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【 月曜日に負けそうな朝 】──利用者さんのひと言に救われた介護職員の話──【 認知症 / 介護 / 家族 / エッセイ / 4コマ漫画 / AIイラスト / 画像生成AI / 創作日記 】

月曜日の朝は、それだけで少し心が重くなることがあります。
けれど、そんな気持ちは、誰かの何気ないひと言でふっとほどけることもあります。
これは、介護の現場で生まれた小さな会話のお話です。

4コマまんが 介護編#159


🌿 月曜日に勝つ方法は、意外とシンプルだった

「はぁ……月曜日か。」

休日明けの朝、ついそんなため息が出てしまうことがあります。

体は職場に来ていても、気持ちはまだ週末に置いてきたまま。
やることはたくさんあるのに、なかなかエンジンがかからない。

このマンガに登場する介護職員も、まさにそんな月曜日を迎えていました。

そんな職員の表情を見た利用者さんが、少しお茶目に声をかけます。

「そんな顔してると、月曜日が勝っちゃうよ?」

月曜日が勝つ。

不思議な言葉ですが、だからこそ心に残ります。


「月曜日」は、本当の敵ではない

私たちは無意識のうちに、月曜日を少し特別なものにしています。

「また一週間が始まる」
「忙しくなりそう」
「休みが終わってしまった」

まだ何も起きていないのに、月曜日というだけで気持ちを重くしてしまうことがあります。

けれど、本当に私たちを疲れさせているのは、月曜日そのものではありません。

「今日はきっと大変だ」と、先回りして身構えてしまう気持ちなのかもしれません。

利用者さんの「月曜日が勝っちゃうよ?」という言葉は、そんな思い込みを、やさしく笑いに変えてくれます。

正論で励ますのではなく、少しだけ見方を変えてくれる。
そこに、この言葉の温かさがあります。


先に笑った人の勝ち

職員が「月曜日が勝つ?」と聞き返すと、利用者さんはこう答えます。

「先に笑った人の勝ち!」

この言葉には、人生を少し楽にする知恵が詰まっています。

状況をすぐに変えることはできなくても、その状況をどんな気持ちで受け止めるかは、自分で選べる

忙しい一日は変わらないかもしれません。
予定も仕事も減らないかもしれません。

それでも、最初にひとつ笑うだけで、心の向きは少し変わります。

眉間に力を入れて始める一日と、誰かと笑って始める一日。
同じ月曜日でも、その景色はきっと違って見えるはずです。


元気は、与える側だけが持っているものではない

介護や福祉の現場では、職員が利用者さんを支える側だと思われがちです。

もちろん、日々の生活を支援することは職員の大切な役割です。

けれど実際の現場では、職員のほうが利用者さんの言葉に救われることも少なくありません。

何気ないひと言。
さりげない笑顔。
長い人生を歩んできたからこその、力の抜けた励まし。

支える人と支えられる人は、いつも一方通行ではない。

互いに笑い、互いに元気をもらいながら、一日を過ごしているのです。

このマンガが描いているのは、そんな介護現場の自然で温かな関係です。


☀️ 笑顔は、心に効く小さな特効薬

最後に職員は、晴れやかな表情で言います。

「よし、月曜日より先に笑います!」

月曜日をなくすことはできません。
忙しさをすべて消すこともできません。

それでも、月曜日より先に笑うことはできます。

少し疲れている朝こそ、誰かに笑顔であいさつをする。
鏡を見て、口角を少し上げてみる。
くだらないことで、ひとつ笑ってみる。

その小さな行動が、重かった心をそっと動かしてくれます。

笑顔は、すべてを解決する魔法ではありません。
けれど、一歩を踏み出すための、小さな特効薬にはなります。

今週の月曜日は、月曜日に気圧される前に。

こちらから先に、笑ってしまいましょう。


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