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20字を書く仕事が、こんなにも怖いだなんて。

この半年間続いてきたあるプロジェクトがいよいよ大詰めで、この1週間、私はほんとうにじたばたかっこ悪く、もがいていました。

私の通常のインタビューライターの仕事は、2000~3000字ほどの文章で表現することが多く、クライアントに提案したあとに、要望に応じて微修正し、完成させます。

それに対してこのプロジェクトの最終納品は、20字程度のステイトメント+数行のボディコピー。

半年間、たくさん話を聞き、クライアントと一緒に考え、私もコピーライティングについて学び、練習を積み重ねてきましたが、いざ、最後にこれまでをすべて反映させて書こうとしている今、その難しさに震えています。

誰かの何かを伝える長文は、分かりやすく、文章の温度感を間違えず、取りこぼしなく伝えることが大切で、WEBが主流になった今、文字制限も、ないに等しい。
2000字が2100字になったって、そんなに大したことじゃないことがほとんどです。

それに対して、短いコピーは、15字と20字では全然印象が違うし、16字と17字でさえも違う。
そして長文のように「ちょっとここはカットして、あの部分、追記してもらえますか?」なんて修正は、不可能で。
この単語がダメなら、もう、この言葉を見つけた考え方そのもの、見ている世界ごと見直さないといけないのです。
なんせ、覚悟が必要なのです。

恐ろしい世界です。

そういえば、今のプロジェクトが始まる前、こんなnoteを書いていました。

このときは「憧れる」なんて、幼稚園児のような言葉で表現していましたが、今の私と対話してごらん、って言いたくなります。

憧れる、なんて柔な言葉使ってるんじゃないよ。
底なし沼の、恐ろしい世界だよ。

一方で、こんなにひとつの仕事に没頭してもがいたのも久しぶりで、生きてるな、という感じがしたのも事実です。

これまでの何十時間もの記録を見返す。
寝る間を惜しんで言葉を探す。
何かヒントがないかと映画や音声や店頭や日常生活、すべてにアンテナを張り巡らせる。
自分の考え方のスタートから間違っていたのか?と絶望する。
自分が書けない現実から目をそらさず、もっともっともっともっと、と体内で炎を燃やす。
落ち込んでいる暇はない。

提案する1分前まで、最高の言葉を探し続けるのです。
やるしか、ないのです。


ココロ ツムグ研究所かげいろは、栃木県宇都宮市で「丁寧に紡いだストーリーで人との距離を縮める」をMissionとして取材・執筆活動をしています。
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