万博公園│太陽の塔とみんぱく
大阪旅行の際、万博公園を訪れました。京都に長く住んでいたことがあり、関西圏はいろいろ行ったつもりでしたが初めての訪問。圧倒されっぱなしの一日となりました。
● 罪を背負った「太陽の塔」
目に入った瞬間、言葉にできない驚きや迫力でありきたりに「わー」という声しか出せず。と同時に、新卒で働いた会社が辛すぎて岡本太郎のすべてを壊すような強い言葉に勇気づけられた日々を思い出しました。


遠くからでも感じる存在感の強さに加え、近づくと印象がコロコロ変わります。ほほえみ・苦しみ・プレッシャー。少しの角度の違いで様々な感情が読み取れます。

そして後ろの黒い太陽。明るく前を向いていても、今までやってきたことからは逃れられない。それを忘れないように入れられた罪の烙印。私にはそのように見えました。
(ご本人の解説とともにたくさんの人が語りつくしている作品だとは思いますが五感で感じたままを言葉にしてみました)
● 地球一周分の情報量「みんぱく」
太陽の塔を過ぎ、奥へ進むと国立民族学博物館、通称「みんぱく」があります。世界一周旅行を凝縮したような、あまりに濃密な展示空間。一度では到底消化しきれない、知的好奇心を揺さぶられ続ける『終わらない旅』のような博物館です。

地域ごとに、衣・食・住など人の生活にまつわる歴史・文化にかかわる展示品が所狭しと並んでいます。
例えば、宗教そのものというよりも「信仰心」をどう生活に取り入れ表現してきたか?だったり、民族衣装という目線だけでなく生活必需品としての身の回り品のバリエーションであったり。モンゴルのゲル(2つも!)や祭りの神輿のような大きなものもダイナミックに展示されています。

ユーモアがかわいい

アフリカンプリントはヨーロッパからの逆輸入から始まったと知り驚きました

繊細さに目を奪われます


現代のファッションインスピレーションになっているものもありますね

近くを歩いていた小学生くらいの子が「何度来ても飽きないけど、最初に何見てたか忘れる」と言っていて、あまりに同じ感想で笑ってしまいました。
ウズベキスタンに行ってから、民族衣装や工芸品全般に興味が沸き、今回「みんぱく」に足を運びました。世界をまるごと手に入れたいとでもいうような、アンビシャスなこの博物館に圧倒されながら、逆に「民俗学」や「文化人類学」そのものについての疑問が湧きました。何のために研究するのか。何のために収集するのか。その先に何があるのか。たくさんの答えがすでにこの世にはあると思うのですが、私なりの答えを言葉にできるように興味を持ち続けていきたいと思っています。

ゆっくりと想いに耽ることもできます
● 光り輝くふつうの休日
万博公園を訪れた時は梅が満開でした。
花を愛で、天気の良い休日を楽しむ人々がたくさん。
この光景に名前を付けるなら「平和」だなと。

「みんぱく」がここにある必然なのかもしれません。
是非、みんぱく訪れてみてください!
