる人たちとつながっていけたらええな。
そんなふうに思うようになりました。
気づけば始めた頃は想像していなかったご縁をいただいていました。

嫉妬もした、救われもしました

この1年で外国人領域の方の発信もたくさん読ませていただきました。

普通に何度も嫉妬しました…。
その切り口、うまいなぁ。
その表現、悔しいけどめっちゃ伝わるなぁ。
この人、知識あるなぁ。ちゃんと読ませるなぁ。

何回も思いました。刺激も受けました。

この業界をそれぞれの場所からちゃんとした言葉で残そうとしている人がいる。その存在はやっぱり励みになります。

一方で更新が止まってしまった方を見ると、
少し寂しい気持ちにもなりました。
「あの人の記事、好きやったのに…最近全然更新ないな。」
そんなふうに思うこともありました。

続けるって簡単やないんやと思います。
この1年続けられたことを自分で認めてもええかなとも思っています。

ひとつ形にしてみました

この1年で僕が書くことも続けてきましたが、
同時にこの領域で書いている方の記事にもたくさん励まされてきました。
中には更新が止まってしまい寂しく感じたこともあります。

せっかく出会えた良い記事やこれからこの分野に触れる方にも読んでほしい記事がある。自分のだけやなくてこの領域でちゃんと考えている人たちの言葉に出会える入口があったらええな。
そんな気持ちから無料マガジンを作ってみました。

その無料マガジンに「外国人材の現場と言葉」という名前をつけました。

制度説明だけやなくて現場で起きていること、そこで交わされている言葉。
そのすれ違いも含めたリアルをそのまま残していきたいと思ってこの名前にしました。

テーマもかなり絞っています。
外国人材
特定技能
技人国
技能実習・育成就労
外国人留学生
日本語教育に関連するものだけ。

はい、見事なくらいニッチです。笑

でもこのニッチさをブラさずに続けることで必要な言葉や視点があると思っています。この外国人領域でちゃんと考えている人と言葉が見つかる場所。
それぞれの立場で支えている人の言葉にも出会える場にしていけたらと思っています。そんなマガジンとしてゆるやかに育てていけたら嬉しいです。

同じようにこの分野を大事にしている方の記事や視点があれば、
これからもつながっていけたら嬉しいです。

1年目の現場より

この1年、読んでくださって本当にありがとうございました。

派手なことは言えません。
成功者でもありません。
まだまだ道半ばです。
道半ばやからこそ書けることがあるとも思っています。

完成された人の言葉やなくて今まさに現場で悩みながら、迷いながら、それでも前に進もうとしている人間の言葉としてこれからも書いていきたいです。

もしこの発信を通して、同じようにこの領域で踏ん張っている方とつながれたり、少しでも考えるきっかけを届けられたり、こんな僕と話してみたいと思っていただけたりしたら、こんなに嬉しいことはありません。
どこかで重なることがあれば気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。

これからも背伸びしすぎず、でも手は抜かず。
外国人材の現場のリアルと少しの笑いと誠実さを持って積み上げていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

──外国人材、現場からは以上です。


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外国人材、現場からは以上です。|柏手真治 note 共感いただけた方は、応援いただけると嬉しいです。現場のリアルを伝える原動力として、大切に活用します!